ワーホリで海外に行って英語を習得するために必要なこと

カナダ・バンクーバーのイングリッシュベイ

カナダ・バンクーバーのイングリッシュベイ

ワーホリで海外に行けば英語は話せるようになるのか。

実際ワーホリメーカーの90%ぐらいは英語が思ったほど話せないまま帰国していると言われている。

私もカナダで毎日単語や文法の勉強をしたが、3ヶ月たっても英語が伸びたとは思えなかった。

けれど現地で単語や文法「以外」の英語を学ぶようになると英語がどんどん変化していくのを感じた。

ワーホリで海外に行く人の必須知識=英語の文化

ワーホリで日本からカナダに行き、「英語の単語や文法」だけでなく、「英語の文化(人々の考え方や価値観・行動の仕方・習慣など)」を学ぶようになるまで、私は他人(とくに自分より年上の人)から言われたことを断る、というのがものすごく苦手だった。

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バンクーバーではじめの3ヶ月はフィリピン系カナダ人の家庭にホームスティをしていたので、毎日のようにフィリピン料理を食べていた。

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その家の夕食は、いつも全員でそろって食べ、テーブルに置かれたいくつかの大皿料理を、自分の皿に好きなだけ取って食べる、というスタイルだった。

私はもともと食ベることが好きなので、フィリピン料理もおいしいと思ったのだが、中にはどうしてもすすんで食べたいとは思えない料理もあった。

そこで私があえて皿に取らない料理があると、いつもは私が何でも食べることを知っているホストマザーやホストファザーが

もう終わり? これも食べたら?

と言ってくれ、そうすると私は

Cana
・・OK
と言って、毎回食べるしかなかった。

いや正確に言うと、食べるしかなかった、のではなく、「OK」と言ってさらに食べるしかないように、自分で自分を追い込んでいたのだった。

身体はカナダにあるのに頭の中は日本の「文化」のまま

当時は、自分がどんなにお腹がいっぱいでも、それがどんなに苦手な料理でも、すすめられたものを「断るのは悪い」と思っていたし、断るにしても英語で角を立てないようにするには何と言ったらよいのか、わからなかった。

だから食事の後はお腹がはちきれそうで、しばらく動けない・・ということに、よくなっていた。

こうなってしまっていた原因は、私はその時すでに日本ではなくカナダにいて、「カナダの・英語の文化の中」に身体はあるにも関わらず、頭の中は日本を離れておらず、カナダにいてもなお「日本語の文化の中」でものごとを考えていたから。

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儒教の影響が強い日本の文化

日本で生まれて生活していると、それが「当たり前」すぎて意識しないかもしれないが、歴史的には長らく中国から文化を学んでいた日本は、儒教の影響を強く受けている。

日本では儒教は学問(儒学)として受容され、国家統治の経世済民思想や帝王学的な受容をされたため、神道、仏教に比べて、宗教として意識されることは少ない。なお中国では儒教は「名教」「礼教」「孔教」「孔子教」という呼称があり、宗教として認知されることが多い。

引用元:Wikipedia 日本の儒教ー概要

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そのため日本では、年長者や立場・社会的地位が上の人を敬い、従おうとする傾向が、強い。

だから例えば、相手の「年齢」や「立場」によって、「さん」や「さま」をつけたり、相手に対する言葉づかいを細かく変える(敬語・謙譲語・丁寧語)必要がある。

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そうやって、基本的に常に相手に対して「礼儀正しく」接することが重要なのが「日本の文化」である。

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「英語の文化」と「日本語の文化」の違い

一方「カナダの文化」では、礼儀正しいことよりも、「フレンドリー」であることが重要。

だから日本とは違って、相手が年上だったり、たとえ上司や先輩や、取引先の人でも、名前(ファーストネーム)で呼び合ったりする。

補足
英語でも相手が年長者だったり目上だったりする場合は、初対面では「敬称(Mr.やMs.)+サーネーム(名字)」で名前を呼ぶ。
しかし英語の文化では、相手の「年齢」や「立場」ではなく、「相手との距離感」によって呼び方が変わるため、相手の方から「Call me (ファーストネーム):ファーストネームで呼んでよ」と言われたら、そこからはファーストネームでOK。

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英語圏の国で生活するなら「英語の文化」を理解することが必須

自分がカナダで生活をしていながら、まだ「日本の文化」の中にいるということに気づいたのは、バンクーバーの語学学校(ESL)で英語を3ヶ月勉強したものの、英語に自信が持てず、悩んでいた時に知り合いから聞いてマンツーマンレッスンで英語を習うようになってから。

そこで初めて「日本語と英語の文化の違い」を学ぶようになってからだった。

注意
海外で語学学校に通って英語を勉強しても、内容自体は日本の学校の英語の授業と変わらない。

クラスメートが10~15人もいるから授業内で話すチャンスがなかなかなく、大半の時間は先生の話を「リスニング」し、教材を使って単語や文法を「暗記」する「日本式の英語の勉強」で、違うのは先生がネイティブだから授業が全て英語で進むということくらいだった。

だから3ヶ月やそれ以上学校に通っても、英語が「思ったほど話せない」と悩んでいる人にたくさん出会った。

「海外で英語を勉強しても話せるようにならないなんて信じられない」と思う人は、ぜひ「ワーホリ 失敗」や「留学 失敗」でググってみてほしい。

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先生
文化(culture/カルチャー)というのは、ある特定の集団における人々の考え方や価値観、行動の仕方、習慣やライフスタイル、そして人と人との関係性のことです。
そのレッスンで「単語」や「文法」だけでなく、
英語の「文化」や、

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を学ぶようになると、同じ3ヶ月で今度は現地の人と楽しくおしゃべりしたり、ネイティブの友達ができたり、「あなたの英語は日本人ぽくない」と言われたりするようになっていた。

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補足
私がカナダでワーホリ中にマンツーマンレッスンで英語を習った先生は、オーストラリアのメルボルン大学でLinguistic Science(言語教育科学)という学問を修め、言語学の2つの学位を取得した英語学習の専門家で、

①Applied Linguistic Science with the specialty of Methodology of Teaching Foreigner Languages (応用言語教育科学 外国語教育方法論):母国語と同等か、それに近いレベルに短期間で外国語でも到達するための教育法。

②Psycho-Linguistic(心理言語学):人がとくに新しい言語を習得する際の心理的葛藤(カルチャーショックやホームシックなど)や、言語の認知処理等、言語と心理的な側面を結びつきを研究する学問。

大学で学んだことを基に、通常はカナダやアメリカなどの主に多民族国家で、子どもを対象に行われているイマージョン・プログラム(Wikipedia)を応用して「大人が短期間で外国語を習得するための学習法」を開発し、教えている。

だからこの英語の勉強の仕方は、先生のレッスン以外では学ぶことができない。 

先生は英語・日本語・中国語・スペイン語・ロシア語・ポーランド語の6カ国語を話すマルチリンガルで、母国語である英語以外はすべて自身が確立した学習法を使って習得したとのことだった。

英語マンツーマンレッスンの様子

いつもレッスンを受けていたバンクーバーのカフェ

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そのレッスンで英語を習うようになってから、ホストファミリーが私にもっと食べるようにすすめていたのは単なる「Suggestion(提案)」だったのであって、 私の方が若かろうが、お金を払って家にスティしている身であろうが、

食べられないのならそうシンプルに伝えればよいだけだった

とやっと気がつくことができた。

お腹がいっぱいなのでもう食べられないと伝えるのに、今の私が使う英語は

Cana
Thank you, but I’m full.
(ありがとうございます、でももうお腹いっぱいです)

たった、これだけ。

この文章に使われている単語は、どれも中学校で習うような簡単な単語だし、とくに難しい文法が必要なわけでもない。

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必要なのは「英語の文化」の中で考えて行動すること、それだけなのだった。

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まとめ

お腹がいっぱいなのに無理をしてでもさらに食べていた当時の私は、ホストファミリーからすれば、すすめればすすめるだけ食べる、底なしの食欲の持ち主に映っていたに違いない。

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ABOUTこの記事をかいた人

加奈(Cana)

大学を卒業後、就職して働き始めるも学生時代から興味があった海外生活への興味が高まり、カナダのバンクーバーでワーキングホリデーを経験(2012年)。
現在は都内企業で英語を使う仕事をしています。
始めはカナダでも「日本式の英語の勉強=単語や文法の暗記」をしていたのですが、これで本当に英語が話せるようになるのか不安でした。 また周りにも同じように英語で悩んでいるワーホリメーカーや留学生がたくさんいました。 自分はワーホリに行く前「海外で生活したのに英語が話せない」という【ワーホリの定番】はしたくないと思っていたので、滞在中に書いていた日記をもとにこのブログを作りました。
趣味は、読書とハイキングと風景写真を撮ったり見たりすること。バンクーバーはとてもフォトジェニックな街だと思いました。
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