
カナダ留学中に「成長したな」と感じた出来事。
以前は緊張のし通しだった英語での電話もスムーズに出来たり、いつの前にか英語を使って生活することが「当たり前」になっていた。
留学で成長したことを実感
これはカナダのバンクーバーでワーホリ留学中、現地で入っていた医療保険が切れるので、延長するため保険会社に電話をかけたときのこと。
ちょうどその頃、カナダ国外へ旅行に行く計画があり、とりあえず旅先に着くまでをカバーしたいと思い、

すると
It’s up to you.
(それはあなた次第よ)
との返事。

(えぇっ、私次第ってどういう意味ですか?!)
確認しないと分からないから待ってて下さい
と言われ、待つこと数分。
で、得られた回答は、
目的地への到着予定時刻にはバンクーバー時間では次の日になっているから、次の日まで入っていなければならない
とのこと。

ふぅ。保険なのに、私次第ってことはないだろう・・
と無事に延長手続きを済ませ、電話を切ってから気がついた。
カナダに来る前は、英語で電話で保険の手続きをしている自分なんて、想像もしていなかったということに。
とくに聞き返されるということもなく、相手が言っていることも全部わかったし、まさかの「あなた次第よ」以外はスムーズに進んだ。
英語全く話せずワーホリ留学スタート…
もともとカナダでワーホリ留学を始めた頃は、英語が全く話せなかった。
日本では自分なりに英語を独学(暗記)してはいたが、
現地に着いて初めて自分の英語力が思ったよりも低いことに気づき焦った私は、現地にある語学学校(ESL)に通い、英語を勉強するようになった。
そして3ヶ月間、毎日朝から夕方まで英語を勉強し、放課後や週末までも図書館に行ったりして、英語を勉強した。
だけどいくら勉強をしても、それが自分のスピーキングに繋がっている感じがしなくて、英語を話すときは自分が子供に返ってしまったような気がした。
だからその頃は英語で電話をかけることがあっても、結局話が通じなくて
途中で日本語を話せる人に代わられたり、
Let’s text each other, ok?
(電話じゃなくてメールにしましょう)
と言われたりすることも、あった。
それが今では、日本語でするのと同じように、英語でも電話で話をすることができるようになっていたということに感動を覚えた。
海外で語学学校に通って英語を勉強しても、内容自体は日本の学校の英語の授業と変わらない。
クラスメートが10~15人もいる①グループレッスンだから授業内で話すチャンスはなかなかなく、大半の時間は先生の講義を②リスニングし、教材を使って③単語や文法を暗記する「①+②+③=日本式の英語学習」で、違うのは授業が全て英語で進むということくらいだった。

だから3ヶ月やそれ以上学校に通っても、英語が「思ったほど話せない」と悩んでいる人にたくさん出会った。
「海外で英語を勉強しても話せるようにならないなんて信じられない」と思う人は、ぜひ「ワーホリ 失敗」や「留学 失敗」でググってみてほしい。
英語で電話をかけるのも緊張しない!
それが変わり始めたのは、カナダで「日本式の英語学習」を止めてから、だった。
というのも、語学学校(ESL)に通って毎日英語を勉強したのに、「自分が英語を話せている」という気がせず悩んでいた私は、知人から「マンツーマンで英語を教えている先生がいる」と教えてもらい、その先生のレッスンを受けるようになった。
英語の「文化」をはじめ、
人々の考え方や価値観・行動パターン・ライフスタイル・人と人との関係性など。
ネイティブみたいに自然で大人っぽい英語を話すための「英語の話しことば」
世界中のどの言語にも共通して存在しているが、教科書にも辞書にも書いてなく、学校や親から教えられることもない。こどもから大人へと成長する過程で、周囲の人々の会話を見聞きする中で自然に学び、いつのまにか意識することもなくしている「話し方のパターン」のこと。
例えば次に何を言うべきか考えながら日本語で「ええと・・」と言ったりするが、英語でも同様に「 Well..」と言ったりする。
すると同じ3ヶ月で、今度は現地の人とも楽しくおしゃべりができたり、ネイティブの友達ができたり、
私がカナダでワーホリ留学中にマンツーマンレッスンで英語を習った先生は、オーストラリアのメルボルン大学でLinguistic Science(言語教育科学)という学問を修め、言語学の2つの学位を取得した英語学習の専門家で、
①Applied Linguistic Science with the specialty of Methodology of Teaching Foreigner Languages (応用言語教育科学 外国語教育方法論):母国語と同等か、それに近いレベルに短期間で外国語でも到達するための教育法。 ②Psycho-Linguistic(心理言語学):人がとくに新しい言語を習得する際の心理的葛藤(カルチャーショックやホームシックなど)や、言語の認知処理等、言語と心理的な側面を結びつきを研究する学問。 |
大学で学んだことを基に、通常はカナダやアメリカなどの主に多民族国家で、子どもを対象に行われているイマージョン・プログラム(Wikipedia:https://ja.wikipedia.org/wiki/イマージョン・プログラム)を応用して、「大人が短期間で外国語を習得するための学習法」を開発し、教えている。
だからこの英語の勉強の仕方は、先生のレッスン以外では学ぶことができず、レッスンは「暗記なし・教材なし・宿題なし」で英語を「経験」して慣れながらスピーキングを伸ばすことにフォーカスした内容になっていた。
例えば、カナダやアメリカ、南米などを先生も同行して旅行(言語冒険旅行)するコースなどもあった。
・英語の暗記(インプット)ではなく「話すこと(アウトプット)を重視した英語学習プログラム」
と
・ワーキングホリデーや留学の「サポート」
が1つになった『留学エージェント』をカナダに設立。
先生自身は英語・日本語・中国語・スペイン語・ロシア語・ポーランド語の6カ国語を話すマルチリンガルで、母国語である英語以外はすべて自身が確立した学習法を使って習得したということだった。
また大学時代に文部科学省奨学金留学生として筑波大学で交換留学していたこともあるため日本の文化にもかなり詳しく、大学卒業後に早稲田大学や東京外国語大学で言語教育の講演をしたこともあるらしい。

今は先生1人だけでなく、複数の先生方がいて、「先生1人・生徒1人のマンツーマンレッスン」どころか、「先生3人・生徒1人のレッスン(何人もの生徒に対して先生は1人の「グループレッスン」とは真逆!)」が受けられるようになっている。
留学で成長するとはどういうことか?
留学を通して「成長する」とはどういうことだろうと考えると、例えば自分の中にそれまでにはなかった考え方・視点が得られたとき、あるいはそれまで出来なかったことが出来るようになったとき、人は『成長した』と言うのではないだろうか。
だから私にとっては英語が話せるようになる、電話でも会話ができる、ということが大きな一つの「成長」だった。
英語での電話対応ができるというスキルは、帰国後仕事をする時にも役立っている。

まとめ
カナダでワーホリ留学を始めた頃、英語で電話をするときにはいつも緊張していたものだったけど、今は、何も感じない。
英語を使って生活をすることが、いつの間にか「当たり前」になっていた。
そのことに気づいた時、「成長したなぁ、自分・・」と思った。
私がカナダで受けていたレッスンは、私がワーホリ留学していた5年ほど前には先生が1人だけで教えておられましたが、今は先生の他にも複数の先生方がおられ、レッスンを受けられる場所もカナダだけでなく、オーストラリア(シドニー)やフィリピン(セブ島)、またSkypeを使って世界中どこからでも受けられるようになっています。
また現在、私がカナダで英語を教えて頂いていた先生は日本にも度々出張で来ておられ、海外に行く「前」・日本にいる間に先生のレッスンをお住いの地域の最寄りのカフェで受けることができるようになっています。
(先生が北海道から九州まで、お住まいの地域のJR駅近くのカフェまで来て下さいます。)→来日が難しい間は全てSkypeとなります。

これから海外でワーホリや留学を予定されている生徒さんは、合計100時間のSkypeレッスンに加えて、海外に行く「前」に日本でも対面のレッスンを受けることで、日本にいる間に英語の上達具合を先生とチェックし、「海外で生活するための準備」ができるようになっています。
日本にいる間に、日本とカナダの文化の違いや、ネイティブのように自然で大人っぽい英語を話すための「英語の話しことば」を学び、スムーズに海外生活をスタートするための準備をすることができます。
これを先生のレッスンでは、日本語のことわざにちなみ、
TWS=Tataite Wataru Study=石橋を3回たたいて渡る勉強
と呼んでいます。
私としては旅先に着く瞬間までカバーしてもらえればいいのだけれど、そのためには、「バンクーバーを出る日」まで入っていればよいのか、それとも「現地での到着時刻となる次の日」まで入っていなければならないのか、教えてもらえますか?