ワーホリする日本人女性へ海外に行く前に知ってほしいこと

カナダ・バンクーバーのウォーターフロント

カナダ・バンクーバーのウォーターフロント

カナダでワーホリ中、バンクーバー育ちの友達が「バンクーバーで一番セクハラにあっているのは日本人の女の子だと思う」と言っていた、と前に書いた。

日本人がカナダで一番セクハラを受ける理由

2018.07.26

このカナダ人の友達は、そんな日本人女性を心配してくれていたが、実際カナダにいる日本人にそのような問題意識があるかというと「・・そうでもないんじゃないか」という気が私にはしていた。

「セクハラに対する日本人の一般的な考え方」とは、基本的に「セクハラを受けた側にもいくらかの過失があり、セクハラにあうこと自体が恥ずかしいことだし、そのようなことを公にするのも恥ずかしいこと」ではないだろうか。

だから日本では、セクハラを受けたとしてもあまり表立って言う人がいない(そしてたとえ勇気を出して公にしたとしても、必ず被害者がバッシングを受ける)し、日本人の間ではどちらかというと「タブー」なトピックだと思う。

問題は、その感覚のままカナダに行くと、カナダでは自分にどれだけの「権利」があるのかわからないので、「変だな?」とは思っても、何もできない、どう対応したらよいのかわからない、ということ。

そしてたとえ海外でイヤな思いをしても、日本人の場合、誰にも言えず一人で抱え込んでいる人が多い。
(カナダで留学中の日本人女性から「周りの人には相談できない」ということで、このブログを通して相談のメールをもらったこともある。)

そもそもなぜ日本人がセクハラを受けやすいのかという、その理由が、日本とカナダの「文化の違い」に起因するものだと気がついている人もあまりいないと思う。

文化(culture)とは
人々の考え方や価値観、行動パターン、ライフスタイル、そして人と人との関係性のこと。

英語の本当の基礎はこれ!日本語と違う英語の「文化」

2018.06.15

「文化の違い」の例:あいさつのハグ

例えば、日本の文化では、ハグなどたとえ家族でも滅多にしないが、カナダの文化では家族・友達・同僚などともあいさつとしてよく「ハグ」をする。

これをセクハラに使う外国人男性が中にはいて、「ハグの時に身体を触られた」と怒ったり嘆いている日本人女性に何度か出会ったし、そういう事態を見聞きしたという話を友達づてに聞いたことも何度もある。
「周りの人にはなかなかこんなこと言えない・・」とこのブログを通して相談のメールをもらったこともある。)

海外で日本人女性はモテる?住んでわかった本当の理由

2018.07.31

ワーホリや留学で危険な目にあわないために知ってほしいこと

2018.07.02

日本の文化では、Polite(礼儀正しさ)を重視するため、相手に対して「No」と言うのが難しい。

でもいくら相手がハグしてこようとしても、こちらが「嫌だ」と思う限り、ハグを「しない権利」はこちらにある。

英語の文化とは何か?カナダで学んだ特徴

2018.07.04

ワーホリで海外に行く前に知るべきことは日本との文化の違い

2018.09.25

海外に行く前にいくら単語や文法を勉強してもわからないこと

私はカナダでワーホリをする前に相談していたいくつかの留学エージェントに、

Cana
カナダに行く前に何をしたらいいですか? 何を準備したらいいんでしょうか
と尋ねたことがある。

返ってきたのは、

とにかく英語を勉強したらいいですよ。
単語を覚えたり、中高の教科書を復習したりしたらいいんじゃないでしょうか。
TOEIC対策の教材を勉強するっていうのもいいですね。

・・・どこも同じ答え、「単語と文法を暗記して下さい」、だった。

でも日本人が海外に行く前に必要なのは、本当にそんなことだろうか?

単語や文法を覚えてさえいれば、自分が海外でどんなことに困る可能性があって、誰にアドバイスを求めて、どんなことに注意すればいいのか、わかるものだろうか?

・・・少なくとも私は、そんなこと全然わからなかった。 

カナダでは語学学校に通って英語を勉強(単語や文法を暗記)したが、それでも全然わからなかった。

海外に行ってから初めてわかることは、それはもちろん沢山ある。

でも海外に行ってから、嫌な思いをしてから初めて知るのでは遅いものも、ある。

海外でセクハラを受け撃退!日本とカナダは対応が全然違う!

2018.06.27

道端で知らない人から個人的なことを聞かれた

カナダでワーホリを始めて、バンクーバーの語学学校(ESL)に通っていた頃、週末に外に出かけた帰り道、家(ホームスティ先)の近くでスーツを着た見知らぬ白人男性から話しかけられたことがある。

補足
フレンドリーな文化のカナダでは、このように道端で見知らぬ人から話しかけられることはまったく珍しくない。

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2018.07.04

バンクーバーで留学する人に知ってもらいたい文化の違い

2018.07.19

しかし、日本人女性が外国人男性から話しかけられた場合は、相手が単にフレンドリーだから話しかけてきているのか、それ以外の目的があって話しかけてきているのかを見極める必要がある。

カナダで日本人女性はよくナンパされる!こう返事しよう

2018.07.15

Where are you from?
(どこから来たの?)

と聞かれたので、

Cana
Japan!
(日本です!)
と言うと、その人は

アリガトー

サヨナラ

などなど、片言の日本語をしゃべってきた。

当時まだあまり英語が話せないし聞き取りもできなかった私は、その人の日本語を聞いて少しほっとしたことを覚えている。

続けて彼は、また英語に戻って、

君はカナダにいつからいるの?
カナダで何しているの、英語の勉強?
今度遊びに行こうよ、電話番号教えて!

という風に、

私が聞き取れなくて何度も

Cana
Sorry?
(もう一回言ってもらえますか?)
と言う中でも、イヤな顔一つすることなく、質問をいくつもしてきた。

私は途中まで質問に一つ一つ答えていたのだが、電話番号を聞かれた時

さすがにここで、道端でいきなり話しかけてきたこの人に番号を教えるのはマズイ

とやっと気がついた。

なので

Cana
今携帯もってないです。番号も覚えてないです。
となんとか、言った。

するとその人は

じゃあ僕の番号を教えるから電話してね。いい?絶対だよ!

と言って、紙に名前と番号を書いて渡してきた。

僕今度の火曜日がヒマだから、電話待ってるからね! ところで君の名前は?

Cana
Canaです

Ok, Cana! Nice to meet you! Bye!(オッケー、Canaね!会えてよかったよ!じゃあね!)

と言って、彼は近くに停めてあった車に乗り、去って行った。

彼が去ってから、私は思った。

日本でだったら、見知らぬ人から話しかけられても軽くかわすことができるはず。

でも、カナダでは、できなかった。

私に色々プライベートなことを聞いてきて、いかにも怪しい人の話に耳を傾けてしまったし、携帯こそ教えなかったものの、名前を教えてしまった・・。

しばらく歩いてホームスティ先の家に着いた私は、もしもまだその人がこの辺りにいて見られていたら・・と怖くなって、その日は正門からではなく裏口から家に入った。

次の月曜日、語学学校(ESL)の昼休み中、たまたま早く教室に来ていた先生にその話をした。

先生が「紙を見せて」と言うので渡すと、

この名前、○○○(ある国の名前)系ね。その人マフィアだったかもしれないわよ

と言う。

私はびっくりして

Cana
マフィア!? な、なんで私に話しかけてきたんですか?
と言うと、

それはわからないけど、優しい顔をして近づいてきて外国に売り飛ばすとか、可能性はあるわよ。
絶対電話しちゃだめよ。もうこの紙は捨てましょうね。

と言われたので、私はその紙をビリビリに破いて捨てた。

日本でなら簡単にできることが、カナダだとできない

それから数日の間は、その男性に会った道ではなく違う道を通るなどしていたが、結果的にその後その男性を見ることは一度もなく、次第に恐怖も薄れていった。

しかしこの出来事を通して、私は「日本でなら簡単にできることが、カナダではできない」ということに改めて気づかされ、それが自分にとってはショックだった。

日本では、たとえ道端で話しかけられても、「NO」と言うことなく相手を無視したり、軽くかわすことができる。

でもカナダでは、かわすどころか相手の話に耳を傾けてしまった・・。

「文化の違い」を学ぶことで避けられること

カナダで生活を始める前、自分が「日本人であるからこそ」セクハラを受ける可能性があるなんて、微塵も考えたことがなかった。

誰もそんなこと言わなかったし、どこにも書いてなかったし。

だからエージェントに言われた通り、カナダに行く前にしておくことは「単語と文法の勉強」以外にはないのだとばかり思っていた。(と書くと、今後はセクハラについて言及するエージェントも出てくるのだろうかと、私は少し期待しているのだが。)

実際、語学学校(ESL)を卒業した後、カナダでセクハラというものを経験したとき、その時マンツーマンレッスンで英語を習っていた先生に指摘されるまではそのことに気がついてもいなかったし、どうしたらよいかもまるで分からなかった。

海外でセクハラを受け撃退!日本とカナダは対応が全然違う!

2018.06.27

日本でも「NO」と言うのは難しいのに、海外に行ったらいきなりできる!・・なんてことがあればよいのだが、実際にはそんな風にはならない。

海外で日本人がセクハラを受けるとき、相手が利用しているのは「海外でも日本の文化の中に入ったままの日本人」なのだから、私たちの方が変わらない限り、カナダだけではなく他のどの国であったとしても、日本流の考え方と行動の仕方(=日本の文化)を取り続ける限り、今後も同じことが起こり続ける。

ワーホリや留学で危険な目にあわないために知ってほしいこと

2018.07.02

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2018.07.15

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ABOUTこの記事をかいた人

加奈(Cana)

大学を卒業後、就職して働き始めるも学生時代から興味があった海外生活への興味が高まり、カナダのバンクーバーでワーキングホリデーを経験(2012年)。
現在は都内企業で英語を使う仕事をしています。
自分がワーホリに行く前、 「海外で生活したのに英語が話せない」という【ワーホリの定番】をしたくないと思っていたので、滞在中に書いていた日記をもとにこのブログを作りました。
趣味は、読書とハイキングと風景写真を撮ったり見たりすること。バンクーバーはとてもフォトジェニックな街だと思いました。
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