ワーホリで英語を伸ばすために必要なもの

カナダのバンクーバー

カナダのバンクーバー・ダウンタウン

ワーホリして英語が話せるようになる、とはどういうことなのだろうか?

私は「英語でも自分の考えや気持ちを自由に表現できる」ということだと思う。

カナダでワーホリを始めた頃、私は英語で「自分に関すること」か「今のこと」しか言えなかった。

「ロボットみたいな英語」しか話せず、自分が「5歳くらいの子ども」になった気がしていた。

英語を話すのはコミュニケーション?スピーキング?

カナダでワーホリを始め、私は現地の語学学校(ESL)に3ヶ月通っていた。
しかしそこで学ぶ英語の勉強の仕方は、先生がネイティブで、授業が全て英語で進むということ以外は、とくに日本と変わらない。

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そのため学校を卒業しても「自分が英語を話せている」という気がせず、その後知り合いから聞いて英語のマンツーマンレッスンを受けるようになった。

バンクーバーで英語が話せるようになったきっかけ

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注意
「海外で英語を勉強しても話せるようにならないなんて信じられない」と思う人は、ぜひ「ワーホリ 失敗」や「留学 失敗」で検索してみてほしい。

その日のレッスンで、私はバンクーバーでボランティアに応募したものの、ネイティブのスタッフと英語で上手くコミュニケーションができず、早々にクビになったという話を先生にしていた。

カナダでワーホリ中にボランティアをしたら即クビになった話

2018.10.04
Cana
もし私のスピーキングが上手だったら、もっと続けることができたと思うんですけどねぇ
と言ったところ、こう聞かれた。

先生
Canaさんは「コミュニケーション」と「スピーキング」の違いを知っていますか?
と。

Cana
えっ、違い、ですか?
どちらも「話すこと」に関係していますよね?
と答えたところ、先生が詳しく説明してくれた。

先生
私の専門である言語教育科学では、「コミュニケーション」と「スピーキング」にはそれぞれ明確な定義があります。
補足
私がカナダでワーホリ中にマンツーマンレッスンで英語を習った先生は、オーストラリアのメルボルン大学でLinguistic Science(言語教育科学)という学問を修め、言語学の2つの学位を取得した英語学習の専門家で、

①Applied Linguistic Science with the specialty of Methodology of Teaching Foreigner Languages (応用言語教育科学 外国語教育方法論):母国語と同等か、それに近いレベルに短期間で外国語でも到達するための教育法。

②Psycho-Linguistic(心理言語学):人がとくに新しい言語を習得する際の心理的葛藤(カルチャーショックやホームシックなど)や、言語の認知処理等、言語と心理的な側面を結びつきを研究する学問。

大学で学んだことを基に、通常はカナダやアメリカなどの主に多民族国家で、子どもを対象に行われているイマージョン・プログラム(Wikipedia:イマージョン・プログラム)を応用して「大人が短期間で外国語を習得するための学習法」を開発し、教えている。

だからこの英語の勉強の仕方は、先生のレッスン以外では学ぶことができない。 

先生は英語・日本語・中国語・スペイン語・ロシア語・ポーランド語の6カ国語を話すマルチリンガルで、母国語である英語以外はすべて自身が確立した学習法を使って習得したとのことだった。

コミュニケーションとスピーキングの違い

私はそれまで「コミュニケーション」と「スピーキング」の違いなんて考えたことがなかった。

先生
コミュニケーションというのは、主に「今」起きていることと「自分」に関することに限られています。

だから、動物や虫だってコミュニケーションをしています。アリは触覚を使って相手が敵か味方かを判別したり、サルは毛づくろいによって親愛の情を伝えている、と言われています。

一方、スピーキングは人間だけができるもので、もっと長くて複雑で、洗練されています。

人間は「今そこに見えていること」だけでなく、目で見ることができない抽象的な概念や理論について説明したり、「自分のこと」だけではなく、第三者に関する複雑な気持ちや感情も表現することができますよね。

このスピーキングができるということが、人間がほかの動物とは決定的に違う点とも言えます。

Cana
う〜ん、言われてみればそうですね・・

語学学校で話していた英語は「コミュニケーション」

先生から説明を聞いた後、私はしばらく考えた。

Cana
今思ったんですが・・そういえばこのレッスンを受けるようになるまで、私は英語を話すとき、自分はもう大人なのに、英語を話す時だけ「小さな子ども」になったような気がしていました。

文章と文章の間がとぎれとぎれになるから「ロボットみたい」で、何かが不自然・・と感じていました。

今思うとそれって、私は英語でコミュニケーションはしていたけど、スピーキングはできていなかった、ということになるんでしょうか?

先生
Good point!
(良いところに気がつきましたね)

思えば、私がマンツーマンの英語レッスンを受ける前(カナダで語学学校(ESL)に通っていた時)に話していたのは、下のような英語だった。

ESLで話していた英語
I am waiting for you NOW
(はあなたが来るのを待ってるよ)

・Where are you NOW?
(あなたはどこにいるの?)

I study English NOW.
(英語を勉強してる)

・For ME next Friday is ok.
(は次の金曜でokだよ)

・She told ME I can go to Stanley park.
(彼女がにスタンレーパークに行っていいと言った)

・He said to ME I should not talk to homeless people.
(彼がにホームレスの人たちに話しかけるべきではないと言った)

見事に、「今」または「自分」に関することに限られていた。

だからこそ、英語を話す時だけ不自然な、「ロボットみたい」な話し方をしていると自分で感じていたし、なぜか「小さな子ども」になったような気がしていたのだな、と初めてそこで気がついた。

「スピーキング」ができる=英語が話せるということ

先生
私たちはもう大人ですので、「今」に関することだけでなく、「過去」「未来」について話したいこともあれば、「過去から今までずっと継続していること」「過去の一時期だけしていたこと(今はもう止めたこと)」について話したいこともありますよね?

それに「自分」について話せることはもちろん重要ですが、自分だけではなく「友達」「家族」「恋人」について話したいこともあると思いますし、「大統領」「名前も知らない、道で通りすがっただけの人」について話したいことも、当然あると思います。

さらに国語(日本語)で話すときは、それら一つ一つをバラバラにではなく、1つの話題のなかで何個もつなげて話したりしていると思います。だからこそ、ふだん日本語で話すときは、(英語で話す時よりも)もっと長くて、複雑で、洗練されているはずです。

いつも日本語では考えるまでも無くそうしているように、英語でも自分が話したいことを自由に話せるようになるためには、まず英語の「文法」の「使い方」を理解することと、大人のネイティブみたいな話し方をするための「英語の話しことば」が必須なのです。

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ABOUTこの記事をかいた人

加奈(Cana)

大学を卒業後、就職して働き始めるも学生時代から興味があった海外生活への興味が高まり、カナダのバンクーバーでワーキングホリデーを経験(2012年)。
現在は都内企業で英語を使う仕事をしています。
自分がワーホリに行く前、 「海外で生活したのに英語が話せない」という【ワーホリの定番】をしたくないと思っていたので、滞在中に書いていた日記をもとにこのブログを作りました。
趣味は、読書とハイキングと風景写真を撮ったり見たりすること。バンクーバーはとてもフォトジェニックな街だと思いました。
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