
ワーホリや留学の恋愛で多いのは日本人女性と現地男性のカップル。
カナダのバンクーバーで見かけるカップルの半数ぐらいは「アジア人女性&白人男性」の組み合わせだった。
アジア人に熱を上げる白人を揶揄する「Yellow fever」というスラングがあることを、カナダで初めて知った。
目次
ワーホリ留学の恋愛事情。日本人女子がモテるワケ
逆に「白人女性&アジア人男性」の組み合わせは滅多に見ることがなく、これはなぜなんだろう?と思って周りの友人たちに聞いたところ、次のような話であった。
アジア人女性と白人男性のカップルが多い理由
カナダの白人女性の場合、自己主張が激しく、かつ自分に対する期待値が高いので、ちょっとやそっとの褒め言葉では流れない。
一方、アジア人女性の場合(とくに日本人)はあまり自己主張しないので気が楽な上、男性から褒められるということに慣れていない。そのためちょっと優しい言葉をかけられるとすぐにその気になってしまう。
→よってアジア人女性は「easy」だと白人男性から思われている。
とくに女性が留学生の場合は、一時の関係だと双方分かっているので、よりeasyであると・・。
とくに10〜20代のバンクーバー育ちの男性の場合、アジア人の彼女がいることは一種の「ステイタス」であったりもする、らしい。
②ただのファッション(流行)
現地の白人女性からアジア人男性はどう見えているのかというと、
アジア人は身体が小さいからあまり恋愛対象にならない
と言う人が多数。
ではアジア人男性から白人女性はどのように思われているのかというと、現地で知り合ったアジア人男性(カナダ育ちの人もいれば、アジア圏からの移民も)は、
白人女性は気が強いから苦手・・
と言う人が実際多かった。
ワーホリや留学中の日本人男性の場合は、現地でモテないことをひがみ、日本人女性を(主にネットで)罵倒していたりもする・・。
日本人男性でも自分に自信を持っている人はモテるのだが。
人々の考え方や価値観・行動パターン・ライフスタイル・人と人との関係性など。
言語の違いから生じる誤解
カナダでワーホリ留学中、「日本で生活したことがある」と言うカナダ人男性と、私を含め日本人女性2人とで、一緒に話す機会があった時のこと。(会話は英語。)
日本での生活はどうだったかと聞いてみると、
東京の大学に留学してたんだけど、友達になった日本人の女の子がいて、映画に誘ったんだよ。
そしたら、「(その日は)ちょっと・・・」って言われて。
僕けっこう日本語には自信あったんだけど、「YES」なのか「NO」なのか分からなくて、後で明確な返事があるのかなと思って待ってたらその後も何も返事がなくて、すごく困惑した。

「ちょっと」の意味を辞書で調べても分からなくて、日本人の友達に聞いてやっと意味が分かった。
腹が立つまではいかないけど、もうちょっとはっきり言ってくれればいいのに・・と思ったよ。
ということだった。

それにしても日本語は難しいよ。
だって「ちょっと」って、「a little(少し)」って意味でしょう?
『映画に行かない?』
『少し・・』
って、意味がわからないよ!
とその人が言うので笑ってしまった。

いや、でも英語でだって、遊びの誘いを断るとき「NO!」とは言わないよね?
もっとソフトに、回りくどく言うじゃない?
「Sounds fun! but I have stuff to do on that day…(楽しそう!だけどその日用事があって・・)」とかさ。
それもそうか。断るときにそんなキツイ言い方してたら友達いなくなるよね。

日本でも英語でも、同じだよ。
だからって、英語では遊びの誘いを断るときに「a little(少し)」とは言わないけどね!
と言うので、私も友達も笑ってしまったが。
英語と日本語の「話しことば」と「書きことば」
後で調べてみたのだが、日本語で断るときのこの「ちょっと」の使い方は、たしかに辞書にも書いていなかった。
つまりこの「ちょっと」は、日本語の
教科書や辞書には書いていないからこそ、外国人であるその友達には意味がわからなかったんだよなぁ・・と思った。
日本語に「書きことば」と「話しことば」があるように、英語にも「書きことば」と「話しことば」がある。
英語の「話しことば」は、いくら教科書や参考書や辞書を読んでも学べないため、ネイティブみたいに自然で大人っぽい英語を話すには、この「英語の話しことば」を学ぶのが近道になる。
「英語の話しことば」についてはこちらの記事を参照してほしい。
文化の違いから生じるすれ違い
また別のある日。
別の日本人の女友達と話していると、
ちょくちょく一緒に遊ぶ男性(カナダ人)がいて、この間もちょっと遠くまで一緒に出かける約束をしててね。
すごい楽しみにしてたんだけど、ドタキャンされてさ。
なのにその人「Sorry」も言わないし、ドタキャンしたことに対してとくに申し訳なく思ってる感じもなくて。ほんとワケ分かんない!
私キレぎみで返信して、それ以来連絡がない。
と言う。

私もドタキャンされてとまどったことあるよ〜。
でもさ、バンクーバーっていう「他民族都市」で暮らして思ったのは、ドタキャンをよくするのは何もカナダ人に限らないし、やっぱりこれも考え方の違い(文化の違い)が関係してるなって思うようになった。
はぁ~、そうなんだ。それならなんか納得できるかも・・
と友達の怒りは収まっていっているようだった。
そして私が

え〜? いや〜、ないない! ないでしょう
と言っていた。
が、1週間後くらいにその友達から連絡があり、
あの人から「Hi, how are you?(元気〜?)」っていうメッセージが来たんだけど!
何事もなかったみたいに!
Canaが言ってた通り〜!
とのことだった。
ただし、○○人だから絶対にこういう考え方をする!と決めてかかるのはキケンでもあるから「カナダ人だからって皆が皆そうではない。ということは付け加えておきたい。
「文化の違い」が恋愛に与える影響
自分が生まれ育った国とは違う「文化(考え方や価値観や行動の仕方)」の国で生活すると、
同じ国、同じような環境で育った、同じ「文化」を共有する人同士であれば、自分はこう言った(した)から、相手がこう言うだろう、こう動くだろうというのは、(ある程度は)予測がつく。
けど生まれ育った国の「言葉」も「考え方」も「価値観」も違う、バックグラウンドの異なる人間同士の場合は、それがもっとずっと難しくなる。
他にも、日本だと未だにデートの時に男性側が支払いを持つことが多いが、カナダでは割り勘のことも結構あり(男女平等の意識が日本より強いため、男性ばかりが払うのはおかしい、ということになるらしい)、「カナダ人ってケチだよね〜」と言っている人などもいた。
まとめ
自分と異なる「文化」出身の人との恋愛では、相手に悪気がないことでも許せなかったり、逆に自分の言動も相手に困惑を与えていることもある。
相手との「違い」をどこまで受け入れることができるのか。
自分にとって何が譲れないところなのか?
考えた上で、相手と「妥協点」を見つけられるかどうかがポイントになっていくのだと思う。
たしかにそれは分かんないかも!
それで、その後どうなったの?