ワーホリのホームステイで経験したトラブルの話

スティ先の家にいたくなくて夕食後近所の公園に行くことなどもあった

スティ先の家にいたくなくて夕食後は近所の公園に行くこともあった

ワーホリでホームステイした時「想像と違う…」と思うことがいくつもあった。また現地で同じくホームステイしている日本人や韓国人の友達からも同じような話をよく聞いた。

ここでは実際に経験して思った注意点やアドバイスをシェアしたい。

ワーホリでホームステイ開始。最初はよかったが…

カナダでワーホリする前、私には「ホームステイ」といえば「楽しそうなイメージ」しかなかった。

ローカルの家庭に住んでファミリーとおしゃべりしたり、一緒に出かけたり、彼らに日本の文化(小さな子どもがいたら折り紙とか)を教えてあげたりもして・・。

カナダではじめ私は、フィリピン系カナダ人の家庭にホームスティをすることになった。

バンクーバーではホームスティをビジネスとして行っているフィリピン系の家庭が多く、日本人や韓国人留学生は「同じアジア系だから」ということなのか、だいたいフィリピン系家庭にステイすることが多い。

入居前には

「郷に入っては郷に従え」で、入居したらホストファミリーの家庭のルールに合わせるべし

と聞いていたので、スティ先に着いたその日のうちに、私は「その家のルール」なるものをホストペアレンツに確認した。

もちろん会話は英語なので、何度も何度も聞き返してやっと理解できたのは、

〜その家のルール〜
食事の時間は一応6時〜7時だけど、遅れたらとっておいてあげる。
ほかに取り立てて気をつけなければいけないことはない
ということだった。

始めは見るもの聞くこと全てが新鮮で、ホストファミリーも優しいし良い人達だしと、ホームスティにすっかり満足していたのだが、「カナダに来たばかりの日本人」である私と、「フィリピン系カナダ人」である彼らの間には当然ながら、文化の違い、生活習慣の違いがいくつもあった。

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できるだけ彼らに合わせようとはしたものの、日が経つにつれ

本当に全てにおいて私が彼らに合わせるべきなのか・・?

と疑問が出てきた。

①大人なのに門限6時はツライ

まず最初の頃は、語学学校のクラスメイトと遊びに行ったりして夕食に遅れることがあった時、彼らは何も言わず私の分にラップをかけて保存しておいてくれていた。

ところがある日6時を過ぎて家に帰ると、突然

ディナーは6時と決まっている! 遅れてもあなたの分はとっておかない。遅れたら食べさせない。

と言われた。

バンクーバーは白夜とまでは言えないが、春から秋にかけて夜の9〜10時頃までかなり明るい。

しかしそんなことは関係なく、「夕飯のために6時までに家に帰っていなければならない」と言うのである。

私は20歳を過ぎた大人なのに、門限が6時・・。

なんだか自分が子ども扱いされているような気がした。

実際、その家には私と同年代の息子(私にとってはホストブラザーになる)がいて、彼は当たり前のことながら夕飯に遅れる日があり、ホストマザーは自分の息子のためには普通に夕食をとっておいてあげていた。

もちろんホームスティ費用には1日3食分の食事代も含まれていた。なのに、遅れたら食べられないなんて・・おかしくはないか?

おかしいとは思うけれど、当時の私には彼らにそれを何と言って伝えたらよいのかが分からなかった。

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②ホストファミリーに英語を笑われた

私がステイしていた家のホストファミリーは、基本的には笑いの絶えない明るい家庭ではあったが、私の英語の話し方や発音をホストブラザーが度々からかい、ホストペアレンツも一緒になって笑われることなどもあった。

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私も最初はつられて自分でも笑ったりすることもあったが、それもいい加減、何度も続くとイライラすることもあった。

またフィリピンの言語であるタガログ語を使って目の前で会話されることなどもあり、そうなると私には何を話されているのか一切内容がわからなかった。

補足
英語が母国語ではない移民が多数いるカナダは、一般的には外国人の英語に対しても比較的寛容で、理解しようと努力してくれる人が多いと感じた。しかし英語がうまく話せないがためにこのように笑われたり、冷たくされたりしたことも当然ある。

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③韓国人留学生との扱いが違った

元々このステイ先の受け入れ人数は「1人」で、他には留学生がいないため「完全英語環境で英語の勉強にバッチリ」だと聞いていた。それが私がこのステイ先に決めた一つの理由でもあった。

しかし1ヶ月か2ヶ月が経つ頃、急に

来週からもう1人、留学生を受け入れることになったから

と言われ、本当に韓国人の男子留学生がやって来た。

ホストファミリーは複数のエージェントと契約しているため、このようなことが起こったようだった。

私はそれを聞いて最初戸惑ったが、「まぁ、それはそれでその人とは友達になればいいか」と思った。

問題は、その韓国人留学生がきてからホストファミリーが妙に彼を優遇し始めたことだった。

例えば昼はいつもお弁当を持たせてもらっていたのだが、私とその子とで中身が違ったり(その子の方が豪華)、夕飯の後、その子にだけビールが出てくるなど。

払っているステイ代が違うのだろうか?と思い聞いてみたが、完全に同じ金額を払っていたため、なぜ彼のほうが優遇されているのか?単に韓国人はお酒が好きだからなのか?(語学学校で韓国人の友達がいたので知っていた)男尊女卑?・・・私の不信感は募るばかりだった。

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補足
日本の「弁当文化」は特殊だとカナダに行ってつくづく思った。カナダの「お弁当」は前日の夕飯の残りをタッパーに詰めるか、「サンドイッチ+リンゴorバナナ」が普通である。弁当は朝忙しい中時間をかけて作るものなどではなく、彩りを気にするものでもなく、ましてやキャラクター弁などはカナダでは「Art(芸術)」と呼ばれるのであった。

④ホストマザーに怒鳴られた…

しかし黙っていたところで事態が良くなるわけでもない。

ある日、なんとか彼らと交渉して、お互いが納得できる妥協案を見つけたいと思い、ホストマザーと話をしようと試みた。

そうしたら

あなたはこの家のルールに従わなければならない!

怒鳴られた。

結局私は、たとえ友達と出かけていても6時の夕飯に間に合うように急いで帰って、ディナーを食べたらまた出かける・・。

そんなことをする日さえあった。

ところがそうまでして私が6時前に家に着くようにあわてて帰っても、7時を過ぎるまで夕飯が始まらないこともあったり、ホストファミリーは皆出かけていて私の夕飯としてファストフードのハンバーガーとフライドポテトがテーブルに置いてあるだけだったりすることもあった。

友達と出かけたり、図書館やカフェで英語を勉強していても中断して急いで家に帰ってきたのに、それを見たときは力が抜けた。

「今日は出かけるから早く帰ってこなくてもいい」という事前の連絡ももちろんなく、私の不満はつのるばかり。

結局はそのホストファミリーと「良好な関係を築こうと努力すること」をあきらめ、意を決して

ホームスティをやめたい

とホストマザーに伝えた。

補足
この何ヶ月か後、バンクーバーで知り合った日本人ワーホリメーカーと話していたら、なんと時期は違うが私と同じ家にホームスティしていたことがわり、お互いに「微妙だったよね・・」と苦笑いした。

他、ホームステイのルール色々

そのころは語学学校(ESL)に通っていたので、クラスメートで同じくホームステイをしている友達(友達は韓国人と日本人ばかりだったので、みんなフィリピン系の家庭だった)に話を聞いても、

クラスメートのステイ先のルール
  • 門限が6時どころか5時だったり
  • シャワーを使うことのできる時間帯が決まっていたり(つまりその時間を逃すとシャワーできない
  • ランチに持たせてくれるのが毎日パサパサのパンとチーズだけだったり
  • 毎晩ホストファミリーがテレビで大音量でタガログ語(フィリピンの言語)のドラマを見ておりイライラする
などなど・・。

聞いていると「シャワーがいつでも使えるだけ、自分のステイ先の方がマシなのかも・・」と思うくらいだった。

結論としては、ホームステイには当たり外れが大きく、もちろん「満足している」と言う人ももちろん中にはいたけれど、していない人の方がずっと多いように感じた。

注意
それと、ホームステイ先でセクハラを受けたという話も時々聞いたので、特に女性は注意してほしい。

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ホームステイを始める前に知りたかったこと

今なら、もっと彼らと話し合えただろうし、上手く交渉できる自信もある。

今なら、あの時どうすればよかったのか、彼らにどう言えばよかったのかが、わかる。

でも当時はどうしたら良いのかわからなかった。

難しい言葉を使う必要はないし、文法の知識が必要なわけでもない。

カナダでは自分にはどれぐらいの権利があって、何が許されて、何が許されないのか。

それがつまりカナダの文化(考え方や価値観・その土地のルール)なのだった。

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ワーホリでホームステイしたい人へアドバイス

他人の家で生活する以上、「ホームスティ先の家庭のルールに従うべき」というのはたしかに一理あるとは思うが、であればどのようなルールがあるのかを始めにしっかり確認しなければならないと思う。

そして自分がどうしても譲れないことをルールにしている家庭なら、始めからスティしないほうが良い。

当然ながら、ルールが明確ではない状況(最初は夕食に遅れることが許容されていたのに、いきなり6時が門限状態になり、かつホストブラザーは遅れてもご飯が食べられて私は食べられない、など)で、ただホストファミリーの言いなりになっていれば良いのだとも、到底思えない。

個人的に、私自身はこの経験以来ホームスティをしたいと思わず、その後ワーホリではずっとシェアハウスに住んでいた。

でももし「どうしてもホームステイがしたい」ということであれば、なるべく短期で契約することをお勧めするし、英語に自信がない人は先に英語に自信をつけてから現地で探してもまったく遅くないということは知っておいて欲しいと思う。

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ABOUTこの記事をかいた人

加奈(Cana)

大学を卒業後、就職して働き始めるも学生時代から興味があった海外生活への興味が高まり、カナダのバンクーバーでワーキングホリデーを経験(2012年)。
現在は都内企業で英語を使う仕事をしています。
始めはカナダでも「日本式の英語の勉強=単語や文法の暗記」をしていたのですが、これで本当に英語が話せるようになるのか不安でした。 また周りにも同じように英語で悩んでいるワーホリメーカーや留学生がたくさんいました。 自分はワーホリに行く前「海外で生活したのに英語が話せない」という【ワーホリの定番】はしたくないと思っていたので、滞在中に書いていた日記をもとにこのブログを作りました。
趣味は、読書とハイキングと風景写真を撮ったり見たりすること。バンクーバーはとてもフォトジェニックな街だと思いました。
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