
英語で流暢に話すようになるには何をどうすれば良いのか?とカナダ留学中によく思っていた。
英単語を覚えればいいのか、文法をもっと勉強すればいいのか。
答えがわかったのはカナダで数ヶ月が経った頃だった。
英語で流暢に話せるようになるには何をすべき?
カナダのバンクーバーでワーホリ留学して語学学校(ESL)に通っていた頃、英語が話せるようになっているという気がせずに焦っていた私。
生まれてからずっと日本語しか使ってこなかった人間が急に英語で考えろと言ってもムリな話。 最初から日本語で考えてそれを頭の中で英語に変換した方が良い。 |
というようなことが書いてあった。
当時は
とは言えほぼ目を通すことなく図書館に寄付することとなったが。
私の英語学習はまさに試行錯誤のくり返しであり、英語の勉強法に関する本やネットや雑誌に書いてあること、周囲の人間から聞いたこと、たくさんの方法を試したが、結局私には一つの方法しか必要なかったと、今となってはよくわかる。
それは「文化」から学ぶ、ということ。
人々の考え方や価値観・行動パターン・ライフスタイル・人と人との関係性など。
流暢で自然な英語を話すための公式
カナダで語学学校に通ったものの、英語が話せているという気がせず、マンツーマンの英語レッスンを受けるようになってから英語の文化を始め、それまで学校では(日本でもカナダでも)習ったことがないことを学ぶようになった。
なぜなら、一度日本語で考えたことを頭の中で英語にすると、それが「直訳」になってしまって、自分では完璧に「正しい英語」を話しているつもりでも、英語の「文化」が抜け落ちてしまいがちだから。
自然な英語を話すための公式は
いったん日本語で考えてから英語に変換するとなると、英語の「文化」と「単語」が切り離されたものとなり、
言葉自体は「英語」ではあっても英語の「文化」が抜けた、不自然な英語になっていた。
例えばESL英語も、その一つである。
日本語の文化+英語の単語=不自然な英語
例えば日本人は「すみません」とよく言う。
それが無意識に英語にも出てくるのだろう、
日本人はすごくpoliteだよね。別に謝らなくてよいところで謝られた。
と外国人の友達から言われたことがある。
Sorry.(すみません)
ビルに入る時に、ドアを先に入った人が抑えて待っていてくれる時も、
Sorry.(すみません)
・・・日本語の「すみません」は、状況によって「こんにちは」にも「ありがとう」にもなるかもしれないが、だからと言って「すみません」を言葉通りに英語に訳しただけの「Sorry」では、場合によっては誤解や、いらぬトラブルを招くこともある。
日本人ほどではないとは言え、私はカナダ人はアメリカ人に比べると「Sorry」を言う頻度が高い、とは思うが。
それでもやはり英語の「Sorry」を、日本人以外の人が「Thank you」や「Hello」の代わりに使う場面を見たことはない。
でも言葉自体は完璧に「正しい英語」であっても、そこから英語の文化が抜け落ちてしまっていると、店員からはrude(無礼)と見なされ、冷たい扱いを受けてしまうこともある。
まとめ
「単語を覚えればペーパーテストで良い点が取れるようになる」ということはあり得る。
なぜなら英語の文化が抜けた英単語の「意味だけ」を覚えても、それは不自然な英語だから。
そして「経験」することなく暗記したことは、どう頑張っても忘れてしまうから。
それに気づいていなかった当時の私が話していたのは、自分ではいくら英語を話しているつもりではあっても、
英語でもなければ日本語でもない「mix語」であり、「日本語英語(ジャパングリッシュ)」だった。
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