英語は、勉強するな。

TOEICスコア
カナダでワーホリをしていた時、「なぜワーホリを始めたのか」と聞かれることがあった。

「英語が話せるようになりたかったから」だと答えると、「カナダに来る前には英語が話せなかったの?じゃあどうやって勉強したの?」と重ねて聞かれた。

私の答えは「英語は『勉強しない』ということを勉強した」である。

カナダで私は、教科書もノートも問題集も使わず、宿題もなく、暗記もせずに英語を勉強した。

そして、英語が話せるようになったし、帰国後受けたTOEICでは970点が取れた。

暗記もせずにどうやって勉強するのかと、不思議に思えるかもしれないが、では、自分の母国語である日本語を私たちはどのように「勉強」しただろうか?

とくに日本語を勉強した覚えもないのに、小学校に入る前にはすでに「日本語を話せていた」、のではないだろうか?

赤ちゃんが言語を習得する過程

まず赤ちゃんは、始めは「まま」や「わんわん」などの簡単な「1語のことば」を発するようになる。

そして次第に「2語文(まま ねんね)」、「3語文(まま いっしょ たべる)」へと、だんだん長く話せるようになっていく。

文化・発音・話し方を学ぶ「経験の時期」

あいさつをする時にはお辞儀をするといった日本語の文化(考え方や価値観・行動パターンなど)も、「周囲の人の見よう見まね」また時には親などから、手取り足取り教えてもらうことで、習得していく。

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家族や親戚、幼稚園の先生や友達とコミュニケーションをとる中で、いつの間にか「周囲の人がしているような発音」や「話し方」を自分もするようになっていく。

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だから同じ「日本語」といっても、関西地方で育つ人は関西弁のイントネーション(発音)を身につけ、自然な関西弁を話せるようになるし、北海道で育つ人は北海道弁を、沖縄の人は沖縄弁を話せるようになる。

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ここで重要なのは子どもは予備知識が全くないし、「言葉は暗記しなければならない」といった固定概念もないし、「ミスをしたら恥ずかしい」という思い込みもない、ということ。

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だからこそ周囲の人が話す言語を、そのまま、素直に吸収していくことができる。

話し方を周囲の人から学び、自分も周囲の人が話す通りに「使ってみる」ことで、「経験」しながら言語を習得していく。

だから子どもは「読み・書き」よりも「聞く・話す」の方が先にできるようになる。

ここまでで、どんな言語にも、単語や文法の2つを含む、5つの学ぶべき分野があるのだが、

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そのうちの文化」「発音」、ネイティブみたいに自然で大人っぽい話し方をするための「話しことば」までは、小学校に入る前に、教科書もノートも問題集も使わず、宿題もなく、暗記もせずに習得しているということが分かると思う。

文法や単語を学ぶ「知識の時期」

子どもは小学校に入ったら、そこで初めて「読み書き」を習うようになる。

まず単語は「ひらがな」、次に「カタカナ」、「漢字」へと進み、「熟語」や「ことわざ」「慣用句」「上級漢字」まで、小学校から高校までの長い時間をかけて少しずつ学ぶ。

同様に、文法も小学校〜高校までの長い時間をかけて習う。

ひとりごと
たしか中学の国語の時間に習った「変格活用」というのが最後までよく理解できなかったことを覚えている・・

子どもは抽象的な説明を理解したり、論理的な考えを理解するのが難しいため、長い時間をかけて少しずつ単語や文法を勉強するが、しかし大人になった私たちは理解力が上がっているため、外国語の文法や単語を数ヶ月もあれば理解することができる。

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それが、私がカナダでワーホリ中に、マンツーマンレッスンを受ける中で学んだことだった。

補足
私がカナダでワーホリ中にマンツーマンレッスンで英語を習った先生は、オーストラリアのメルボルン大学でLinguistic Science(言語教育科学)という学問を修め、言語学の2つの学位を取得した英語学習の専門家で、

①Applied Linguistic Science with the specialty of Methodology of Teaching Foreigner Languages (応用言語教育科学 外国語教育方法論):母国語と同等か、それに近いレベルに短期間で外国語でも到達するための教育法。

②Psycho-Linguistic(心理言語学):人がとくに新しい言語を習得する際の心理的葛藤(カルチャーショックやホームシックなど)や、言語の認知処理等、言語と心理的な側面を結びつきを研究する学問。

大学で学んだことを基に、通常はカナダやアメリカなどの主に多民族国家で、子どもを対象に行われているイマージョン・プログラムWikipedia:イマージョン・プログラム)を応用して「大人が短期間で外国語を習得するための学習法」を開発し、教えている。

だからこの英語の勉強の仕方は、先生のレッスン以外では学ぶことができない。 

先生は英語・日本語・中国語・スペイン語・ロシア語・ポーランド語の6カ国語を話すマルチリンガルで、母国語である英語以外はすべて自身が確立した学習法を使って習得したとのことだった。

カナダで「知識の時期」をくり返していた頃

私はカナダのバンクーバーで最初語学学校(ESL)に通ったものの、3ヶ月たっても自分が英語を話せているとは思えなかった。

その後知り合いから聞いて、マンツーマンレッスンで英語を習うようになった。

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そしてレッスンで先生から上の話を聞いて以来、「英語を机について勉強する」ということを、止めた。

そもそも机についてガリガリ勉強・・というのが好きではなかったし、中学高校・大学も入れれば日本で英語を10年勉強しても、英語が話せるようにはならなかった。

「英語圏の国で英語を勉強すれば話せるようになるはずではないか?」と思い、バンクーバーの語学学校で3ヶ月間、朝から夕方まで英語を毎日勉強したが、それでも話せるようにはならなかった。

当時はなぜこんなに「勉強」しても英語が話せないのか全くわからなかったが、今はよくわかる。

なぜなら、「語学学校は先生がネイティブで授業がすべて英語で進む」という違いはあれど、勉強方法は日本と変わらない。

つまり、大半の時間は10〜15人いるクラスメートと一緒に先生の話を聞き、主に単語や文法やイディオムの暗記をしている。

「日本式の英語の勉強」をいくら場所だけ変えてくり返しても、英語が話せるようにはならないのだった。

語学学校のイメージ
注意
実のところ、ワーホリメーカーのほとんどは海外で英語を勉強しても、思ったほど英語が話せるようにはならず、悩んでいる。

「信じられない」と思う人は、ぜひ「ワーホリ 失敗」や「留学 失敗」でググってみてほしい。

そしてもし実際に海外の語学学校(ESL)で英語を勉強したことがある友達がいるなら、勉強の仕方が日本と違っていたかどうかぜひ聞いてみてしい。

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ワーホリで「経験の時期」を過ごしTOEICほぼ満点

当時はなぜこんなに英語を「勉強」しているのに話せるようにならないのかは分からなかったが、すでに日本で10年+カナダで3ヶ月、毎日英語を「勉強」し、それでも話せているという気がしないのだから、これは何かを間違えているのではないか・・と感じていた。

もちろんそれまでずっとやってきていて、自分が慣れていた勉強(単語や文法やイディオムを暗記する)を変えるというのは不安でもあった。

だから「丸暗記しよう!」と買っていた単語帳だって、なかなか手放すことができなかった。

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でも、自分が母国語を習得した過程を、今度は外国語(英語)でくり返すのは、単純に「楽しそう」だと思った。

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だから「一人でガリガリ勉強する」よりも、外に出て「レッスンで習ったことを人と話す中でとにかく使う」ようになった。

「勉強(暗記)」よりも、英語を使って「経験すること」をしようと思った。

そうすると、生身の人間との会話なので、思ったようにはうまく話せなかったり、ミスもたくさんした。

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けれど、それらは全て自分の「経験」として、いまでも自分の一部になっているのを感じている。

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何より「一人でガリガリ勉強していた頃」には一度もなかった、英語を褒められるということが起こるようになっていった。

そうなると、英語を使えば使うほど「楽しい」と感じるようになった。

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私はカナダでワーホリ中に英語を勉強して以来、英語の勉強にお金や時間を一切使っていない。

暗記した知識は時間が経てば忘れていくが、「経験」したことは忘れない。

だから特に勉強しなくても、帰国して受けたTOEICでもほぼ満点が取れたのだと思う。

英語が話せるようになるために必要なのは、決して「勉強=ただ英語を暗記すること」ではナイと、私は自分の「経験」から断言できる。

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ABOUTこの記事をかいた人

加奈(Cana)

大学を卒業後、就職して働き始めるも学生時代から興味があった海外生活への興味が高まり、カナダのバンクーバーでワーキングホリデーを経験(2012年)。
現在は都内企業で英語を使う仕事をしています。
自分がワーホリに行く前、 「海外で生活したのに英語が話せない」という【ワーホリの定番】をしたくないと思っていたので、滞在中に書いていた日記をもとにこのブログを作りました。
趣味は、読書とハイキングと風景写真を撮ったり見たりすること。バンクーバーはとてもフォトジェニックな街だと思いました。
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