英語勉強の目的はテストで点をとること?話すこと?

カナダ・バンクーバーのガリバルディ湖

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英語を勉強する目的には大きく分けて2つある。

①英語のテストで良い点を取ること。
②英語で話すこと。

そしてこの2つの「目的」を達成するにはそれぞれ完全に別の「勉強法」が適している。私はカナダで留学して英語が話せるようになり、初めてそれがわかった。

目的によって違う効果的な英語の勉強方法

自分もカナダでワーホリ留学するまではそうだったのだが、ほとんどの人は

英語のテストで良い点をとるための勉強

イコール

暗記

イコール

インプット(知識を頭に入れること

をしていれば、英語が話せるようになるはずだと思っていないだろうか?

目的①英語のテストで良い点を取ること

まず1つ目の「テストで良い点を取る」ためには、「英語の暗記(=知識を頭の中に入れる=インプット)」が効果的だと言える。

そしてカナダで英語を学ぶまで、私はそれが英語で話すためにも効果があるはず、と思っていた。

「目的」 適した「勉強方法」
①英語のテストで良い点をとること 英語の暗記
②英語で話すこと 英語の暗記?

でも2つ目の「英語で話す」ためには、「暗記」は効果的ではなかった。

効果的ではないどころか、英語を話すためにはむしろ遠回りの勉強法だった。

その証拠に、大半の日本人は中学高校の最低6年をかけて英語を勉強(暗記)しているが、それで高校卒業時に英語が話せるようになっている人なんて、見たことも聞いたこともない。

学校を卒業した後も、独学したり英会話スクールに通ったりSkypeレッスンを受けたり、さらに海外でワーホリや留学をしてもなお、それもやっぱり「英語の暗記」であるため、

何年も英語を勉強しているのに英語が話せない・・

と愚痴っている人がめちゃくちゃたくさんいる。

注意
海外で語学学校に通って英語を勉強しても、内容自体は日本の学校の英語の授業と変わらない。

クラスメートが10~15人もいるから授業内で話すチャンスがなかなかなく、大半の時間は先生の話を「リスニング」し、教材を使って単語や文法を「暗記」する「日本式の英語の勉強」で、違うのは先生がネイティブだから授業が全て英語で進むということくらいだった。

だから3ヶ月やそれ以上学校に通っても、英語が「思ったほど話せない」と悩んでいる人にたくさん出会った。

「海外で英語を勉強しても話せるようにならないなんて信じられない」と思う人は、ぜひ「ワーホリ 失敗」や「留学 失敗」でググってみてほしい。

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目的②英語で話すこと

実は、「英語を話す」という目的のためには、英語の単語や文法を「暗記」するのではなく、英語の文化(考え方や価値観・行動パターン・ライフスタイル・人と人との関係性など)から学んだ方がずっと早く目的を達成できる。

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私はこの2つめの勉強法を、カナダでワーホリ留学していたときに現地で学ぶことができ、3ヶ月の勉強で実際に英語が話せるようになったので、自分の経験からもそう思う。

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そして、カナダで英語を学んだ「今」は、英語を勉強するそれぞれの「目的」に合った「勉強方法」は以下だとわかる。

「目的」 適した「勉強方法」
①英語のテストで良い点をとること 英語の暗記
②英語で話すこと 英語を「文化」から学ぶこと

「①テストで点を取るための勉強」をしていた頃

語学学校の教室イメージ
私にとって、日本の中学〜高校で英語を勉強していたときの「目的」は、「英語のテストで良い点をとること」だけだったから、たしかにそのころは、教科書や参考書や単語帳を使って、英語を「暗記」する勉強でよかった。

でも(当然ながら)それでは英語が話せるようにならなかった。

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大学を卒業して就職し、英語とは全く関係ない仕事に就いたものの、学生時代からなんとなく海外には興味があり、カナダでワーホリをしようと決めた。

その時、私が英語を勉強する「目的」は、「テストで良い点をとること」から「英語で話せるようになること」に変わった、はずだった。

が、当時は英語の勉強といえば、暗記することしか知らなかったから、その後もやっぱり「英語の暗記(単語を覚えたり、文法の問題を解いたり・・)」をし続けていた。

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そしてカナダに着いてからも語学学校に通い始めたら、そこで学ぶこともやっぱり単語や文法やイディオムや英語の会話文の暗記だった。

気づけばカナダでも、

テストで良い点をとることを目的にした英語の勉強
イコール
暗記
イコール
わざわざ海外に行かなくても日本でいくらでもできる勉強
をくり返していた。

そうしながらカナダで

なんで私はこんなに英語を勉強してるのに話せるようにならないんだろう・・

と悩んでいた。

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ひたすら「インプット」の勉強

もともと「努力をする」ということが苦手だった私だが、カナダの語学学校に通っていた3ヶ月間は、自分でも驚くくらい真面目に「努力」をしていた。

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毎日そうやって勉強していても、英語が伸びているという感覚がなく、

ワーホリのビザは1年の期限なのに、私は本当に英語が話せるようになるのだろうか・・

と何度も不安になった。

かといって他にどうしたら良いのかわからなかったので、「いつかは話せるようになるはず・・」と、日本でしてきたのと同じように単語や文法の「暗記」を続けていた。

そして語学学校の「中」だけではなく、学校の「外」でも英語を勉強していた。

教室に残って、または図書館やカフェに行って
  • 宿題をしたり、
  • 問題集を解いたり、
  • 授業の復習や予習をしたり。
家(ホームステイ先)に帰ったら
  • 音楽(洋楽)を聞いたり、
  • テレビ(もちろん英語だから字幕つきで見ていた)や、
  • 英語学習の動画を見たり、
  • 単語帳に目を通したり。

このどれもが「自分の頭の中に知識を入れるためのインプットの勉強」であり、今思うと当時の自分の英語の勉強は英語を話せるようになるという「目的」と、それを達成するための「方法」がまるでかみ合っていなかった。

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私は語学学校に通っていた間フィリピン系カナダ人の家庭にホームステイをしていて、最初の頃ホストファミリーの親戚の集まりに私も呼んでくれたことがあった。(この頃私たちの関係はまだ良好であった。)

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補足
フィリピンは家族を大事にする文化があり、一族総出(数十人規模)、プラス友達も呼んで盛大に誕生日パーティをしたりする。たしかこの時も親戚の誰かの誕生日だったような気がする。

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そこにバンクーバーで生まれたフィリピン系カナダ人の2歳の男の子がいて、私はたまたまその子の近くに座ることになった

何気なく彼の様子を見ていたら、不意に飛行機のおもちゃを手に取り

Airplane(飛行機)・・!

と言った、そのひとことに私はショックを受けた。

なぜなら、彼は2歳の赤ちゃんなのに、それがもうカンペキに「英語の発音」だったから。

その子が発した「Airplane」は、当時の自分の発音(カタカナ英語を抜け出せない「エアプレーン」)とは明らかに違っていて、どこをどうすればそんな発音ができるのか、全然わからなかった。

当時の私は、自分では英語を話しているつもり・・でも実際はカタカナ英語のため通じない、ということばかり。

補足
例えばカフェで1杯のコーヒーを頼むのすら「Coffee 」が通じなくて、途中で「Tea(紅茶)」に変えたことが何度もある。英語の発音は(カタカナで無理やり書くと)「カーフィー」に近く、私のカタカナ英語ではまず通じなかった。

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ちなみに私はあまり耳が良い方でもなければ、(語学学校の先生によると)吃音障害もあるらしい。

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だから語学学校の発音の授業では、よく注意されていた。

でもいくら「その発音は違う」と言われても、「何を直せば正しい発音になるのか?」がわからない。

先生に頼んで何度「正しい発音」を聞いても、よくわからなかった。

だから、日本で中学〜高校の6年と、大学も入れれば10年(自分の専攻は英語には関係がなかったが、「教養項目」として英語の授業はあったので)、さらにカナダの語学学校も入れればもっと長い時間をかけて英語を「勉強」してきたのに、

自分の英語はこんな小さなこどもにも劣るのか・・

と何だかむなしくなった。

見た目がアジア人だろうが何だろうが、両親がネイティブだろうがなかろうが、英語圏の国で生まれたこどもであれば誰でも「勉強」なんてしなくても自然に英語を話すようになる。

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そんな(今考えると)あたり前のことが、当時は衝撃的だった。

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学校の成績の良し悪しは関係ない

私はとくに学生時代、英語の成績が良かったわけではないが、2歳のこどもと比べれば、それでも知っている英単語と文法の数は、圧倒的に多いはず。

でも自分の「エアプレーン」はカナダでは通じなくて、2歳の赤ちゃんが発する「Airplane」は一発で通じる・・・。

その子は生まれてまだたった2年そこそこで、何の苦労をすることもなく英語が話せている。

なのに私は時間もお金もかけて英語を勉強して、ろくに英語が話せない。

これはやっぱり私の頭があまりよくないからなのか?
それとも自分に英語の才能がないからなのか??
もしくは自分の「努力」がまだまだ足りないのか???

考えても、「自分がいくら英語を勉強しても話せない原因は何なのか」はわからなかった。

今の私であれば、自分の英語が通じなかった原因は、頭がよいとかわるいとか、才能があるとかないとか、そういう問題ではないことを知っている。

毎日英語を勉強していたにも関わらず、英語が上達しているとは思えなかったのは、「単に勉強法を間違えていたから」だと、今ならはっきりとわかる。

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でも当時の私には、それがわからなかった。

わかるようになったのは、語学学校(ESL)に3ヶ月通ったものの自分が英語を話せているという気がせず、悩んでいた時、知り合いからマンツーマンレッスンで英語を教えている先生がいると聞き、その先生のレッスンを受けるようになってからだった。

「②英語で話す」ための勉強を始めてから

英語は「暗記」するものだと思っていた頃には、いくら努力をしても話せるようにはならなかったのに、英語を習ったそばからどんどんアウトプット(=口から出す)し、「経験」して「慣れて」いく勉強をするようになってからは、スピーキングが上達していると感じられるようになった。

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こどもの時に母国語を習得した方法を応用する

考えてみてもらいたいのだが、日本で生まれて日本で育った「ネイティブ ジャパニーズ スピーカー」である私たちが、まだ小学校にも行っていない小さなこどもだったころ、「日本語が話せるようになるために単語をおぼえなきゃ!」とか「文法をおぼえなきゃ!」などと思っていただろうか?

おそらくそんなこと思っていた人は1人もいないと思う。

これまでとくに「日本語が話せるようになりたい」と思ったことすらなく、気づいた時には日本語が話せるようになっていたはず。

ではなぜ、そんなことができたのか?

先生
それは、成長する過程でまず言語を「勉強」するのではなく、親やきょうだいや親戚や近所の人と接する中で、日本語という言語を構成する5つの分野を、自然な順番で学ぶことができたからです。
補足
私がカナダでワーホリ中にマンツーマンレッスンで英語を習った先生は、オーストラリアのメルボルン大学でLinguistic Science(言語教育科学)という学問を修め、言語学の2つの学位を取得した英語学習の専門家で、

①Applied Linguistic Science with the specialty of Methodology of Teaching Foreigner Languages (応用言語教育科学 外国語教育方法論):母国語と同等か、それに近いレベルに短期間で外国語でも到達するための教育法。

②Psycho-Linguistic(心理言語学):人がとくに新しい言語を習得する際の心理的葛藤(カルチャーショックやホームシックなど)や、言語の認知処理等、言語と心理的な側面を結びつきを研究する学問。

大学で学んだことを基に、通常はカナダやアメリカなどの主に多民族国家で、子どもを対象に行われているイマージョン・プログラム(Wikipedia)を応用して「大人が短期間で外国語を習得するための学習法」を開発し、教えている。

だからこの英語の勉強の仕方は、先生のレッスン以外では学ぶことができない。 

先生は英語・日本語・中国語・スペイン語・ロシア語・ポーランド語の6カ国語を話すマルチリンガルで、母国語である英語以外はすべて自身が確立した学習法を使って習得したとのことだった。

英語マンツーマンレッスンの様子

いつもレッスンを受けていたバンクーバーのカフェ

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暗記(インプット)よりも口から出す(アウトプット)

英語を暗記(インプット)ばかりしているのではなく、口から出す(アウトプット)勉強を始めてから、ネイティブの友達ができるようになったり、自分が努力をしているという意識すらなく、3ヶ月ほどの勉強で気づいた時には英語が話せるようになっていた。

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まとめ

英語を「暗記」する勉強をしている人に限って

ずっと英語を勉強しているのに話せるようにならない・・

と悩んでいる。

「英語のテストで良い点をとる」という目的のためには「英語を暗記(=知識を頭の中に入れる=インプット)する勉強」でも良いかもしれないが、「英語で話す」という目的のためには、「英語の文化」から学び、習ったことを口から出す(=アウトプット)ための勉強をしたほうがずっと早く話せるようになる。

私はカナダでワーホリ留学中に、それを身をもって経験した。

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ABOUTこの記事をかいた人

加奈(Cana)

大学を卒業後、就職して働き始めるも学生時代から興味があった海外生活への興味が高まり、カナダのバンクーバーでワーキングホリデーを経験(2012年)。
現在は都内企業で英語を使う仕事をしています。
始めはカナダでも「日本式の英語の勉強=単語や文法の暗記」をしていたのですが、これで本当に英語が話せるようになるのか不安でした。 また周りにも同じように英語で悩んでいるワーホリメーカーや留学生がたくさんいました。 自分はワーホリに行く前「海外で生活したのに英語が話せない」という【ワーホリの定番】はしたくないと思っていたので、滞在中に書いていた日記をもとにこのブログを作りました。
趣味は、読書とハイキングと風景写真を撮ったり見たりすること。バンクーバーはとてもフォトジェニックな街だと思いました。
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