英語のバイリンガルになるには?カナダで学んだ近道

カナダで犬そりの経験

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英語バイリンガルになるにはどうすればよいのか?

日本で「英語話せます、バイリンガルです」というとよく驚かれるが多民族が暮らすカナダではもっと多く話せる「マルチリンガル」も珍しくない。

日本人は「英語で読み書きできても話すのが難しい」と言うのと逆で彼らは口を揃えて「外国語では話すことより読み書きの方が難しい」と言うのだった。

英語バイリンガルになるには?

カナダでワーホリ留学して英語が話せるようになると、日本ではほとんど出会ったことがなかった

バイリンガル(2ヶ国語話せる人)
トリンガル(3ヶ国語)
、それ以上話せる
マルチリンガル
にも出会うようになり、どうやって「母国語以外の言語」を学んだのか、聞いてみた。

すると

親の転勤で複数の国に住んでいたから

複数の言語が公用語になっている国(シンガポールやフィリピンなど)出身だから

自分はカナダで生まれ育ったが、親がイタリアからの移民で、家ではイタリア語で話すから

などなど、子どもの頃から多言語の環境で育っている人が多かった。

両親が中国系移民で、自身は生まれも育ちもカナダの「中国系カナダ人」の女の子の友達がいて、

My mother tongue is English.
(私の母国語は英語だよ)

そんな彼女は

ネイティブ・イングリッシュ・スピーカー
であるが

家族とは中国語でも話す

ため、英語と中国語の

バイリンガル
でもある。

補足
「ネイティブ・イングリッシュ・スピーカー」の定義はこちらを参照。

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しかし彼女は、中国語を読んだり書いたりすることは、まるでできない。

子ども向けの中国語の本でも、

読めない字ばっかり

だし、かろうじて自分の

中国名(漢字の名前。つまり「English Name」と「中国名」の2つを持っている
は書くことができるが、他の漢字はまったくといっていいほど、書けない。
補足
「中国語の読み書きができなくても別に困らないから」ということで、本人はとくに気にもしていなかったが。

「知識」を詰め込む日本の英語学習

日本人は学校で英語の文法と単語(だけ)を何年もかけて学ぶおかげで、ほとんどの人が

英語を読んだり書いたりは(比較的)できるけど、聞いたり話すのが難しい

と言う。

しかし実際には、

英語の読み書きはできる

とは言っても、学校の英語の授業では、いつも「教科書や問題集にのっている英語の文章や単語」を暗記し、テスト用紙に書くという訓練ばかりをしてきているため、たとえば「解答例」も何もなしに急に

ネイティブに英語でメール送ってみて!

と言われても・・・戸惑う。

なぜなら日本人にとって「英語」とは、学校で読み書きの勉強はするけれど、実生活では使うことがない(使う必要もない)ものだから。

中学高校の6年かけて単語や文法の「知識」は学んでも、それらを実際に「使う」という「経験」はないに等しいものだから、である。

カナダでもさらに「知識」を詰め込む勉強

カナダでワーホリを始めた私は、現地に着いて初めて、自分の英語が思っていた以上に通じないこと、ネイティブの英語が聞き取れないことに気づき、焦った。

と言うのも、バンクーバー空港に着いた時、職員から何を言われているのかもわからず、危うくパスポートをもらわずに空港を出るところだったくらい。

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これはまずい・・早く英語話せるようになりたい!

と思った私は、

3ヶ月も英語を勉強すれば、英語は話せるようになるはず・・!?

という「期待」をもって、語学学校(ESL)に通うようになった。

しかし卒業する頃になっても「英語を話せている」という気が、しない。

3ヶ月、毎日朝から夕方まで学校で英語を勉強し、放課後や週末までも図書館に行ったりして英語を勉強し、
学校の「中」であれば

留学生の英語に慣れているネイティブの先生
自分と似たような発音や文法のミスをする日本人や韓国人の留学生
となら話せるし、友達にもなれた。

けど学校を一歩「外」に出ると、ネイティブとは話が続かない。

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続かないどころか、見下されたような態度を取られたり、

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カフェで注文していても、なぜか冷たくあしらわれたり・・。

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無給のボランティアでさえ、英語力が足りずにすぐクビになった。

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注意
海外で語学学校に通って英語を勉強しても、内容自体は日本の学校の英語の授業と変わらない。

クラスメートが10~15人もいるグループレッスンだから授業内で話すチャンスはなかなかなく、大半の時間は先生の講義を「リスニング」し、教材を使って単語や文法を「暗記」する「日本式の英語の勉強」で、違うのは授業が全て英語で進むということくらいだった。

語学学校(ESL)の授業イメージ

語学学校(ESL)の授業イメージ

だから3ヶ月やそれ以上学校に通っても、英語が「思ったほど話せない」と悩んでいる人にたくさん出会った。

「海外で英語を勉強しても話せるようにならないなんて信じられない」と思う人は、ぜひ「ワーホリ 失敗」や「留学 失敗」でググってみてほしい。

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悩んでいたところ、知り合いから「マンツーマンで英語を教えている先生がいる」と聞き、そのレッスンを受けるようになった。

そうしたらその先生は

先生
I speak 6 languages.
(私は6ヶ国語を話します)
と言い、しかも
先生
母国語である英語以外は、すべて大学で言語学を学ぶようになってから勉強を始めて習得しました。
ということだった。

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補足
私がカナダでワーホリ留学中にマンツーマンレッスンで英語を習った先生は、オーストラリアのメルボルン大学でLinguistic Science(言語教育科学)という学問を修め、言語学の2つの学位を取得した英語学習の専門家で、

①Applied Linguistic Science with the specialty of Methodology of Teaching Foreigner Languages (応用言語教育科学 外国語教育方法論):母国語と同等か、それに近いレベルに短期間で外国語でも到達するための教育法。

②Psycho-Linguistic(心理言語学):人がとくに新しい言語を習得する際の心理的葛藤(カルチャーショックやホームシックなど)や、言語の認知処理等、言語と心理的な側面を結びつきを研究する学問。

大学で学んだことを基に、通常はカナダやアメリカなどの主に多民族国家で、子どもを対象に行われているイマージョン・プログラム(Wikipedia)を応用して「大人が短期間で外国語を習得するための学習法」を開発し、教えている。

だからこの英語の勉強の仕方は、先生のレッスン以外では学ぶことができず、レッスンは「暗記なし・教材なし・宿題なし」で英語を「経験」して「慣れ」ながらスピーキングを伸ばすことにフォーカスした内容になっていた。

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そして先生は、海外に行く「前」、そして海外に着いてからも日常会話にも自信が持てず悩んでいるワーホリメーカーや留学生を助けるため
英語の暗記(インプット)ではなく「話すこと(アウトプット)を重視した英語学習プログラム」

ワーキングホリデーや留学の「サポート」
が1つになった『留学エージェント』をカナダに設立。

先生自身は英語・日本語・中国語・スペイン語・ロシア語・ポーランド語の6カ国語を話すマルチリンガルで、母国語である英語以外はすべて自身が確立した学習法を使って習得したということだった。

また大学時代に文部科学省奨学金留学生として筑波大学で交換留学していたこともあるため日本の文化にもかなり詳しく、大学卒業後に早稲田大学や東京外国語大学で言語教育の講演をしたこともあるらしい。

英語マンツーマンレッスンの様子

いつもレッスンを受けていたバンクーバーのカフェ

先生は日本語で話すだけではなく、読んだり、書いたりすることもできるため、体験レッスンでは日本語でも説明を受けることができた。

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母国語(日本語)を習得した過程

その後レッスンを受けるようになって学んだことは、ヒトは母国語を習得する時には、「言語を構成するもの5つ」のうち、3つを赤ちゃんの頃から日々の生活の中で自然に学び、2つを小学校に入ってから初めて勉強する。

だからこそ誰でも必ず1つ以上は、言語を話せるようになるのだということだった。

英語を話すために学ぶべき5つの分野
ヒトが言語を学ぶときの自然な順番

  1. 文化:人々の考え方や価値観、行動の仕方、ライフスタイル、そして人と人との関係性のことなど

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  2. 発音:アクセント・イントネーションなど音に関わるすべてのこと

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  3. 英語の話しことば:世界中のどの言語にも共通して存在しているが、教科書にも書いていないし、学校や親から教えられることもない。成長する中で自然に学び、いつの間にか自然に使っている話し方。例えば「Well/ええと・・」などで、つまり「書きことば」に対する「話しことば」のこと

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  4. 文法

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先生
言うなれば、
赤ちゃん〜小学校入学まで①文化②発音③英語の話しことばを学ぶ期間は「経験の時期」
で、
小学校入学以降の④文法⑤単語を学ぶ期間は「知識の時期」
になります。

私たちはこの

経験の時期
があったからこそ、自分の母国語である日本語を聞いて理解し、話せるようになり、その後
知識の時期
を経ることで、今度は母国語(日本語)を読んだり、書いたりすることができるようになった。

先生
このレッスンでは、誰もが子どもだった頃していたことを応用して、英語という言語を「経験」することで自信をつけていきます。

だからこそ、英語が母国語ではない大人の方でも、短期間で英語を習得することができるのです。

英語も母国語を学んだように学んでみる

私はその日は初めて聞くことばかりで、

Cana
理屈はなんとなくわかるのですが、本当にそんなことできるんですか??
と、何度も質問をしなければならなかった。

しかしすでに日本で中学高校の6年と、大学も入れれば10年(専攻は全く英語に関係なかったが教養として英語の授業もあったので)、さらにカナダでも3ヶ月、朝から夕方まで毎日英語を勉強して、それでも英語が話せるようになっていないのは事実だった。

今までずっとやってきて効果を感じてない勉強
を今後も続けて、話せるようになるとも思えなかったので、レッスンを受けてみよう、と思った。

すると今度は、学校に通っていたのと同じ3ヶ月で、現地の人と楽しくおしゃべりしたり、ネイティブの友達ができたり、「あなたの英語は日本人ぽくない」と言われたりするようになっていた。

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英語が話せるようになると、それまでは語学学校で出会う日本人か韓国人の友達しかいなかったのが、現地の友達もできるようになっていった。

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補足
私は生徒の90%が日本人か韓国人の語学学校(ESL)に通っていた。
パンフレットの写真では、世界各国からの留学生が一緒に勉強しているような印象を受けたが、行ってみたら全然違った。 これは何も私が通っていた学校に限られる話ではなく、日本人がワーホリや留学でよく行くような都市であれば世界中どこでも同じような状況らしい。

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「暗記」した知識は使わなければすぐに忘れてしまうけど、「経験」して学んだことは時間が経っても忘れない。

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だから私は帰国後、英語「で」勉強することはあっても、英語「を」勉強したことはない。

それでも帰国してしばらくして受けたTOEICではほぼ満点の970点が取れた。

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まとめ

カナダで出会ったバイリンガルやトリンガルの友達が

外国語では話すことより読み書きの方がよほど難しい

と言う理由は、母国語(英語)では

経験の時期知識の時期
を、成長の過程でどちらも自然に通過したが、外国語では
経験の時期
しか過ごしていないのが原因だった。

一方、日本人の場合は、学校で外国語(英語)の読み書きばかりを学ぶため、

知識の時期
は何年も過ごしているのに、
経験の時期
は全く過ごすことができない。

そのため、彼らと反対に 

外国語(英語)では、比較的読み書きはできるが、話すのが難しい

状況になっているのだった。

自分がカナダでワーホリしてわかったことは、外国語(英語)でも母国語(日本語)を習得したときと同じように、

「経験の時期」
を過ごせば、誰でも短期間で話せるようになる、ということ。

だから母国語(日本語)を習得した時と同じように、とくに苦労した覚えもなく、気づいたら3ヶ月で「バイリンガル」になれていた。

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補足
私がカナダで受けていたレッスンは、私がワーホリしていた5年ほど前には先生が一人だけで教えておられましたが、今は先生の他にも複数の先生方がおられ、レッスンを受けられる場所もカナダ(バンクーバー)だけでなく、オーストラリア(シドニー)フィリピン(セブ島)、またSkypeを使って世界中どこからでも受けられるようになっています。

下は、バンクーバーでの留学を終え、帰国された日本人の生徒さん(Yさん)から先生に届いたメールだそうです。掲載の許可をいただき、ご紹介します。

バンクーバー留学から帰国前のYさんから先生へのメール

Hi!! How are you doing?
I am going back home, I will leave Vancouver and go back to Japan this weekend.
Thank you for everything that happened to me in Canada.. Thanks to you, I could make a lot of amazing memories and I could level up my English. I almost feel as if I am handling English by myself same as if I spoke my native language – Japanese. You’re the amazing teacher! Thank you.

(和訳:筆者)

こんにちは!! お元気ですか?
今週末、バンクーバーを発って日本に帰国します。
カナダで起こった全てのことに感謝します。先生のおかげでたくさんの素晴らしい思い出を作ることができ、英語もレベルアップさせることができました。自分の母国語である日本語と同じように、英語でも話せているような気がします。 あなたは素晴らしい教師です!
ありがとうございました。


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ABOUTこの記事をかいた人

加奈(Cana)

大学を卒業後、就職して働き始めるも学生時代から興味があった海外生活への興味が高まり、カナダのバンクーバーでワーキングホリデーを経験(2012年)。
現在は都内企業で英語を使う仕事をしています。
始めはカナダでも「日本式の英語の勉強=単語や文法の暗記」をしていたのですが、これで本当に英語が話せるようになるのか不安でした。 また周りにも同じように英語で悩んでいるワーホリメーカーや留学生がたくさんいました。 自分はワーホリに行く前「海外で生活したのに英語が話せない」という【ワーホリの定番】はしたくないと思っていたので、滞在中に書いていた日記をもとにこのブログを作りました。
趣味は、読書とハイキングと風景写真を撮ったり見たりすること。バンクーバーはとてもフォトジェニックな街だと思いました。