
何カ国もワーホリしてるのに「仕事が見つからない・決まらない・働くにも面接を受けるとダメ」と嘆く人にカナダで何人も出会った。
話を聞くとバンクーバー・トロント・カルガリー(カナダ)であれオーストラリアであれイギリスであれニュージーランドであれ仕事が「簡単に決まる人」と「決まらない人」の間には違いがあった。
目次
ワーホリで仕事見つからないから移動、は得策?
友だちの友だちの日本人女性の話。
その人はある年の夏の終わりにバンクーバーに到着し、ワーホリを開始した。
はじめの2ヶ月は語学学校に通い、同時に「日本食レストラン(ジャパレス)」で働き始めた。
バンクーバーのローカルのカフェで働きたかったので、語学学校を卒業する頃から何軒かのカフェにレジュメを持って行ったが、カフェで働くことはできなかった。
バンクーバーで仕事見つけるのは難しい。
私、引っ越すわ。
バンクーバーからウィスラーへ
その人はそう言って、バンクーバーから北へ車で約2時間の町、ウィスラーに移った。
ウィスラーのローカルのレストランで働きたかったが、そこでも面接をパスすることができなかった。
しかし彼女は毎日ひたすらホテルの部屋を掃除してまわるという仕事が、不満だった。
そこでは束の間スノボやスキーをして楽しんだが、期待に反してそれもけっこうお金がかかったため、仕方なくバンクーバーに戻ってきた。
ウィスラーは世界的に有名なスキーリゾート地。
次はカルガリーに行くことにした。
バンクーバーより日本人が少ないカルガリーなら、もっと仕事のチャンスがあるはずだから。
ウィスラーからカルガリーへ
そしてその人は今度は、バンクーバーから東へ飛行機で約1時間の都市、カルガリーに引っ越した。
彼女はそこで何かオフィス職を得たかったが、それも叶わなかった。
代わりに「チャニーズレストランで皿洗いの仕事」を得た。
しかしそこでも彼女は、毎日お皿を洗う仕事が、やっぱり不満だった。
私の友だちと彼女は、彼女がカルガリーに越した後も連絡を取っていて、こんなメッセージが届いた。
今度トロントに行くことに決めた。
トロントはカナダで一番の都会だから、絶対ここより良い仕事があるはずだから。
カルガリーからトロントへ
そうして今度はその人は、カルガリーからさらに東へ、飛行機で約4時間の都市、トロントに引っ越した。
トロントでは韓国人ファミリーの元にスティし、「庭の手入れをする仕事」を得た。
しかしそこでも彼女は、毎日花や木に水をやったり草を刈る仕事が、不満だった。
そうこうするうちに彼女のカナダ滞在資金は底をつき、ワーホリの期限1年を待たずして日本に帰るしかなくなった。
彼女がそれを私の友だちに連絡してきたとき言ったのは、
ワーホリで働くっていっても、甘くないね。
いやほんと、まさかこんな難しいとは思わなかった。
なんとかなると思ってたけど、ダメだったわ。
だったらしい。
「原因」を解決しないまま場所だけ変えても「結果」は同じ
私がこの話を聞いて思い出したのは、バンクーバーでワーホリしていた時に現地で出会う人たちから聞いた
バンクーバーで英語を勉強したけど、話せるようになってないから次は○○○に行って英語を勉強する。
という言葉だった。
もともとの原因である
それはなかなか難しいのではないだろうか。
たとえあっちこっち移動しても、世界中どこに行っても、自分自身が変わっていなければ状況は変わらない。
私には、その友だちの友だちは自分の英語を変えずに、カナダを変えようとしているのではないかと思えた。
ワーホリで仕事が決まる人、決まらない人
バンクーバーで生活する中で私が出会った日本人の友達の中には、バンクーバーでいとも簡単に仕事を見つける人もいれば、バンクーバーで1年過ごしても
カナダで仕事を見つけるのは難しい・・
と疲れた顔で嘆く人もいた。
これは
A:「バンクーバーには日本人(アジア人留学生)が多すぎて、カナダ人の友達を作るのが難しい」
と言う人がいれば
B:「バンクーバーにはいろんな国の人がいるから、日本人の友達を作る方がむしろ難しい」
と言う人もいたように、そのどちらもその人にとっては「現実」であり、正しいのだと思う。
カナダを変えるより自分が変わる方が簡単
世界中、何カ国でワーホリしても
英語が話せない
と言う人がいるように、何カ国ワーホリしても
仕事を見つけるのが難しい
と言う人が、いる。
大きな都市にいる人は
ここは競争率が激しいからなかなか仕事が決まらない
と言って小さな都市に移動し、
反対に小さな都市にいる人は
ここは店も人口も少ないから求人がない
と言って大きな都市に移動する。
でもどちらの人も
毎日一生懸命、足を棒にしてレジュメ(履歴書)を落としてまわっているのに仕事が見つからない。
と言っているのは同じなのだった。
バイトもネットからの応募が一般的な日本とは違って、カナダでは今も店舗に直接行ってレジュメを手渡しするのが一般的だった。
まとめ
仕事が見つからない根本的な原因(自分がしたい仕事ができるだけの英語レベルに到達していない)を無視して、手当たり次第にレジュメをばらまいても、うまくいかなければ、それは誰しも疲れると思う。
また海外では、たとえ運よく雇ってもらえることがあったとしても、使えないと判断されれば即クビになったりする。
私は無給のボランティアでさえもすぐクビになった。
私はカナダでワーホリ中、はじめ語学学校(ESL)に通っていましたが、英語が話せている気がせず悩んでいました。そんな時知り合いから聞いてマンツーマンの英語レッスンを受けるようになり、それから3ヶ月が経つ頃には現地で自分が興味のある英語を使う仕事ができるようになっていました。
私がカナダで受けていたレッスンは、私がワーホリしていた5年ほど前には先生が一人だけで教えておられましたが、今は先生の他にも複数の先生方がおられ、レッスンを受けられる場所もカナダだけでなく、オーストラリア(シドニー)やフィリピン(セブ島)、またSkypeを使って世界中どこからでも受けられるようになっています。
カナダワーホリ前にフィリピンで1ヶ月間の集中レッスンを受け、カナダに着いた直後から英語を使って働き始めた生徒さんや、カナダでレッスンを開始しワーホリ3ヶ月目からバンクーバーのダウンタウンにあるZARAで働き始めた生徒さんなど、現在ワーホリ中/ワーホリを終えた生徒さんともSkypeでお話ができるようになっています。
はじめまして。2018年4月に仕事のためにバンクーバーへ来て1年と少したちますが、仕事やシェアハウスもほとんど日本語環境な為、英語のスキルが全く上がっていないことに焦りを感じています。海外に来たからには英語も学んで話せるようになりたいと思っていたところ、この記事を見つけました。詳細を教えていただきたいです!よろしくお願い致します。
Saさん(お名前は伏せさせていただきました)へ
はじめまして、コメントありがとうございました。
メールをお送りしましたのでご確認をお願い致します。
加奈