
英語力ゼロでワーキングホリデー(ワーホリ)して英語は伸びるのか?
日本で何年も英語を勉強したのに話せるようになっておらずそれが海外で英語を勉強すれば話せるようになるのか不安だった。かと言ってどうしたら良いかわからず「行けば何とかなるはず」で出発した。
英語で会話できないと現地で悩んだり後悔するとは日本ではピンとこなかった。
目次
英語力ゼロでワーキングホリデー!で現地ですぐ後悔
日本からカナダ行きの飛行機に乗り、約8時間後。
英語は自分的には勉強した「つもり」だったが、実際のネイティブの英語は早すぎて聞き取れないし、自分の英語も「カタカナ英語」すぎて理解してもらえない。
英語がまったく話せない状態でワーホリを始めたことを後悔したが、もう後の祭りだった。
英語話せないままワーホリは辛い
ワーホリ前は
実際問題、当時は「英語圏の国」にいても英語が全然話せない自分にできることなんて、
英語の勉強しかない・・
というか今は学校に行くしか自分にできることなんてない・・
と思った。
日本からカナダに行くとき、私には
ワーホリで海外にいても現地で英語が話せないということは、私にとってイコール、したいことがあってもできない状態。
だから
まずは英語が話せるようになることに集中しよう!
と思い、自分も「みんな」がするように語学学校(ESL)に3ヶ月通うようになった。
ワーホリで3ヶ月時点の英語の状況
学校に行くしか自分にできることがない
で学校に通うことに決めた私だったが、3ヶ月後、卒業する時に持っていたものは、
・・それだけだった。
「カナダで英語を使って仕事をする」どころか、無償で働くボランティアさえ、英語でスタッフとコミュニケーションをとることができず、すぐにクビになった。
ワーホリ前に読んでいた「体験談」と同じ道をたどった
カナダに行く前読んでいたワーホリ経験者のブログにはよく、語学学校に通うことが当たり前のように書いてあった。
なおかつ、習う内容は日本でずっとやってきたように教材を使って「単語や文法やイディオムの暗記」がメイン。
だから感想としては、
たしかに語学学校の「中」であれば、
けど授業中もペラペラ喋る南米やヨーロッパ、メキシコなどからの留学生とは仲良くなれない。
学校の「外」で出会うネイティブともまるで話が続かない。
続かないどころか、見下されたような態度を取られたり、
カフェで注文していても、なぜか冷たくあしらわれたり・・。
海外で語学学校に通って英語を勉強しても、内容自体は日本の学校の英語の授業と変わらない。
クラスメートが10~15人もいる①グループレッスンだから授業内で話すチャンスはなかなかなく、大半の時間は先生の講義を②リスニングし、教材を使って③単語や文法を暗記する「①+②+③=日本式の英語学習」で、違うのは授業が全て英語で進むということくらいだった。

だから3ヶ月やそれ以上学校に通っても、英語が「思ったほど話せない」と悩んでいる人にたくさん出会った。
「海外で英語を勉強しても話せるようにならないなんて信じられない」と思う人は、ぜひ「ワーホリ 失敗」や「留学 失敗」でググってみてほしい。
それに英語圏の国で英語ができずにみじめな思いをするのも「いい加減どうにかしたい」と思っていた。
悩んでいたところ、知り合いから「マンツーマンで英語を教えている先生がいる」と聞き、体験レッスンを受けた。
そこで英語を「暗記する」のではなく、「経験する中で英語に慣れていく方法」を習うようになり、ネイティブとも会話が楽しめたり、英語を話すと褒められたりするようになっていった。
それまで漠然としていた「カナダでしてみたいこと」がだんだんと現実味を帯びていくのが自分でもわかった。
私がカナダでワーホリ留学中にマンツーマンレッスンで英語を習った先生は、オーストラリアのメルボルン大学でLinguistic Science(言語教育科学)という学問を修め、言語学の2つの学位を取得した英語学習の専門家で、
①Applied Linguistic Science with the specialty of Methodology of Teaching Foreigner Languages (応用言語教育科学 外国語教育方法論):母国語と同等か、それに近いレベルに短期間で外国語でも到達するための教育法。 ②Psycho-Linguistic(心理言語学):人がとくに新しい言語を習得する際の心理的葛藤(カルチャーショックやホームシックなど)や、言語の認知処理等、言語と心理的な側面を結びつきを研究する学問。 |
大学で学んだことを基に、通常はカナダやアメリカなどの主に多民族国家で、子どもを対象に行われているイマージョン・プログラム(Wikipedia)を応用して「大人が短期間で外国語を習得するための学習法」を開発し、教えている。
だからこの英語の勉強の仕方は、先生のレッスン以外では学ぶことができず、レッスンは「暗記なし・教材なし・宿題なし」で英語を「経験」して「慣れ」ながらスピーキングを伸ばすことにフォーカスした内容になっていた。
例えば、カナダやアメリカ、南米などを先生も同行して旅行(言語冒険旅行)するコースなどもあった。
・英語の暗記(インプット)ではなく「話すこと(アウトプット)を重視した英語学習プログラム」
と
・ワーキングホリデーや留学の「サポート」
が1つになった『留学エージェント』をカナダに設立。
先生自身は英語・日本語・中国語・スペイン語・ロシア語・ポーランド語の6カ国語を話すマルチリンガルで、母国語である英語以外はすべて自身が確立した学習法を使って習得したということだった。
また大学時代に文部科学省奨学金留学生として筑波大学で交換留学していたこともあるため日本の文化にもかなり詳しく、大学卒業後に早稲田大学や東京外国語大学で言語教育の講演をしたこともあるらしい。

さらに当時は先生が1人だけで教えていたが、今は複数の先生方がいて、「先生1人・生徒1人のマンツーマンレッスン」どころか、「先生3人・生徒1人のレッスン(何人もの生徒に1人の先生がつく「グループレッスン」とは真逆!)」が受けられるようになっている。
だから私は帰国後、英語「で」勉強することはあっても、英語「を」勉強したことはない。
それでも帰国してしばらくして受けたTOEICではほぼ満点の970点が取れた。
海外で「ワーホリの定番プラン」をしたい人?
私が知る限り、最初から
- 海外に着いたらまず3ヶ月くらい英語を勉強。
- レストランやカフェでバイト。
- 日本人の友達同士で旅行。
- とはいえたった1年で英語が話せるようになるのは相当「難しい」ので、「せめて」TOEICは…ということで、帰国前の1~2ヶ月また「勉強」してTOEICを受験。
- 帰国。
そして現地でまず「語学学校に通う」という所から始めるがために、期せずして「ワーホリの定番プラン」をたどることになってしまう。
すでに「ワーホリの定番プラン」の①を進んでいた自分もだから、そのまま行けば最後の⑤まで一直線に進んでいったことだろうと、今となっては思う。
まとめ
英語力ゼロで「ワーキングホリデーに行くこと」自体は、全く難しくない。
だけどそれで現地で悩んだり、後悔することになるということは、日本にいる間にはピンとこない。
さらに海外で英語を勉強しても、そこでする勉強が
逆に「勉強の方法」さえ変えれば、「ワーホリに行く前」・「日本にいる間」に英語を上達させることも難しくないし、現地でも生活する中で自然に英語を伸ばして行くことができる。
私がカナダで受けていたマンツーマンレッスンは、私がワーホリ留学していた5年ほど前には先生が1人だけで教えておられましたが、現在は「英語学習」と「ワーホリや留学のサポート」が1つになった『留学エージェント』をカナダに設立され、「留学やワーホリで海外生活をするのに英語に自信がない方」、または「すでに留学やワーホリをしているけれど英語に自信がもてない方」を助けるためのレッスン(「Rescue English」プログラム)をしておられます。
そのため今は先生の他にも日本人カウンセラーさんや複数の先生方がおられ、レッスンを受けられる場所もカナダだけでなく、オーストラリア(シドニー)やフィリピン(セブ島)、またSkypeを使って世界中どこからでも受けられるようになっています。
詳しくは下の記事をご参照ください。
