バンクーバー・ワーホリでの仕事。ホテルフロントや事務職も

カナダの土産物屋カナダにワーホリで行く前、現地でワーホリの人ができる仕事を調べていたら、「レストランかカフェかみやげもの屋が一般的」だとネットや留学情報誌によく書いてあった。

バンクーバーで語学学校に通うようになると、学校に行きながら働いているクラスメイトが何人もいたが、職場はきまって「日本食レストラン」か「コリアンレストラン」だった。
(私は生徒の90%が日本人か韓国人の学校に通っていた。)

学校のカウンセラーの人にも仕事について相談したが、「カナダ人でさえ仕事を見つけるのが難しいのに、英語でもビザの面でもハンデがある日本人が働ける場所なんて、限られてますよ」と言われた。

(確かにそのカウンセラーさんの言う通り、2012年当時、日本よりカナダの方が失業率が高かった。ただし失業率の測り方は国によって違うらしいので、単純には比べられないのかもしれないが。)

その語学学校には3ヶ月通ったが、卒業する頃になっても「自分が英語を話せている」と思えず、マンツーマンの英語レッスンを受けるようになった。

カナダで英語を使う仕事をするためにも「文化」の理解が重要

そのレッスンのとき先生に「カナダで英語を使う仕事をしたいと思っている」という話をしたところ、

先生
Canaさんは英語の話しことばを学んで、日常会話の自信はかなりつきましたよね?

英語のスピーキング上達を実感!目からウロコの話しことば

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あとカナダでも働けるっていう自信をつけるには、さらに上のスキル、カナダのビジネス文化的慣習を身につけることが必要だと思います。

と言われた。

Cana
それ・・何ですか?
と聞くと、

先生
例えば、
日本では、仕事で何かミスをしたら何度も謝罪のことばを言いますよね?
カナダでは、ただ謝っただけではボスからの信頼もお客さんも失います。ミスをした上で、それを補うために何ができるのか?が問われます。

また日本ではものすごく丁寧な言葉で謝っていても、頭を下げてないと「心から謝っていない」と言われると思います。
でもカナダで「Sorry」と言いながらいくら頭を下げても、事態は良くなりません。

なぜなら文化(人々の考え方や価値観、行動パターン)が違うからです。

そしてビジネス文化的慣習も当然ながら、文化に含まれます。

英語の本当の基礎はこれ!日本語と違う英語の「文化」

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と先生は言う。

ビジネス英語を暗記しても仕事で使えない理由

Cana
なるほど・・。

ワーホリするまでは、カナダで働くには「ビジネス英語を勉強するのが一番手っ取り早いのでは」と思っていたのですが、
でも語学学校でビジネス英語の授業を受けている韓国人の友だちの教科書を見せてもらったら、
「account」とか「deposit」とか、TOEICの問題集で見たような単語と文法と会話文がいっぱい載ってるだけで。

だからビジネス英語の勉強というのは、つまりTOEICの単語を覚えることなのか?と思ったことがありました。

その友だち自身、「ビジネス英語は韓国に帰ったときのために勉強してる」と言っていて、ここではずっとコリアンレストランで働いていました。

だからビジネス英語を覚えたからって、すぐにビジネスの現場で働けるわけではないんだなと思うようになりました。

先生
英語のビジネスの文化的慣習は、単語や文法や会話文を暗記すれば身につくようなものではありません。

それにいくら暗記をしても、使わない知識は忘れていきます。

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日本で英単語や文法を何年も暗記してきて、「よし。これで英語を使って働ける!」と思えるようになりましたか? 

英語のビジネスの文化的慣習は、単語文法とも、英語の話しことばとも違います。

違うスキルなので、違う身につけ方が必要です。

とのことであった。

日本人が意識していない「ワーホリビザ」のスゴさ

さらに先生は

先生
それから、「アジア人がバンクーバーで英語を使って働くのは難しい」と思っていませんか?

私が教えている生徒さんの中には、日本人だけじゃなくて、韓国人や中国人や台湾人の生徒さんも英語を使う仕事を見つけています。

4つ星・5つ星ホテルのフロントや、政府系機関、他にもカナダの現地企業で事務職や営業職をしたり、銀行や不動産屋で働いた生徒さんもいますよ!

Cana
えっ?! そんな人いるんですか? ワーホリで、ですか?
先生
ワーホリの方でした。
個人的に、日本人の生徒さんはカナダで働けるワーホリのビザのパワーをもっと有効活用したほうが良いと思っています。

と言う。

補足①
私がカナダでワーホリ中、マンツーマンレッスンで英語を習った先生は、オーストラリアのメルボルン大学でLinguistic Science(言語教育科学)という学問を修め、言語学の2つの学位(Applied Linguistic Science. Methodology of Teaching Foreigner Languagesと Psycho-Linguistics)を取得した英語学習の専門家で、大学で学んだことを基に「大人が短期間で外国語を習得するための学習法」を開発し、教えている。

だからこの英語の勉強の仕方は、先生のレッスン以外では学ぶことができない。 

先生は、英語・日本語・中国語・スペイン語・ロシア語・ポーランド語の6カ国語を話すマルチリンガルで、母国語である英語以外はすべて自身が確立した学習法を使って習得したとのことだった。

さんざん「日本人のワーホリは(英語のレベルが低いため)ほぼ必然的にジャパレスまたは日本人観光相手のみやげもの屋で働くのが定番」と聞いていた私には、信じ難いことだった。

でも後日、私は先生の生徒の一人、現地の不動産屋でワーホリで働いていた日本人に、実際に会うことができた。

またカナダのメディア企業で働き、ワークビザのサポートを取得し、その後カナダ永住権を取得した生徒さんもいた。

補足②
レストランでもカフェでもみやげもの屋でもなく、バンクーバーの世界中の言語が飛び交うアパレルショップで働いているワーホリの生徒さん(Yuriさん)もいる。

Yuriさん_カナダのZARAでセールススタッフ

Yuriさん_カナダのアパレルショップの前で

詳しくは

をご覧ください。

またYuriさんが書いておられるブログがこちら。
アパレルショップでの仕事の様子などがよくわかります!

英語が話せず、カナダの・英語の文化もまるで知らず、ただ「カナダに行きさえすれば英語が話せるようになるはず・・」という根拠不明な期待を持ってカナダに行った私。

「みんながそうしているから」語学学校に通い、
でもやっぱり英語が話せるようにはならなくて、
何度も聞き返したりされたりしないと話が進まないし、
英語で深い話はできない。

語学学校を卒業した時も、英語を話すと自分が一気に小さい子どもになったかのような気がしていた。

それで私は結局、ワーホリビザの貴重な1年のうち、まるまる3ヶ月を失ってしまっていた。

それからマンツーマンの英語レッスンを受けるようになり、英語の単語や、

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文法
に、

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英語の話しことば

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それに英語の文化

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などを学び、日本でしてきたような「英語をただ暗記する勉強」ではなく「英語で話すための勉強」をするようになった。

するとそれから3ヶ月経つ頃には、
現地で「あなたの英語は自然」と言われたり、
「日本人っぽい英語じゃないから日本人だとは思わなかった」、
「ネイティブかと思った」と言われることなどが増えていった。

ワーホリ中カナダ人から英語が「自然」とほめられた理由

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そして、レストランでもカフェでも土産物屋でもなく、もともと自分が興味のあった英語を使う仕事を、現地でもできるようになっていた。(そしてそれが、今の日本での仕事にもつながっている。)

ワーホリと英語力〜仕事に必要なのはTOEICじゃなかった

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けどもしもカナダで、日本でしてきたような「英語をただ覚える勉強」をワーホリの最後までしていたなら、おそらく自分もジャパレスなどの、日本語をメインに使う職場で働くしかなかっただろうな・・と思っている。

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カナダのカフェでバイトを始めた友達が語ったこと

それからだいぶ時間が経ってからのこと。

バンクーバーで私より後からワーホリを始めた日本人の友達が「カフェで働けることになった!」と言うので、お祝いにケーキを食べに行った。

そのとき彼女はすでに2回ほど仕事をした後だったのだが、

Cana
仕事どう?
と尋ねると、

友達
まあまあかなぁ。
働いてるカナダ人は1人しかいないけど、メンバーは結構フレンドリーでいい感じだよ。

でも・・・何か言われても聞き取れなくて。

注文を聞いたり同僚から何か頼まれても、何言ってるのか分かんない。

ま〜それはだんだん耳が慣れるだろうとは思うけど・・・。

でも忙しいときに聞き返したら絶対向こうもイライラするじゃない?

だから私、2回ともほとんど一人で黙々とサンドイッチ作ってた。ははは・・・

Cana
今はそうかもしれないけど、慣れるでしょう。大丈夫だよ。

と言うと、

友達
でも英語がもっと聞き取れるようになったとして、私のカフェでは英語を話す機会はあんまりなさそうだった・・・。

サンドイッチ作りながらカウンターに立ってるスタッフをチラチラ見てたんだけど、注文とって、レジ打って、商品渡して。

それだけっていうか、そりゃ時々お客さんと談笑したりもしてたけど、忙しい時間帯とかあるしそんなのいつもできるわけじゃないしねぇ。

あと面接のときに時給(バンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州の最低時給)ぎりぎりとか、
もっとのんびり働きたかったのにシフトが詰まってることとかもよく聞いてなくって働き始めてわかったという・・・。

ああもう、どうしようって感じ!

と言う。

さらに話を聞くうちに、どうやら彼女はカフェでの仕事にそれほど興味がないらしいことがわかってきた。

日本でしていた仕事とカフェでの仕事にも繋がりはないし、でもとにかくお金を稼ぎたいから働きたかった、ということだった。

カフェで働きたくても働けない人もたくさんいるのに、あんまり興味がなくても働けるようになった彼女は、それはそれですごいと私は思うのだけれど、

Cana
カナダで他にしてみたい仕事ってあるの?
と聞いてみると、

友達
あるにはあるけど、ワーホリでその仕事してるっていう人聞いたことないしなぁ・・。
とにかくカナダでは日本みたいに毎日忙しく働くっていうのは嫌だっていうのだけ思ってた。
ということだった。

私はそれを聞いて、「みんな(日本人)がそうするから語学学校に行くし、日本食レストランでも働く」と言った私たちに、
カナダ人の友達が疑問を呈したときのことを思い出した。

ワーホリが失敗になる原因と、それを避ける方法。

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そして、彼女がそういう風に思いこんでいるのはすごくもったいないんじゃないか・・と思った。

Cana
「自分が知ってる日本人の中にそれをしている人がいないから」ということよりも、
「自分はどうしたいのか」の方がずっと大事なのであって、
せっかくカナダにいるのだからしてみたいことがあれば挑戦してみればいいんじゃないかなあ

と言ったら、

友達
ほんとそうだよね・・。
ちょっと今のカフェの仕事は人足りてなくて、すぐ辞めるっていうのは難しそうだけど、この先どうするかはまた考えなきゃ
とのことだった。

ワーホリで働きたい人が、ワーホリを始める前に考えるべきこと

あのカナダ人の友達が指摘したように、他人がどうこう・・ではなくて、

自分が海外でしたいことは何なのか?
を考えること。

まずそれが必要だと思う。

「カナダでみんながしていること」ではなくて、
「自分がしたいことは何なのか?」を考え、
その上で自分がしたいことに応じた必要なスキルを身につけること。

自分がカナダでしたいことは何なのか。

それをカナダに行く前からしっかり考えることができていたら、私のワーホリは最初から全然違うものになっていただろうと思うし、私の友達のワーホリもまた違うものになっていたんじゃないかと思う。

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ABOUTこの記事をかいた人

加奈(Cana)

大学を卒業後、就職して働き始めるも学生時代から興味があった海外生活への興味が高まり、カナダのバンクーバーでワーキングホリデーを経験(2012年)。
現在は都内企業で英語を使う仕事をしています。
自分がワーホリに行く前、 「海外で生活したのに英語が話せない」という【ワーホリの定番】をしたくないと思っていたので、滞在中に書いていた日記をもとにこのブログを作りました。
趣味は、読書とハイキングと風景写真を撮ったり見たりすること。バンクーバーはとてもフォトジェニックな街だと思いました。
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