どこでワーホリしても「英語できない」人がいる理由

バンクーバーのLooout(展望台)

カナダ・バンクーバーのLooout(展望台)

英語圏の国でワーホリしてもそれほど英語ができないまま帰国する人が大半なのはなぜなのだろうか。答えは海外に行っても英語の勉強の仕方が日本と変わっていないから。

私はカナダでワーホリ中に「ここで英語を勉強したけど話せるようになってないから別の町に移って英語を勉強する」という人によく出会った。

そしてその度、私は不思議に思った。

「◯◯に行きさえば英語が話せるようになると思う、その根拠は何なのだろう・・・?」と。

なぜなら「◯◯に行けば英語が話せるようになるはず」と言う人がいる一方で、
必ずそこには「◯◯で英語を勉強したが話せるようにならなくてバンクーバーに来た」人がいたから。

だとすると、英語の勉強のために場所をあちこち移るのは果たして得策なのだろうか?

どこでワーホリしても「英語が伸びないから引越したい」人がいる

「ここで英語を勉強したけど話せるようになってないから、次は◯◯に行って勉強する」の◯◯には、国や都市の名前が入る。

たとえば国なら、アメリカとかオーストラリアとかフィリピンとかイギリスとかニュージーランドなどの英語圏の国や、英語が公用語になっている国になる。 

都市なら、カナダで言えばトロントとかカルガリーとか、モントリオールとか。(モントリオールはフランス語圏だけれど、それなりに英語を学ぶための学校もあるらしい)

このように◯◯に入る地名は無数にあり、

◯◯という場所で英語を勉強すれば話せるようになるはず
と言う人がいる一方、必ずそこには
◯◯という場所で英語を勉強したが話せるようにはならなかった
と言う人がいた。

・・・ちょっと待ってほしい。
じゃあ結局、一体どこに行けば英語が話せるようになるんだろうか?

ただ場所を変えれば英語が話せるようになるわけじゃない

ある人は

アメリカで語学学校に行っても話せるようにならなかったから、今度はバンクーバーで語学学校に通う
と言い、

ある人は

バンクーバーで語学学校に行っても話せるようにならなかったから、今度はアメリカの語学学校で勉強する
と言う。

またある人は

オーストラリアの農場で外国人と一緒に働いても英語話せるようにならなかったから、今度はバンクーバーのカフェとかで外国人と一緒に働く
と言い、

ある人は

バンクーバーのカフェで働いても話せるようにならなかったから、今度はオーストラリアの農場とかで外国人と一緒に働きたい
と言う。

さらにある人は

フィリピンで英語をマンツーマンで習っても話せるようにならなかったから、今度はバンクーバーで*チューターを雇って英語を勉強する
と言い、

ある人は

バンクーバーでチューターをつけてマンツーマンで英語を勉強したけど話せるようにならなかったから、今度はフィリピンに行ってマンツーマンで英語を勉強する
と言うのだった。

・・・もうキリがないのでここで止める。

チューター(tutor)とは?
バンクーバーではカフェや図書館などあちこちで、留学生がマンツーマンレッスンで英語を勉強しているのを見かける。
教えてくれる先生は、ネイティブの先生であることもあれば、そうではないこともあり、特別な資格も不要である。
つまり英語を教える方にとっては、たとえ英語を教えるための専門知識も経験も資格もなにも持っていなくてもお金がもらえるので、良いおこづかい稼ぎになるのだそうだ。
私がマンツーマンレッスンで英語を習ったのは、英語を教えるための専門知識も経験も資格も持っているteacher(ティーチャー)であり、チューターではない。 

ワーホリ留学中の日本人がやりがちなこと

「英語が話せるようになるために来た」はずのカナダで、実のところ使っているのは主に日本語で、多くの時間を一緒に過ごすのも、日本人の友達。

英語圏の国であるはずのカナダで生活をしてはいても、実のところ英語を「使って」はいない。

授業中ネイティブの先生の話をひたすら聞いていたり、
教科書を読んだり、
文法の問題を解いたり、
単語の書き取りをして、
「知識を自分の頭の中に入れること(=INPUT)」には一生懸命になるが、

それらを自分の頭の中から外に出せているのかどうか(=OUTPUT)にはまったく無頓着。

海外でもひたすら自分が「日本で長年やってきて慣れていること(=単語と文法を暗記して頭の中にしまい込むだけ)」だけをし続ける。

・・・これを「クローズドマインド」と呼ぶ以外に何と言ったらいいのか、私にはわからない。

補足
クローズドマインドとは
自分がすでに知っていることや慣れている事にだけ執着し、慣れていないことや新しい知識を受け入れないこと。
対義語は「オープンマインド」。

英語習得のポイント、「オープンマインド」であるということ。

2018.09.24

英語のためにあちこち引っこせる人はお金持ちだと思う

バンクーバーではじめの3ヶ月語学学校に通ったが、日本式の英語の勉強をくり返していたため「英語を話せている」という気がしなかった。

注意
海外で語学学校に通っても、勉強の内容自体は日本の学校の英語の授業と大して変わらない。
10~15人いるクラスメートと一緒に、授業時間の大半は先生の講義を聞き、教材を使って単語や文法を暗記する。
違うのは、先生がネイティブで授業が全て英語で進むということくらいだった。

「海外で英語を勉強しても話せるようにならないなんて信じられない」と思う人は、ぜひ「ワーホリ 失敗」や「留学 失敗」でググってみてほしい 。

ワーホリに学校は必要?実際に行ってみて思ったこと

2018.06.22

ワーホリで英語が伸びない5つの原因&上達するには?

2018.07.28

そんな時、知り合いからマンツーマンレッスンで英語を教えている先生がいると聞き、今度はその先生から英語を学ぶようになった。

そのレッスンが始まってから少しして、語学学校のときの元クラスメイト(韓国人)にダウンタウンで偶然出会った。

近況の話になり、私が

Cana
今はマンツーマンの個別レッスンで英語を習ってるんだよ〜
と言うと、

ひぇ~、個別で英語を習う?! 君、お金持ちだね! 

と言われた。

でもその元クラスメイトは、その時点で私と同じ学校に私より長く、半年近くも通っていて、

今度はアメリカの語学学校に転校してまた半年英語を勉強する予定。

と言っていたのだ。

あちこち移動して、しかもそこでまた学校に何ヶ月も通えるあなたの方が、よっぽどお金持ちだよ・・・

と、私は思った。

場所だけ変えて同じ勉強をくり返す…は得策?

アメリカだろうがオーストラリアだろうがフィリピンだろうがイギリスだろうがニュージーランドだろうがトロントだろうがカルガリーだろうがモントリオールだろうが、「場所」だけ変えても「そこでしていること」は日本と何も変わらない。

単語を暗記して、文法を暗記して、イディオムを暗記して、「会話集」にのっている例文を暗記して・・・。

でもそうやって暗記したことは「現実の英会話」の中では、使えない。

自分の口から、出てこない。

「日本でしていたこと」を、どれだけ場所を変えてどれだけ時間をかけてくり返しても、英語が話せるようにはなっていかない。
しかもそれは日本人ワーホリメーカーや留学生に限ったことでもない。

たとえば私がまだ語学学校に通っていたころに知り会った、韓国人クラスメイトのお兄さん。

その人はバンクーバーで6ヶ月生活し、まるまるその期間は学校に通い、放課後や週末にチューターすら雇って英語を「勉強」していた。

ではそんな彼がバンクーバーを発つ前日にしたことはと言えば

・・・同じく韓国人のクラスメイトとカラオケ。

補足
バンクーバーにもアジア人経営のKARAOKEがいくつかあった。しかし「カラオケに行こう」とは現地の友達からは一人も誘われなかった。つまり現地の人にはあまり人気ではなく、利用者はほとんどがアジア人留学生なのだった。

その人は帰国の直前、

僕はカナダで多くのことを学んだ

と言っていた。

バンクーバーで学校に6ヶ月間、最後の2ヶ月はチューターからも英語を教わり、彼はカナダでたしかに多くの単語や文法やイディオムの知識を学んだ、のかもしれない。

でも彼は、カナダで単語や文法やイディオムの知識なんかよりもっと重要なもの、つまりカナダの文化は、ちっとも学ぶことができなかったんじゃないだろうか。

カナダでは、単語や文法やイディオムの知識なんかよりもっと他に学ぶべきことがあるなんてこと、考えたことすらないんじゃないだろうか。

英語初心者でもワーホリで英語を習得できた!まず学ぶべき基本

2018.06.15

実のところ、彼が「カナダで学んだこと」は「別にカナダでなくても自分の国でいくらでも学べること」なのであって「カナダにいるからこそ学べること・学ぶべきこと」は、まったく学んでいないんじゃなかろうか。

だってもし学んでいたならば、帰国前日にすることが 「韓国人の友達とカラオケ」なんてことには絶対ならないはずだから。。。

変えるべきは「場所」ではなくて「英語を勉強する方法」

どれだけ多くの英語圏の国に行っても、
どれだけ多くの学校に通っても、
どれだけ多くのワーキングホリデービザを使っても、
「英語が話せない」・「難しい」と言う人はたくさんいる。

いくら「場所」を変えても、単に「英語を勉強する期間」と「英語の勉強に費やすお金」が増えていくだけ。

・・・だとしたら。

「どこで?」というのはそれほど問題ではなく、「どうやって、どういう方法で?」ということの方がよっぽど重要なんじゃないだろうか。

**********

下は、カナダのバンクーバーで私がワーホリ中、英語をマンツーマンレッスンで習っていた先生の、同じレッスンをカナダで受けられ、日本へ帰国後、希望の仕事の就職試験にパスされた生徒さんから先生に届いたメールの一部です。(掲載の許可を頂いています)

英語で届いたメール
One thing I need to tell you is about my job hunting.
Fortunately, I got a job which I wanted to work!! On some interviews, the interviewer asked me “Can you make a speech about any topics in English right now?”. Oh absolutely, I did it. Because you taught me a lot!! For instance, how to speak English, how to adjust myself to a different culture and so on. Thank you so much!! I appreciate that.
I realized that my experience in Canada make a lot of money for the future!!
(和訳:筆者)
 
私の就職活動について、あなたにお伝えしたいことがあります。
幸運なことに、自分がやりたかった仕事に受かることができました!!
面接では面接官から「今英語でちょっと話してみてもらえませんか?テーマは何でも良いので」と言われました。
もちろん、話しましたよ。
だって私はあなたから多くのことを教わったから!!
たとえば、英語はどうやって話したらいいのか、どうやって自分を違う文化に適応させるのか、といったことなどなど。
どうもありがとうございました。
私のカナダでの経験は、将来に渡ってお金を稼いでいくことにも繋がっているのだと気が付きました!!

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ABOUTこの記事をかいた人

加奈(Cana)

大学を卒業後、就職して働き始めるも学生時代から興味があった海外生活への興味が高まり、カナダのバンクーバーでワーキングホリデーを経験(2012年)。
現在は都内企業で英語を使う仕事をしています。
自分がワーホリに行く前、 「海外で生活したのに英語が話せない」という【ワーホリの定番】をしたくないと思っていたので、滞在中に書いていた日記をもとにこのブログを作りました。
趣味は、読書とハイキングと風景写真を撮ったり見たりすること。バンクーバーはとてもフォトジェニックな街だと思いました。
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