
ワーキングホリデーの流れの定番、それは出発数ヶ月前からビザやパスポート・持ち物を準備し、語学学校を手配しあとは現地で英語を勉強すればよいというもの。
でも実際この流れでワーホリをした私は現地で焦ったし大後悔した。
そうならないためには日本にいる間からの準備がカギになる。
ワーキングホリデーの流れ定番!で後悔する理由
まず第一に、ワーホリの流れの「定番」だと、ワーホリビザで海外で過ごせる時間は限られているのに、現地に着いてから英語の勉強をスタートするのでは、時間がもったいない。
海外に行けば英語も自然に伸びるはず!
と思っている人も多いと思うが(自分もそうだった)、実際は海外に住んで英語を勉強しても、
思ったほど英語が伸びない・・
と悩んでいるワーホリメーカーや留学生が、現地にたくさんいた。
ワーホリ始まってから準備不足に気づく
私も「みんな」と同じように、日本にいる間に英語を準備することも、「自分自身」の準備をすることもなく、カナダでワーホリを始めた。
もっと英語勉強してくるんだった・・!
と後悔したけど、後の祭り。
それから私は、ここでも「みんな」と同じように、現地の語学学校(ESL)にまず3ヶ月通うことになった。
毎日朝から夕方まで学校で英語を勉強し、放課後や週末までも図書館に行ったりして、教科書や問題集に文法のワークブックに、単語帳・・。
というのも、学校の「中」であれば、
けど授業中もペラペラ喋る南米やヨーロッパ、メキシコなどからの留学生とは仲良くなれない。
学校の「外」で出会うネイティブともまるで話が続かない。
続かないどころか、見下されたような態度を取られたり、
カフェで注文していても、なぜか冷たくあしらわれたり・・。
学校に3ヶ月通ったら、その後は英語を使う仕事がしたい
と思っていたのだが、勇気を出して挑戦した無給のボランティアでさえ、英語力が足りずにすぐクビになった。
「ワーホリ定番の流れ」から脱出できた理由
こんなに毎日英語を勉強しているのに話せないとなると、一体何をどうすればよいのか?
と悩んでいたところ、知り合いから「マンツーマンで英語を教えている先生がいる」と聞き、そのレッスンを受けるようになった。
「発音」に、
ネイティブみたいに自然で大人っぽい英語を話すための「英語の話しことば」
なども「暗記なし・教材なし・宿題なし」で学ぶようになった。
すると同じ3ヶ月で今度は現地の人と楽しくおしゃべりしたり、
あなたの英語は日本人ぽくない
と言われたり、失礼なことをする現地男性に向かって英語で言い返したりすることができるようにもなっていた。
私がカナダでワーホリ留学中にマンツーマンレッスンで英語を習った先生は、オーストラリアのメルボルン大学でLinguistic Science(言語教育科学)という学問を修め、言語学の2つの学位を取得した英語学習の専門家で、
①Applied Linguistic Science with the specialty of Methodology of Teaching Foreigner Languages (応用言語教育科学 外国語教育方法論):母国語と同等か、それに近いレベルに短期間で外国語でも到達するための教育法。 ②Psycho-Linguistic(心理言語学):人がとくに新しい言語を習得する際の心理的葛藤(カルチャーショックやホームシックなど)や、言語の認知処理等、言語と心理的な側面を結びつきを研究する学問。 |
大学で学んだことを基に、通常はカナダやアメリカなどの主に多民族国家で、子どもを対象に行われているイマージョン・プログラム(Wikipedia:https://ja.wikipedia.org/wiki/イマージョン・プログラム)を応用して、「大人が短期間で外国語を習得するための学習法」を開発し、教えている。
だからこの英語の勉強の仕方は、先生のレッスン以外では学ぶことができず、レッスンは「暗記なし・教材なし・宿題なし」で英語を「経験」して「慣れ」ながらスピーキングを伸ばすことにフォーカスした内容になっていた。
例えば、カナダやアメリカ、南米などを先生も同行して旅行(言語冒険旅行)するコースなどもあった。
・英語の暗記(インプット)ではなく「話すこと(アウトプット)を重視した英語学習プログラム」
と
・ワーキングホリデーや留学の「サポート」
が1つになった『留学エージェント』をカナダに設立。
先生自身は英語・日本語・中国語・スペイン語・ロシア語・ポーランド語の6カ国語を話すマルチリンガルで、母国語である英語以外はすべて自身が確立した学習法を使って習得したということだった。
また大学時代に文部科学省奨学金留学生として筑波大学で交換留学していたこともあるため日本の文化にもかなり詳しく、大学卒業後に早稲田大学や東京外国語大学で言語教育の講演をしたこともあるらしい。

さらに当時は先生が1人だけで教えていたが、今は複数の先生方がいて、「先生1人・生徒1人のマンツーマンレッスン」どころか、「先生3人・生徒1人のレッスン(何人もの生徒に対して先生は1人の「グループレッスン」とは真逆!)」が受けられるようになっている。
ワーホリの定番をしている時わからなかったこと
なぜこんなに英語を勉強しているのに話せないのか?
全然わからなかった。
でも今はよくわかる。
それはなぜなら、海外の語学学校で英語を勉強しても、勉強方法は日本と変わらないから。
海外で語学学校に通って英語を勉強しても、内容自体は日本の学校の英語の授業と変わらない。
クラスメートが10~15人もいる①グループレッスンだから授業内で話すチャンスはなかなかなく、大半の時間は先生の講義を②リスニングし、教材を使って③単語や文法を暗記する「①+②+③=日本式の英語の勉強」で、違うのは授業が全て英語で進むということくらいだった。
だから3ヶ月やそれ以上学校に通っても、英語が「思ったほど話せない」と悩んでいる人にたくさん出会った。
「海外で英語を勉強しても話せるようにならないなんて信じられない」と思う人は、ぜひ「ワーホリ 失敗」や「留学 失敗」でググってみてほしい。
学校に通うよりは安く英語が学べるから
ということで、現地の「Tutor(チューター)」を探している人などもいた。
だけど「Tutor」というのは、英語を教えるための専門知識・経験・資格などをなにも持っていない人でも、誰でも英語を教えることができる。
資格も知識も不要だから、現地で大学生または他に仕事を持っている人が、副業・アルバイトとして留学生を対象に英語を教える、「Tutor」の生徒を募集する貼り紙などをよく見かけた。
思ったより英語が伸びない
と言っている人が多くいた・・。
まとめ
- 日本にいる間に一番肝心な英語を準備しない
↓ - 現地で語学学校(ESL)に通う
↓ - 数ヶ月経って英語が伸びてないことに気づくが時すでに遅し
↓ - ジャパレスなど日本語をメインに使う環境でバイト
↓ - 海外の「日本語環境」で1年過ごして帰国。
だとしたら、このワーホリ定番の流れに従う意味は何なのだろうか?
海外で「日本式の英語の勉強(単語や文法の暗記)」をする必要も、長い期間を使って英語を勉強する必要もない。
そしてそれはワーホリ定番の流れをしなければ十分に可能だと、自分もカナダでワーホリをして知った。
●私がカナダ・バンクーバーで受けていたレッスンは、私がワーホリ留学していた5年ほど前には先生が1人だけで教えておられましたが、今は先生の他にも複数の先生方がおられ、レッスンを受けられる場所もカナダだけでなく、オーストラリア(シドニー)やフィリピン(セブ島)、またSkypeを使って世界中どこからでも受けられるようになっています。
また現在、私がカナダで英語を教えて頂いていた先生は日本にも度々出張で来ておられ、海外に行く「前」・日本にいる間に先生のレッスンをお住いの地域の最寄りのカフェで受けることができるようになっています。
(先生が北海道から九州まで、お住まいの地域のJR駅近くのカフェまで来て下さいます。)→来日が難しい間は全てSkypeとなります。

●これから海外でワーホリや留学を予定されている生徒さんは、「日本にいる間」に「合計100時間のSkypeレッスン」に加えて、「対面でのレッスン」も受けることで、日本にいる間に英語の上達具合を先生とチェックし、「海外で生活するための準備」ができるようになっています。

●複数の先生方がおられるので、レッスンでは5人の先生が1人の生徒さんを担当されます。
(先生1人に複数の生徒がつく「グループレッスン」とは真逆です。)
それにより、様々な英語の話し方に慣れることが出来、レッスンの「外」でも自信を持ってネイティブとも英語で話せるようになっているそうです。
→つまり、マンツーマンの「さらに上」を行くレッスンになっています。
●日本にいる間に、日本とカナダの文化の違いや、ネイティブのように自然で大人っぽい英語を話すための「英語の話しことば」を学び、スムーズに海外生活をスタートするための準備をすることができます。
これを先生のレッスンでは、日本語のことわざにちなみ、
TWS=Tataite Wataru Study=石橋を3回たたいて渡る勉強
と呼んでいます。
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