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英語の文法ミスが怖い!がなくなった勉強法

ロッキーマウンテン ルイーズ湖
ロッキーマウンテン ルイーズ湖

英語で文法ミスをするのが怖い。

文法も単語もカンペキな英語を話すのが正くて、間違えるのは恥ずかしい。

カナダでワーホリ留学するまではそう思っていた。

でも現地で英語を習っていた先生に「日本語でミスしても気にしないのに英語だと気にするのはなぜですか?」と聞かれてから変わった。

英語の文法ミスが怖い→話すのも怖くなる

カナダのバンクーバーでワーホリ留学を始め、語学学校(ESL)に通うようになってからも、学校の先生や学校カウンセラーの人たちからは

ミスをすべきではない

と言われ続けた。

私が通っていた語学学校には、やたら生徒のミスに厳しく、発音をまちがえたり、文法ミスをするたびに

違う!

怒る先生も中にはいて、私もクラスメイトも何かミスをする度

Sorry(すみません)・・・

と言って、間違えたところを言い直させられた。

そしてその度、

あぁ、また間違えた。
こんなこともできなくて私はダメだ。
いつになったらカンペキな英語が話せるようになるんだろう・・

とヘコんだ。

だけどミスを指摘されてその場では直せても、本当に理解はできていないから、またすぐ同じミスをくり返した。

発音にいたっては、私はそもそも「正しい発音」というものがよく分からなかったから、先生から

OK

と言われるまで適当に何度も言い直してその場をやり過ごすだけだった。

私には「英語のミス」を指摘されても自信がなくなっていくだけで、自分の英語が上達していっているとは、思えなかった。
補足
そしてその発音や文法のミスには厳しい学校の先生も、クラスメイトが「How can I say?」ばかり言いまくることに関しては何も言わないのだった。
「発音」「文法」が正しい英語で話せることよりももっと重要なことがあるのではないかと思うのだが・・。
毎日学校で朝から夕方まで、時には放課後や週末まで使って英語を勉強しても「自分の英語が上達している」という気がせず、学校のカウンセラーの人にも相談をした。
Cana
カナダに来てそろそろ3ヶ月がたつのですが、英語が話せるようになっていかないので不安です。
ミスもたくさんしますし・・。
そうしたら学校カウンセラーの人にも、

今ミスをしていたら、発音も文法も間違えた状態で覚えてしまうから、考えながらゆっくり話した方がよいですよ。

というアドバイスを受けた。

だから私はますます、英語で話すときには、ミスをしないように、口を開く前によく考えるようになった。

でも頭の中でいくら

文法はこうで、発音はこうで・・

とか考えても、結局は通じないし、考えていた通りにも話せない。

いったいどうしたら話せるようになるのだろうか?と悩んでいたところ、知り合いから「マンツーマンで英語を教えている先生がいる」と聞き、体験レッスンを受けた。

そして、その先生のレッスンプログラムを受けるようになった。
注意
海外で語学学校に通って英語を勉強しても、内容自体は日本の学校の英語の授業と変わらない。

クラスメートが10~15人もいる①グループレッスンだから授業内で話すチャンスはなかなかなく、大半の時間は先生の講義を②リスニングし、教材を使って③単語や文法を暗記する「①+②+③=日本式の英語の勉強」で、違うのは授業が全て英語で進むということくらいだった。

語学学校(ESL)の授業イメージ
語学学校(ESL)の授業イメージ

だから3ヶ月やそれ以上学校に通っても、英語が「思ったほど話せない」と悩んでいる人にたくさん出会った。

「海外で英語を勉強しても話せるようにならないなんて信じられない」と思う人は、ぜひ「ワーホリ 失敗」や「留学 失敗」でググってみてほしい。

日本語で文法ミスしても謝らないのに英語では謝るのはナゼ?

その日のマンツーマンレッスン中にちょっとした言いまちがいをした時、私は

Cana
Sorry!(すみません)
ととっさに言っていた。

そうしたら先生から

先生
今、どうして謝ったのですか?

Canaさんは、日本語で話してるときにミスしたら、謝るのですか? 

ではどうして英語だと謝るのでしょう?

と言われ、とてもびっくりした。

そう言われて初めて、私は自分の中にある
英語でミスをする=悪いこと=謝らなければならないこと
という考え方に気がついた。

考えてみれば、私は日本で生まれ育った

ネイティブ・ジャパニーズ・スピーカー
だけど、日本語でも言いまちがえたり、言葉につまったり、かんだりと、しょっちゅう「ミス」をしている。
でも日本語では、

ミスして恥ずかしいから日本語を話すのはやめとこう

なんて思ったこと、ない。

日本語で話すときは何回噛もうが

ああ、何で自分は日本語がカンペキに話せないんだろう・・

なんて思わないし、
言いまちがえる度に

すみません

とも言わないのだった。

補足
私がカナダでワーホリ留学中にマンツーマンレッスンで英語を習った先生は、オーストラリアのメルボルン大学でLinguistic Science(言語教育科学)という学問を修め、言語学の2つの学位を取得した英語学習の専門家で、

①Applied Linguistic Science with the specialty of Methodology of Teaching Foreigner Languages (応用言語教育科学 外国語教育方法論):母国語と同等か、それに近いレベルに短期間で外国語でも到達するための教育法。

②Psycho-Linguistic(心理言語学):人がとくに新しい言語を習得する際の心理的葛藤(カルチャーショックやホームシックなど)や、言語の認知処理等、言語と心理的な側面を結びつきを研究する学問。

大学で学んだことを基に、通常はカナダやアメリカなどの主に多民族国家で、子どもを対象に行われているイマージョン・プログラム(Wikipedia)を応用して「大人が短期間で外国語を習得するための学習法」を開発し、教えている。

だからこの英語の勉強の仕方は、先生のレッスン以外では学ぶことができず、レッスンは「暗記なし・教材なし・宿題なし」で英語を「経験」して「慣れ」ながらスピーキングを伸ばすことにフォーカスした内容になっていた。

例えば、カナダやアメリカ、南米などを先生も同行して旅行(言語冒険旅行)するコースなどもあった。

そして先生は、海外に行く「前」、そして海外に着いてからも日常会話にも自信が持てず悩んでいるワーホリメーカーや留学生を助けるため
英語の暗記(インプット)ではなく「話すこと(アウトプット)を重視した英語学習プログラム」

ワーキングホリデーや留学の「サポート」
が1つになった『留学エージェント』をカナダに設立。

先生自身は英語・日本語・中国語・スペイン語・ロシア語・ポーランド語の6カ国語を話すマルチリンガルで、母国語である英語以外はすべて自身が確立した学習法を使って習得したということだった。

また大学時代に文部科学省奨学金留学生として筑波大学で交換留学していたこともあるため日本の文化にもかなり詳しく、大学卒業後に早稲田大学や東京外国語大学で言語教育の講演をしたこともあるらしい。

英語マンツーマンレッスンの様子
いつもレッスンを受けていたバンクーバーのカフェ

さらに当時は先生が1人だけで教えていたが、今は複数の先生方がいて、「先生1人・生徒1人のマンツーマンレッスン」どころか、「先生3人・生徒1人のレッスン(何人もの生徒に1人の先生がつく「グループレッスン」とは真逆!)」が受けられるようになっている。

海外でも文法や単語の勉強をメインにしていた頃

ワーホリで日本からカナダに行った私の一番の願いは

英語が話せるようになりたい
ということだったが、カナダに着いてからの私がはじめの3ヶ月していたことといえば、単語を覚えたり文法の問題を解いたり・・・。

完全に日本でしていたことと同じだった。

日本で中学・高校と6年間(大学でも英語の授業があったので厳密に言えばそれ以上だが)もしてきて、
話せるようにはならなかった
日本式の英語学習(単語や文法の暗記)
を、カナダでもくり返していた。

まず語学学校(ESL)に通い、授業中はもちろんのこと、放課後や休日にも単語帳をながめたり、学校の授業で配られた文法の問題を解いたり、イディオムを書き取ったりしながら、

本当にこれで英語が話せるようになるんだろうか・・?
何かが違うような気がする・・

と時々思うことは、あった。

英語は使わないと意味がない

でも他にどうしたらよいかがわからなかったから、自分が何年もしてきて慣れていて、周囲の人(学校の先生、カウンセラー、エージェントの人に、学校のクラスメイト)も

そうするのが当然

と言う勉強の仕方(=日本式の英語学習)を、し続けていた。

ふつうに考えて、単語帳をながめたり、ノートにスペルを書き取ったり、文法の参考書を読んで問題を解いたりするのは、単調な作業であり、退屈でもある。

しかも、いくら時間をかけて「暗記」しても、実際の会話になると全然使えなかったり、数日後には大半を忘れてしまっている。

でも矛盾するようだけれど、私が当時「何かが違う気がする」と思いながらも「英語を暗記すること」を続けていた理由は、それが自分にとってラクだったところがあるからではないかとも思う。

言葉をかえると、英語を「暗記」するのは、そこに相手が存在せず、自分1人でできることだから気がラクだった

だってそこに相手がいる「会話」だったら、言いまちがえたり、変な文法で話してしまったら恥ずかしいし、聞き取れなかったら気まずい。

その点、自分だけでする「暗記の勉強」なら、いくらミスしたって、覚えることができていなくたって、他人に知られることはないから恥をかかなくてすむ。

相手の英語が聞き取れなくて、「迷惑」をかけることもない・・。

英語が話せるようになりたい

と思いながらも、
ひたすら文法や英語を暗記しては

何かが違う気がする

と思いながらも、
それまでの勉強の仕方をし続けていたのは、他にどうしたらよいのか分からなかったということの他にも

「ミスをするのはいけない/恥ずかしいこと」という考え
があったからではないかと、今となっては思う。

だからカナダで語学学校に通っていた間は、たとえ文法や発音がめちゃくちゃでも、そんなこと気にせず話しまくる中南米やヨーロッパからの留学生に出会うたび、そんな彼らが

うらやましい

と思う一方、彼らに自分とは相容れないものを感じ、仲良くなることはできなかった。

日本語ではミスしても気にしない

自分の母国語である日本語で話す時でも、ミスすることなんて、しょっちゅうある。

そんな時どうしてるかと言うと、言い直すか、気にせずに話し続けるだけ。

それに当たり前だけれど、英語のネイティブだって英語でミスをしている。

ネイティブの友達や同僚と話したりチャットをしていても、文法やスペルのミスがふつ〜にある。

だから、私たち日本人だって、英語でミスをしても、

Sorry(すみません)

謝らなくていい。

英語のミスは現実では「×」じゃない

学校のテストでは、1つのミスなく「100点」を取ることが可能かもしれないが、現実の世界ではそんなこと絶対に不可能だし、ミスしたところで減点されるわけでもない。

日常の会話で、いつも絶対に言まちがえることなく、嚙むことも、つかえることもなく話せる人がいるとしたら、それはロボットじゃないだろうか。

私たちは日本で生まれ育った「ネイティブジャパニーズスピーカー」だから、日本語でミスをしてもそれを「カバーする方法」を成長する過程で「経験」から自然に学んでいる。

しかし英語の単語や文法を「暗記」するばかりで、それらの知識を実際に使って話すという「経験」が乏しい人は、英語でミスしたときどうカバーすればよいかということが分からない。

英語で話すときに本当に必要なことは、

英語でミスしないこと
ではなく、
ミスしてもカバーする方法
を知っていること。

その方法を、私はバンクーバーで受けた英語のマンツーマンレッスンで、ネイティブのような自然で大人っぽい英語を話すための「英語の話しことば」の中の1つとして教わった。

補足
「英語の話しことば」は全部で13種類ある。

まとめ

英語のネイティブではない私たちが英語で話すときは、別にミスしてもよいから、それをカバーして話し続ければよいだけ。

というか、英語のネイティブでさえミスをするのだから、「英語のネイティブではない人」が英語で一切のミスをしないより、むしろミスする方が(言いまちがたり、つまったり、かんだりする方が)自然、とも言える。

気がつくと「単語や文法の暗記(日本式の英語学習)」は、私にとって別に気がラクなことでも何でもなく、ただの「退屈なこと」になり、ミスをしながらも誰かと英語で会話する方が、よっぽど楽しくてラクなことになっていた。

そしてミスをする度に、自分の英語が上達している、とも思えるようになっていった。

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