
日本と海外の文化の違いを留学中に学ぶことができた。
カナダで文化の違いを学ぶようになってからスピーキングが伸びていくのを感じた。
英語が自然とほめられたり日本人ぽくないと言われたり。
考えてみれば日本では中高と6年以上をかけて英語を勉強したが単語や文法の勉強ばかりで英語の文化を学んだことは一度もなかった。
人々の考え方や価値観・行動パターン・ライフスタイル・人と人との関係性など。
目次
日本と海外の文化の違いを留学で学んだ
私の場合、カナダで留学(ワーホリ留学)中に受けていたマンツーマンレッスンで、日本語と英語の「文化」の違いについて初めて学んだ。



日本語と英語のあいさつって、「反対」なんです。

えーとそれは・・どういうことでしょうか
日本と海外の「あいさつ」の違い

そこで主催者に会ったら、どんなあいさつをしますか?
日本語:始め短く終わり長く

今日はよろしくお願いします。

では、帰るときは何とあいさつしますか?

とても楽しかったです。
またよろしくお願いします。
・・失礼します。

それに日本語では、あいさつの間に何度もお辞儀しますよね。
だから「さよなら」と言いながら頭を下げて、ドアから出るときもまたお辞儀したりもしませんか?


日本語の文化は丁寧であることが重要ですから、1度のお辞儀では足りなくて、あいさつしながら何度も何度もお辞儀している日本人の方々を、ここ(バンクーバー)でもよく見かけます。

英語:始め長く終わり短く

例えば初対面でも、
これらの言葉は重ねて言っても不自然ではないですし、相手が何か答えたら、さらに質問を続けて、会話を楽しみます。

英語ではスモールトークっていう文化もありますしね。

(この「ya」はyouの短縮形で、発音をカタカナで書くと「シーヤ」に聞こえる)
また英語のあいさつでは、お辞儀もしないです。


去り際が「そっけない」と感じる方もいるようで、だから自分が何か気に触るようなことをしたのではないかと心配とレッスン中に話してくれる生徒さんもいるのですが、これも文化の違いなのですね。

日本と海外の「会話の仕方」の違い

日本語:順番に話すのがルール


英語:話す順番はランダム


私の場合、1対1ならまぁ英語でもリラックスして話せるんですが、グループでの会話になるとみんながわ〜っと喋ってるから口を挟めなくて、もどかしい思いをすることもよくあります・・。

それはCanaさんのキャラクターでもあるので決して悪いことではないのですが、もしもっとグループでの会話も楽しみたいと思っているのでしたら、そういう時に会話に入りやすくするテクニックもありますよ。
それはまた次の機会に教えますね。

はい、ぜひお願いします!
「英語の文化」をスキップする勉強の効果とは?
私は日本では中学高校の6年、(英語に関係する専攻ではないが、教養として英語の授業があったので)大学も入れれば合計10年かけて英語を勉強し、カナダでは語学学校(ESL)に通って3ヶ月間英語を勉強した。
3ヶ月間、毎日学校で朝から夕方まで英語を勉強し、放課後や週末までも図書館に行ったりして、英語を勉強した結果は、
たしかに学校の「中」であれば、
けど授業中もペラペラ喋る南米やヨーロッパ、メキシコなどからの留学生と仲良くなるのは難しい。
学校の「外」で出会うネイティブともまるで話が続かない。
続かないどころか、見下されたような態度を取られたり、
カフェでコーヒー1杯注文するのすら、緊張の連続だった。
海外で語学学校に通って英語を勉強しても、内容自体は日本の学校の英語の授業と変わらない。
クラスメートが10~15人もいるから授業内で話すチャンスはなかなかなく、大半の時間は先生の講義を「リスニング」し、教材を使って単語や文法を「暗記」する「日本式の英語の勉強」で、違うのは授業が全て英語で進むということくらいだった。

だから3ヶ月やそれ以上学校に通っても、英語が「思ったほど話せない」と悩んでいる人にたくさん出会った。
「海外で英語を勉強しても話せるようにならないなんて信じられない」と思う人は、ぜひ「ワーホリ 失敗」や「留学 失敗」でググってみてほしい。
そして、藁にもすがるような気持ちでその先生のレッスンを受けるようになった。
そこでは、英語の文化(考え方や価値観・行動パターン・ライフスタイル・人と人との関係性のことなど)を学び、自分が生活している英語圏の国(カナダ)で、英語を使ってどのように話し、ふるまえばよいのかを具体的に学ぶようになった。
すると同じ3ヶ月で今度は現地の人と楽しくおしゃべりしたり、ネイティブの友達ができたり、「あなたの英語は日本人ぽくない」と言われたり、日本人からも「行動が日本人ぽくない」と言われたりするようになっていた。
私がカナダでワーホリ留学中にマンツーマンレッスンで英語を習った先生は、オーストラリアのメルボルン大学でLinguistic Science(言語教育科学)という学問を修め、言語学の2つの学位を取得した英語学習の専門家で、
①Applied Linguistic Science with the specialty of Methodology of Teaching Foreigner Languages (応用言語教育科学 外国語教育方法論):母国語と同等か、それに近いレベルに短期間で外国語でも到達するための教育法。 ②Psycho-Linguistic(心理言語学):人がとくに新しい言語を習得する際の心理的葛藤(カルチャーショックやホームシックなど)や、言語の認知処理等、言語と心理的な側面を結びつきを研究する学問。 |
大学で学んだことを基に、通常はカナダやアメリカなどの主に多民族国家で、子どもを対象に行われているイマージョン・プログラム(Wikipedia)を応用して「大人が短期間で外国語を習得するための学習法」を開発し、教えている。
だからこの英語の勉強の仕方は、先生のレッスン以外では学ぶことができず、レッスンは「暗記なし・教材なし・宿題なし」で英語を「経験」して「慣れ」ながらスピーキングを伸ばすことにフォーカスした内容になっていた。
例えば、カナダやアメリカ、南米などを先生も同行して旅行(言語冒険旅行)するコースなどもあった。
・英語の暗記(インプット)ではなく「話すこと(アウトプット)を重視した英語学習プログラム」
と
・ワーキングホリデーや留学の「サポート」
が1つになった『留学エージェント』をカナダに設立。
先生自身は英語・日本語・中国語・スペイン語・ロシア語・ポーランド語の6カ国語を話すマルチリンガルで、母国語である英語以外はすべて自身が確立した学習法を使って習得したということだった。
また大学時代に文部科学省奨学金留学生として筑波大学で交換留学していたこともあるため日本の文化にもかなり詳しく、大学卒業後に早稲田大学や東京外国語大学で言語教育の講演をしたこともあるらしい。

さらに当時は先生が1人だけで教えていたが、今は複数の先生方がいて、「先生1人・生徒1人のマンツーマンレッスン」どころか、「先生3人・生徒1人のレッスン(何人もの生徒に1人の先生がつく「グループレッスン」とは真逆!)」が受けられるようになっている。
まとめ
日本の学校でも海外の語学学校(ESL)でも「英語の文化」について習ったことがない分、毎回マンツーマンレッスンで学ぶのがとても楽しみだった。
海外現地で「英語の文化」を学び、それを自分でも「使う」ようになってからは現地の人からも英語を褒められることが増えていき、そうするとまたどんどん英語を学ぶのが楽しくなっていった。
私がカナダで受けていたレッスンは、私がワーホリしていた5年ほど前には先生が一人だけで教えておられましたが、今は先生の他にも複数の先生方がおられ、レッスンを受けられる場所もカナダだけでなく、オーストラリア(シドニー)やフィリピン(セブ島)、またSkypeを使って世界中どこからでも受けられるようになっています。