日本人が間違えがちな英語を学ぶ「目的」と「勉強法」

イエローナイフはオーロラの名所

カナダのイエローナイフはオーロラの名所

日本人が英語を勉強する「目的」には大きく分けて2つあると思う。1つめは「英語のテストで良い点をとること」で、2つめは「英語で話せるようになること」。

カナダでワーホリして英語が話せるようになってわかったのだが、この2つの「目的」を達成するには、それぞれ別の「勉強法」が適している。

まず1つめの「英語のテストで良い点をとる」ためには「英語の暗記(=知識を頭の中に入れる=インプット)」が効果的だと言える。でも2つめの「英語で話す」ためには、「暗記」ではなく、「英語の文化」から学び、習ったことを口から出す(=アウトプット)ための勉強をしたほうがずっと効果的だった。

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私はこの2つめの勉強法をカナダでワーホリしていたときに現地で学ぶことができ、実際に英語が話せるようになったので、自分の経験からもそう思う。

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英語のテストで点を取るための勉強法と、話すための勉強法は違う

自分もカナダに行くまではそうだったのだが、ほとんどの人は「英語のテストで良い点をとるための英語の勉強法」=「英語の暗記」をしていれば、英語が話せるようになる!と思っていないだろうか?

  • 自分がカナダでワーホリする「前」に思っていたこと
英語を勉強する「目的」 適した「勉強方法」
英語のテストで良い点をとること 英語の暗記
英語で話せるようになること 英語の暗記

でもこれは、効果的ではないどころか、英語を話すためにはむしろ遠回りの方法だった。

その証拠に、大半の日本人は中学高校の最低6年をかけて英語を勉強(暗記)しているが、それで高校卒業時に英語が話せるようになっている人なんて、見たことも聞いたこともない。

学校を卒業した後も、独学したり英会話スクールに通ったりSkypeレッスンを受けたり、さらに海外でワーホリや留学をしてもなお、それもやっぱり「英語の暗記」であるため、「何年も英語を勉強しているのに英語が話せない・・」と愚痴っている人がめちゃくちゃたくさんいる。

注意
「海外で英語を勉強しても話せるようにならないなんて信じられない!」と思う人は、ぜひ「ワーホリ 失敗」や「留学 失敗」でググってみてほしい 

いくら英語を暗記したところで英語が話せるようになるわけではないのに、そういう勉強をしている人に限って「ずっと英語を勉強しているのになぜか話せるようにならない・・」と悩んでいる。

  • カナダでワーホリした「後」だからこそわかること
英語を勉強する「目的」 適した「勉強方法」
英語のテストで良い点をとること 英語の暗記
英語で話せるようになること 英語を「文化」から学ぶこと

ワーホリを始めた当初は「テストで点を取るための勉強」をしていた

語学学校の教室イメージ
私にとって、日本の中学〜高校で英語を勉強していたときの「目的」は、「英語のテストで良い点をとること」だけだったから、たしかにそのころは、教科書や参考書や単語帳を使って、英語を「暗記」する勉強でよかった。

でも(当然ながら)それでは英語が話せるようにならなかった。

大学を卒業して就職し、英語とは全く関係ない仕事に就いたものの、学生時代からなんとなく海外には興味があり、カナダでワーホリをしようと決めた。

その時、私が英語を勉強する「目的」は、「テストで良い点をとること」から「英語で話せるようになること」に変わった、はずだった。

が、当時は英語の勉強といえば、暗記することしか知らなかったから、その後もやっぱり「英語の暗記(単語を覚えたり、文法の問題を解いたり・・)」をし続けていた。

そしてカナダに着いてからも語学学校に通い始めたら、そこで学ぶこともやっぱり単語や文法やイディオムや英語の会話文の暗記だった。

気づけばカナダでも、「試験で良い点をとることを目的にした英語の勉強」=「暗記」=「わざわざ海外に行かなくても日本でいくらでもできる勉強」を、くり返していた。

そうしながらカナダで

なんで私はこんなに英語を勉強してるのに話せるようにならないんだろう・・

と悩んでいた。

語学学校の「中」でも「外」でもしていたインプット重視の勉強

もともと「努力をする」ということが苦手だった私だが、カナダの語学学校に通っていた3ヶ月間は、自分でも驚くくらい真面目に「努力」をしていた。

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毎日勉強していても、英語が伸びているという感覚がなく、「私は本当に英語が話せるようになるのだろうか・・」と何度も不安になったが、かといって他にどうしたら良いのかわからなかったので、「いつかは話せるようになるはず」と、日本でしてきたのと同じように単語や文法の「暗記」を続けていた。

そして語学学校の「中」だけではなく、学校の「外」でも英語を勉強していた。

教室に残って、または図書館やカフェに行って
  • 宿題をしたり、
  • 問題集を解いたり、
  • 授業の復習や予習をしたり。
家(ホームステイ先)に帰ったら
  • 音楽(洋楽)を聞いたり、
  • テレビ(もちろん英語だから字幕つきで見ていた)や
  • 英語学習の動画を見たり、
  • 単語帳に目を通したり。

このどれもが「自分の頭の中に知識を入れるためのインプットの勉強」であり、今思うと当時の自分の英語の勉強は、英語を話せるようになるという「目的」と、それを達成するための「方法」が、まるでかみ合っていなかった。

カナダで2歳児の英語にショックを受けた

パーティ写真

私は語学学校に通っていた頃はフィリピン系カナダ人の家庭にホームステイをしていたのだが、ある日ホストファミリーの親戚の集まりに私も呼んでくれたことがあった。

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補足
フィリピン人は家族を大事にする文化があり、一族総出(数十人規模)、プラス友達も呼んで盛大に誕生日パーティをしたりする。たしかこの時も親戚の誰かの誕生日だったような気がする。
 

そこにバンクーバーで生まれたフィリピン系カナダ人の2歳の男の子がいて、私はたまたまその子の近くに座ることになった。

何気なく彼の様子を見ていたら、不意に飛行機のおもちゃを手に取り

Airplane(飛行機)・・!

と言ったそのひとことに、私はショックを受けた。

なぜなら、彼は2歳の赤ちゃんなのに、それがもうカンペキに英語の発音だったから。

その子が発した「Airplane」は、当時の自分の発音(カタカナ英語を抜け出せない「エアプレーン」)とは明らかに違っていて、どこをどうすればそんな発音ができるのか全然わからなかった。


当時の私は、自分では英語を話しているつもり・・でも実際はカタカナ英語のため通じない、ということばかりだった。

補足
例えばカフェで1杯のコーヒーを頼むのすら「Coffee 」が通じなくて、途中で「Tea(紅茶)」に変えたことが何度もある。

(英語の発音は(カタカナで無理やり書くと)「カーフィー」に近く、私のカタカナ英語ではまず通じなかった。)

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ちなみに私はあまり耳が良い方でもなければ、(語学学校の先生によると)吃音障害もあるらしい。

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語学学校の発音の授業では、よく注意を受けていた。でもいくら「その発音は違う」と言われても、「何を直せば正しい発音になるのか?」がわからない。先生に頼んで何度「正しい発音」を聞いても、よくわからなかった。

だから、日本で中学〜高校の6年と、大学(自分の専攻は英語には関係がなかったが、「教養項目」として英語の授業はあったので)や、カナダの語学学校も入れればさらに長い時間をかけて英語を「勉強」してきたのに、「自分の英語はこんな小さなこどもにも劣るのか・・・」と何だかむなしくなった。

見た目がアジア人だろうが何だろうが、両親がネイティブだろうがなかろうが、英語圏の国で生まれたこどもであれば誰でも「勉強」なんてしなくても自然に英語を話すようになる。

そんな(今考えると)あたり前のことが、当時は衝撃的だった。

学校の成績と英語が話せるかどうかは全く関係がない

私はとくに学生時代、英語の成績が良かったわけではないが、2歳のこどもと比べれば、それでも知っている英単語と文法の数は、圧倒的に多いはず。

でも自分の「エアプレーン」はカナダでは通じなくて、2歳の赤ちゃんが発する「Airplane」は一発で通じる・・・。

その子は生まれてまだたった2年そこそこで、何の苦労をすることもなく英語が話せている。なのに私は時間もお金もかけて英語を勉強して、ろくに英語が話せない。

これはやっぱり私の頭があまりよくないからなのか?
それとも自分に英語の才能がないからなのか??
もしくは自分の「努力」がまだまだ足りないのか???

考えても、「自分がいくら英語を勉強しても話せない原因は何なのか」はわからなかった。

今の私であれば、自分の英語が通じなかった原因は、頭がよいとかわるいとか、才能があるとかないとか、そういう問題ではないことを知っている。

毎日英語を勉強していたにも関わらず、英語が上達しているとは思えなかったのは、単に勉強法を間違えていたからだと、今ならはっきりとわかる。

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でも当時の私には、そんなこと全然わからなかった。わかるようになったのは、語学学校(ESL)に3ヶ月通ったものの自分が英語を話せているという気がせず、その後、マンツーマンの英語レッスンを受けるようになってからだった。

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私達はどうやって日本語が話せるようになったのか?

日本で生まれて日本で育った「ネイティブ ジャパニーズ スピーカー」である私たちが、まだ小学校にも行っていない小さなこどもだったころ、「日本語が話せるようになるために単語をおぼえなきゃ!」とか、「文法をおぼえなきゃ!」などと思っていただろうか?

おそらくそんなこと思っていた人は一人もいないと思う。

これまでとくに「日本語が話せるようになりたい」と思ったことすらなく、気づいた時には日本語が話せるようになっていたはず。

ではなぜ、そんなことができたのか?

先生
それは、成長する過程でまず言語を「勉強」するのではなく、親やきょうだいや親戚や近所の人と接する中で、日本語という言語を構成する5つの分野を、自然な順番で学ぶことができたからです。

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補足
私がカナダでワーホリ中にマンツーマンレッスンで英語を習った先生は、オーストラリアのメルボルン大学でLinguistic Science(言語教育科学)という学問を修め、言語学の2つの学位(Applied Linguistic Science. Methodology of Teaching Foreigner Languagesと Psycho-Linguistics)を取得した英語学習の専門家で、大学で学んだことを基に「大人が短期間で外国語を習得するための学習法」を開発し、教えている。

だからこの英語の勉強の仕方は、先生のレッスン以外では学ぶことができない。 

先生は、英語・日本語・中国語・スペイン語・ロシア語・ポーランド語の6カ国語を話すマルチリンガルで、母国語である英語以外はすべて自身が確立した学習法を使って習得したとのことだった。

まとめ。英語を学ぶ「目的」に合った「勉強法」を選ぶことが重要

「英語のテストで良い点をとる」ためには、「英語を暗記(=知識を頭の中に入れる=インプット)する勉強法」でも良いかもしれないが、「英語で話せるようになること」という目的のためには、「英語の文化から学び、習ったことを口から出す(=アウトプット)ための勉強をしたほうがずっと早く話せるようになる。

私は英語は「暗記」するものだと思っていた頃には、いくら努力をしても話せるようにはならなかったのに、英語を習ったそばからどんどんアウトプット(口から出す)し、「経験」して「慣れて」いく勉強をするようになってからは、自分が努力をしているという意識すらなく、3ヶ月ほどの勉強で気づいた時には英語が話せるようになっていた。

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補足
私がカナダでワーホリ中に受けていたマンツーマンの英語レッスンでは、「英語を単に勉強するのではなく、慣れて上達させる(Don’t study English but get used to English.)」というモットーのもと、道中ずっと英語を使いっぱなし・アウトプットしっぱなし!でレストランのメニューのオーダーから宿のチェックイン&アウト、(参加者は)車の運転&給油まで全部自分たちでできる「言語冒険旅行」も行われていました。

カナダでワーホリ中に旅行しながら英語を上達させた方法

2018.07.30

2018年9月に開催された、バンクーバー→ロッキー山脈→イエローナイフ→バンクーバー、総移動距離5,000kmの「言語冒険旅行」に参加された生徒さんたちの写真をいただいたのでご紹介します。

カナディアンロッキーのルイーズ湖

カナディアンロッキーのルイーズ湖

カナディアンロッキー国立公園の美しい湖

カナディアンロッキー国立公園の美しい湖

イエローナイフのオーロラ

イエローナイフのオーロラ

レッスンの一環で行く「言語冒険旅行」中、ロッキー山脈を背景に

ロッキー山脈を背景に撮影。中央左が先生、中央右がYokoさん

写真にも写っておられるYuriさんは、2017年12月〜カナダでワーホリをしておられ、現地でレッスンを3ヶ月受けられた後、バンクーバーのアパレルショップで英語を使う仕事を始められました。

これからワーホリや留学を考えている方は、カナダでワーホリ中/ワーホリを終えた生徒さんたちとSkypeでお話することもできます!
詳しくは

Skypeトーク

をご覧ください。

またYokoさんは、2018年2月に先生が来日し、東京で開催された、「グループレッスン&ワーホリ・留学相談会」にも参加されていた生徒さんです。

2018年2月東京カフェにてカナダから帰国した生徒さんとこの後カナダに出発される生徒さんたち

2018年2月東京カフェでの「グループレッスン&ワーホリ・留学相談会」。カナダから帰国した生徒さんとこの後カナダに出発される生徒さんたちが参加されました。(私も参加しました!)Yokoさんは左から2番目です。

先生は度々日本にも出張で来られており、「ワーホリ・留学の相談会」や「英語レッスン」を日本各地で開催されています。

日本でのレッスン

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ABOUTこの記事をかいた人

加奈(Cana)

大学を卒業後、就職して働き始めるも学生時代から興味があった海外生活への興味が高まり、カナダのバンクーバーでワーキングホリデーを経験(2012年)。
現在は都内企業で英語を使う仕事をしています。
自分がワーホリに行く前、 「海外で生活したのに英語が話せない」という【ワーホリの定番】をしたくないと思っていたので、滞在中に書いていた日記をもとにこのブログを作りました。
趣味は、読書とハイキングと風景写真を撮ったり見たりすること。バンクーバーはとてもフォトジェニックな街だと思いました。
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