
留学で英語がペラペラ話せるようになるまでの期間とは?
留学前は1年も海外にいれば英語喋れるようになるはずと思う反面、ならなかったらどうしようと不安だった。
けど現地で3ヶ月で英語が話せるようになってからは英語の勉強「だけ」に1年はむしろ長すぎると思うようになった。
目次
留学でペラペラ英語が話せるようになるまでの期間
カナダでワーホリ留学をしていた頃、
英語が話せるようになりたくてカナダに来た
と言う人に出会うことがよくあったので、たまに
英語が話せるようになるのにどのくらいの期間が必要だと思いますか?
と聞いてみた。
そして、気づいた。
ここで「年単位」で答える人はいても、「月単位」で答える人は1人もいないということに。
私が聞いた限り、
英語が話せるようになるのに最低でも1年はかかる
というのが、カナダにワーホリや留学をする人の共通の認識のようだった。
一年の留学で英語ペラペラ話せるようになるのは難しい?
どうして誰もが、英語が話せるようになるのには「年単位」の時間がかかると思っているのだろうか。
私はそれは「自分が過去にしてきたこと」を基準に考えているから、なのだと思う。
だって日本ではほとんどの人が中学入学から高校卒業まで、最低でも6年は英語を勉強してきた。
けど6年も勉強しても、中学と高校の勉強だけで英語が話せるようになった人なんて、見たことも聞いたこともない。
2011年からは小学校からの英語教育が必修となったらしいけれど、それで英語ペラペラの子どもが続出しているなんて話も聞かない・・。
英語が話せるようになるには1年もいらない
なんて言われても・・・正直ピンとこない。
まさに以前の自分がそうだった。
けどもし、もし何年もかけて英語を勉強(=暗記)するという経験を日本人が学校で強制されていなければ、英語に「年単位」で時間をかける必要があるとは、誰も思わないのではないだろうか?
英語学習に近道はない
とよく言われるけれど、私が知っている限り、近道は明らかにある。
地道にコツコツ努力(=暗記)をすることこそが英語を話せるようになるための王道である
ともよく言われるけど、コツコツ「努力」してもそれが「間違った方向」に向かっている限りはいつまでたっても話せるようになっていかない・・。
だからせっかく努力をするのなら「間違った方向」ではなく、「正しい方向」にした方が絶対に良い。
1年かけず英語が話せるようになった方法
私はカナダのバンクーバーでワーホリをした時、はじめは現地で3ヶ月語学学校に通い英語を勉強したけど、卒業する頃になっても「自分が英語を話せている」とは、思えなかった。
3ヶ月間、毎日朝から夕方まで英語を勉強し、放課後や週末までも図書館に行ったりして、英語を勉強した。
そして結果は、確かに学校の「中」であれば、
だけど、日本人や韓国人とは違って授業中もペラペラ喋る「南米やヨーロッパ、メキシコ」などからの留学生とは仲良くなれない。
学校の「外」で出会うネイティブともまるで話が続かない。
続かないどころか、見下されたような態度を取られたり、
カフェで注文していても、なぜか冷たくあしらわれたり・・。
学校に3ヶ月通ったら、その後は英語を使う仕事がしたい
と思っていたのだが、勇気を出して挑戦した無給のボランティアでさえ、英語力が足りずにすぐクビになった。
海外で語学学校に通って英語を勉強しても、内容自体は日本の学校の英語の授業と変わらない。
クラスメートが10~15人もいる①グループレッスンだから授業内で話すチャンスはなかなかなく、大半の時間は先生の講義を②リスニングし、教材を使って③単語や文法を暗記する「①+②+③=日本式の英語の勉強」で、違うのは授業が全て英語で進むということくらいだった。

だから3ヶ月やそれ以上学校に通っても、英語が「思ったほど話せない」と悩んでいる人にたくさん出会った。
「海外で英語を勉強しても話せるようにならないなんて信じられない」と思う人は、ぜひ「ワーホリ 失敗」や「留学 失敗」でググってみてほしい。
そしてマンツーマンレッスンで英語を学ぶようになってから私はやっと「英語の勉強方法」を変えることができた。
具体的には、英語を「暗記」するのを止めて、英語を「文化(人々の考え方や価値観など」から学び、レッスンで習うことをレッスンの「外」でも使いまくるようにした。
カナダに来る前から英語話せたんでしょう?
と言われたり、
あなたの英語は日本人っぽくないから日本人だと思わなかった
と言われたりするようにもなっていた。
「暗記」した知識は使わなければすぐに忘れてしまうけど、「経験」して学んだことは時間が経っても忘れない。
だから私は帰国後、英語「で」勉強することはあっても、英語「を」勉強したことはない。
そのマンツーマンレッスンでは、語学学校の勉強とは違い、英語の「単語」や「文法」だけでなく、
英語の「文化」をはじめ、
人々の考え方や価値観・行動パターン・ライフスタイル・人と人との関係性などのこと。
ネイティブみたいに自然で大人っぽい英語を話すための「英語の話しことば」
世界中のどの言語にも共通して存在しているが、教科書にも辞書にも書いてなく、学校や親から教えられることもない。こどもから大人へと成長する過程で、周囲の人々の会話を見聞きする中で自然に学び、いつのまにか意識することもなくしている「話し方のパターン」のこと。
例えば次に何を言うべきか考えながら日本語で「ええと・・」と言ったりするが、英語でも同様に「 Well..」と言ったりする。
私がカナダでワーホリ留学中にマンツーマンレッスンで英語を習った先生は、オーストラリアのメルボルン大学でLinguistic Science(言語教育科学)という学問を修め、言語学の2つの学位を取得した英語学習の専門家で、
①Applied Linguistic Science with the specialty of Methodology of Teaching Foreigner Languages (応用言語教育科学 外国語教育方法論):母国語と同等か、それに近いレベルに短期間で外国語でも到達するための教育法。 ②Psycho-Linguistic(心理言語学):人がとくに新しい言語を習得する際の心理的葛藤(カルチャーショックやホームシックなど)や、言語の認知処理等、言語と心理的な側面を結びつきを研究する学問。 |
大学で学んだことを基に、通常はカナダやアメリカなどの主に多民族国家で、子どもを対象に行われているイマージョン・プログラム(Wikipedia:https://ja.wikipedia.org/wiki/イマージョン・プログラム)を応用して、「大人が短期間で外国語を習得するための学習法」を開発し、教えている。
だからこの英語の勉強の仕方は、先生のレッスン以外では学ぶことができず、レッスンは「暗記なし・教材なし・宿題なし」で英語を「経験」して慣れながらスピーキングを伸ばすことにフォーカスした内容になっていた。
例えば、カナダやアメリカ、南米などを先生も同行して旅行(言語冒険旅行)するコースなどもあった。
・英語の暗記(インプット)ではなく「話すこと(アウトプット)を重視した英語学習プログラム」
と
・ワーキングホリデーや留学の「サポート」
が1つになった『留学エージェント』をカナダに設立。
先生自身は英語・日本語・中国語・スペイン語・ロシア語・ポーランド語の6カ国語を話すマルチリンガルで、母国語である英語以外はすべて自身が確立した学習法を使って習得したということだった。
また大学時代に文部科学省奨学金留学生として筑波大学で交換留学していたこともあるため日本の文化にもかなり詳しく、大学卒業後に早稲田大学や東京外国語大学で言語教育の講演をしたこともあるらしい。

今は先生1人だけでなく、複数の先生方がいて、「先生1人・生徒1人のマンツーマンレッスン」どころか、「先生3人・生徒1人のレッスン(何人もの生徒に対して先生は1人の「グループレッスン」とは真逆!)」が受けられるようになっている。
先生のレッスンと、一般的な英語学習の違いをまとめると、以下になる。
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「20年以上英語を勉強してきた」クラスメート
英語が話せないのは年齢のせい?
私は語学学校(ESL)とは「英語が話せるようになるために通うもの」だと思っていた。
でも実際に通ってみて、
英語が数ヶ月で話せるようになるなんて、そんな甘いもんじゃない
と言う人の多さに驚いた。
ここでがんばって勉強して英語が話せるようになるんだ!
と言っていたのが、数ヶ月して卒業する頃には、
私は/僕は、英語が話せるようになるためにというよりは、友達を作るために学校に通うことにしたんだ
と言い始める人が多くいたし、
語学を覚えるにはやっぱり頭の柔らかい10代の頃じゃないと。あ〜もっと若いころに留学していればよかった!
と、英語が話せるようにならない原因は「年齢」なのだと言う人もいた。
幼児期から英語を勉強しても「まだ勉強が必要」
けど一方で私は、
親の方針で、幼稚園の頃から20年以上、英会話教室や家庭教師で英語を勉強してきた。
という日本人のクラスメートにも何人か学校で出会った。
その人達は私からしたらもうすでに十分英語が話せているようにも見えたのだが、その人達自身からすると、10代どころか幼児の頃から20年も勉強してきても、まだ勉強が必要だと感じているのだった。
このことからも、語学を習得するのに重要なことは、何年も何十年も英語を勉強することでも、10代であること(=英語を学ぶ期間や年齢)でもなく、「どうやって英語を学ぶか(=方法)」なのだと言えないだろうか。
日本では英語は暗記科目。海外の語学学校も同じ
日本では、英語は単に「受験科目」の1つであり、「暗記科目」と思われている。
だから日本の英語の授業では、先生が教科書や参考書を読み上げるのをだまって聞き、単語や文法を覚え、とにかく筆記のテストで良い点を取ればいい、と教わる。
- 10〜15人いるクラスメイトと一緒に(集団授業)、
- 先生が教科書や参考書を読み上げるのをだまって聞き(講義形式)、
- 単語や文法やイディオムや英会話の例文を覚え(暗記)、
- 毎週金曜に筆記のテストでその週に覚えたことをチェック(ペーパーテスト)。
日本で6年かけてしてきて話せるようにならなかった勉強(日本式の英語学習)を、今度は場所だけ変えてカナダでくり返しても、結果は日本と同じになる。
たとえカナダでまた年単位の時間をかけたところで、今度は
20年英語を勉強している
どころか
30年英語を勉強している
と言うことになる。
まとめ
留学で英語がペラペラ話せるまでの期間は1年も要らない。
カナダで留学して思ったのは、英語は「受験科目や暗記科目」ではなく、やり方を学んだら自分の身体を使って実践して習得していく、図工や体育や音楽と同じ「実技科目」だと考えた方が良いということ。
だからこれから留学して英語が話せるようになりたいと考えている人は、海外では日本と同じ英語の勉強の仕方をしないこと。
そうすれば1年なんて長い時間をかけることなく英語は話せるようになっていくということを、私はカナダで経験した。
はじめまして。
4年ほど毎日英語学習をしているのですがいまだに英語を日本語で考えてしまい、今の延長では何年学修しても永遠に英語脳が獲得できないと考えていたところCanaさんのブログに出合いました。
Canaさんの英語力を劇的に飛躍させた先生やメソッドにすごく興味があります。
よろしくおねがいいたします。
はじめまして。
全て読まさせてもらいました。
留学のおすすめのプランがあったらお聞きしたいです。今年齢は二十歳で大学2年生です。正直今の大学を辞めて本気で英語を話せるくらい習得したいと思っています。
KKさん(お名前はこちらで伏せています)はじめまして、コメントありがとうございました。メールをお送りしました。加奈
こんにちは。
私も英語を話せるようになりたいと思っていて、こちらの言語学のプロの先生によるマンツーマンでの習得に魅力を感じました。
どうすればこのプログラムに参加出来るのか教えて頂けないでしょうか。
SSさん(お名前はこちらで伏せています)
はじめまして、コメントありがとうございました。
メールをお送りしました。加奈
こんばんは。
全部読ませていただきました。
私も英語が話せるようになりたくて
同じ方法で学びたいと思っています。
留学に向けて良いプランがあったりしますか?
ゆさん(お名前は伏せさせていただきました)へ
はじめまして、コメントありがとうございました。
メールをお送りしました。
加奈