ワーホリと英語力!カナダで仕事する時聞かれるのはTOEICじゃない

バンクーバーの高層ビル群

バンクーバーの高層ビル群

ワーホリで仕事するにはどれくらいの英語力が必要なのか?

カナダでワーホリ前、ネットで情報収集していたらよく「この仕事をするにはTOEIC◯◯点必要!」と書いてあり全然足りなくて焦った。

実際ワーホリを始めるとTOEICを気にしているのはアジア人だけで現地で仕事に必要とされるのはペーパーテストとは全然別の「英語力」だった。

現地ではTOEICに言及している企業の募集要項なんて1つもなかった(日本人が多い職場であれば書いてあるかもしれない)し、面接でTOEICの点数を聞かれたことも、一度もない。

そもそも(アジア人留学生に慣れている人以外の)現地の人には「TOEICって何??」とすら言われた。

補足
ワーホリしてわかったことだが、スピーキングよりも読み書きの比重が高いTOEIC試験は、アジア圏の国では重視されていても、英語圏の国では重視されていない。
だから現地の大学への留学や移住の際に問われる英語試験はTOEFL、IELTS、ケンブリッジ英語力検定試験などであり、TOEICは含まれていない。

ワーホリに必要な英語力はペーパーテストで測れない

2018.11.10

カナダでワーホリの英語力と仕事は直結すると実感

カナダのバンクーバーでワーホリ留学する中で感じたのは

留学やワーホリで来ている日本人を積極的に雇いたい

という地元のお店や飲食店・企業はわりとある、ということだった。

たとえば日本人の友達の一人が働いていたカフェの、カナダ人オーナーによると

他の国からの留学生に比べて日本人は真面目に働いてくれるから。

ということだった。

カナダ人の生活・ライフスタイルとは?仕事・家庭・自分の時間

2019.03.09

そうして、いとも簡単に英語を使う仕事を得ることができるワーホリメーカー・日本人留学生もいれば、そうではない人もいる。

何カ国ワーホリしても「仕事見つからない」人がいる理由

2018.12.06

ワーホリ・カナダのカフェで即バイトできる英語力で渡航!体験談

2018.07.14

たしかに「運」というのもあるかもしれない。

でもそういう、自分の力ではどうにもできない要因の他に、私はこの二者の間には歴然とした「違い」があるように思った。

日本人留学生やワーホリメーカーが英語を使っての仕事探しに苦労する理由は、そもそも英語のスピーキングが弱く、仕事をするレベルに達している人が相対的に見てあまりいないということもあるが、日本と海外の「文化の違い」を見落としていることにも大きな原因があるのではないだろうか。

補足
文化(culture/カルチャー)とは、ある特定の集団における人々の考え方や価値観、行動パターン、ライフスタイル、そして人と人との関係性のこと。

初心者が語学留学で英語を習得できた!まずは基礎から

2018.06.15

英語初心者がネイティブと会話するためにまず知るべきこと

2018.07.04

「仕事するための英語力」はTOEICで測れない

カナダで最初の数ヶ月、英語を勉強すれば仕事ができるレベルになるはず・・

そう思ってバンクーバーでワーホリを始め、語学学校(ESL)で3ヶ月毎日、朝から夕方まで英語を勉強した。

けれど3ヶ月がたとうというのに、自分が「英語を話せている」という気がしない。

学校の中で「留学生の英語に慣れているネイティブの先生」や、「日本人や韓国人の留学生」となら話ができるし、友達にもなれる。

けど「英語でミスをしても気にせず堂々としゃべりまくる南米やヨーロッパ出身の留学生」や学校の「外」で出会うネイティブとは話が続かない。

アジア人は英語が苦手な理由がカナダでわかった

2018.08.08
続かないどころか、見下されたような態度を取られたり、

英語わからない・苦手なまま留学して大丈夫!は本当?経験談

2018.08.07
カフェで注文していても、なぜか冷たくあしらわれている感覚があったり・・。

留学で心が折れると思ったこと。英語を使って冷たくされた時

2018.06.17

語学学校に3ヶ月間通い、毎日英語を勉強しながら、給料が発生しない現地のボランティアに挑戦したこともあったのだが、英語力が足りずにすぐにクビになった。

カナダワーホリでボランティアしたら即クビになった!話

2018.10.04
注意
海外で語学学校に通って英語を勉強しても、内容自体は日本の学校の英語の授業と変わらない。

クラスメートが10~15人もいるから授業内で話すチャンスはなかなかなく、大半の時間は先生の話を「リスニング」し、教材を使って単語や文法を「暗記」する「日本式の英語の勉強」で、違うのは授業が全て英語で進むということくらいだった。

語学学校(ESL)の授業イメージ

語学学校(ESL)の授業イメージ

だから3ヶ月やそれ以上学校に通っても、英語が「思ったほど話せない」と悩んでいる人にたくさん出会った。

「海外で英語を勉強しても話せるようにならないなんて信じられない」と思う人は、ぜひ「ワーホリ 失敗」や「留学 失敗」でググってみてほしい。

何カ国ワーホリしても「英語できない」人がいる理由

2018.08.03

ワーホリで語学学校に行かない方がいい理由

2018.09.25
悩んでいたところ、知り合いから「マンツーマンで英語を教えている先生がいる」と聞き、そのレッスンを受けるようになった。

そのレッスンはいつもカフェで受けていて、その日は「日本語と英語の文化の違い」について習うことになっていた。

先生
前にもお話しした通り、「日本語の文化」では礼儀正しいこと(pollite)が重要ですが、「英語の文化」ではフレンドリー(friendly)の方が重要です。

カナダ留学で友達を作るなら「フレンドリー」がキーワード!

2018.11.27
Cana
はい。
先生
例えば、カナダで生活していると毎日耳にする

YOU GUYS(ユーガイズ)

GUYS(ガイズ)

という、2人以上の人に呼びかける時に使う言葉がありますね。

私は英語が母国語ではない人に長年英語を教えているのですが、日本人留学生が「GUYS」と言ってるのを聞いたことがないです。

あなたは「GUYS」が言えますか?

Cana
うーん、たしかに自分もカナダに3ヶ月以上住んでますけど、「GUYS」って言ったことない気がします・・!

なんか「GUYS」ってカジュアルな言葉というか、スラング?なイメージがあります。
先生
「GUYS」はスラングじゃないですよ!

Canaさんは「英語が話せるようになりたい」と言っていましたよね?

英語の文化の中では、「GUYS」と
言ったって全然いいんですよ

と言われたが、私は「GUYS」と言っても良いと言われても、どういう場面でどんな風に言うのか、いまいちピンと来ていなかった。

と、そこでいったん話が終わり、

Cana
のどが乾いたので何か飲み物を買ってきたいのですが

と言ったところ(教室での授業とは違い、レッスン中に何か飲んだり食べたりしても全然OKだった)

先生
Sure, go ahead! (どうぞ行ってきてください!) 

ついでに注文する時に、GUYSを使ってくださいね
と、先生から笑顔で言われた。

私は「GUYS」 をネイティブがよく使っているということを知ってはいても、自分も使ってみようとはその時まで思ってもいなかった。

ネイティブに向かって 「GUYS」と言うなんて・・

なれなれしいのではないか?

失礼なのではないか??

調子に乗ってるとか思われるんじゃないか???

「常に礼儀正しいはずの、日本人である自分」が、GUYSなんていう「カジュアルな言葉」を使うなんて・・・。

正直、抵抗を感じた。

でも先生は

先生
大丈夫なので、さあ行って来てください!
とプッシュしてくる。

カウンターの方を見ると、そこには白髪の60代くらいと見られる男性が立っていて、ただでさえ「GUYS」を言うのに抵抗があるのに、年配の人に向かって言うなんて・・とさらに気が引けたが、

先生
心配無用! 
GUYSと言っても失礼ではありません
とやはり先生は言う。

そこで私はしょうがないから腹を決めてカウンターへ行き、おそるおそる

Cana
Do you GUYS have milk?
(ミルクはありますか?)
と、言った!

するとその白髪の男性は、

Yea, sure. (ありますよ)

笑顔で返事をしてくれた。

私はホッとして、しばらくその人と雑談を楽しむことができた。

補足
「お客様は神様」な日本と違い、カナダは店員と客の立場もずっと対等。
さらにフレンドリーな文化があるので、カフェのカウンターやスーパーのレジなどでも、後ろに行列ができているにも関わらず店員と客が談笑しているのもよく見る光景である。

留学で心が折れると思ったこと。英語を使って冷たくされた時

2018.06.17

ワーホリで働くなら?事前に知りたい文化の違い

2019.02.17
補足
私がカナダでワーホリ留学中にマンツーマンレッスンで英語を習った先生は、オーストラリアのメルボルン大学でLinguistic Science(言語教育科学)という学問を修め、言語学の2つの学位を取得した英語学習の専門家で、

①Applied Linguistic Science with the specialty of Methodology of Teaching Foreigner Languages (応用言語教育科学 外国語教育方法論):母国語と同等か、それに近いレベルに短期間で外国語でも到達するための教育法。

②Psycho-Linguistic(心理言語学):人がとくに新しい言語を習得する際の心理的葛藤(カルチャーショックやホームシックなど)や、言語の認知処理等、言語と心理的な側面を結びつきを研究する学問。

大学で学んだことを基に、通常はカナダやアメリカなどの主に多民族国家で、子どもを対象に行われているイマージョン・プログラム(Wikipedia)を応用して「大人が短期間で外国語を習得するための学習法」を開発し、教えている。

だからこの英語の勉強の仕方は、先生のレッスン以外では学ぶことができず、レッスンは「暗記なし・教材なし・宿題なし」で英語を「経験」して「慣れ」ながらスピーキングを伸ばすことにフォーカスした内容になっていた。

カナダでワーホリ中にアメリカ旅行して英語が上達した方法

2018.07.30
そして先生は、
英語の暗記(インプット)ではなく「話すこと(アウトプット)を重視した英語学習プログラム」

ワーキングホリデーや留学の「サポート」
が1つになった『留学エージェント』をカナダに設立。

先生自身は英語・日本語・中国語・スペイン語・ロシア語・ポーランド語の6カ国語を話すマルチリンガルで、母国語である英語以外はすべて自身が確立した学習法を使って習得したということだった。

また大学時代に文部科学省奨学金留学生として筑波大学で交換留学していたこともあるため日本の文化にもかなり詳しく、大学卒業後に早稲田大学や東京外国語大学で言語教育の講演をしたこともあるらしい。

英語マンツーマンレッスンの様子

いつもレッスンを受けていたバンクーバーのカフェ

バンクーバーで英語が話せるようになったきっかけ

2018.08.11

仕事の面接でも使える「GUYS」

こうして私は、「GUYS」は失礼な言葉でも場にそぐわないカジュアルすぎる言葉でもないということを、身を持って実感した。

だからそれから私は、相手が年上であろうが年下であろうが「GUYS」を頻繁に使うようになっていった。

また先生からは、「GUYS」をJob interview(仕事の面接)でも必ず使うように、と助言をもらった。

先生
「GUYS」 を言うことによって「私はカナダの文化を理解していますよ」ということを面接官にアピールできますからね!
補足
ただしGUYSさえ言えば採用されるというわけではない。言うまでもなく・・

海外で働くワーホリメーカーに求められる英語力

カナダで仕事を探す日本人には、「英語の文化」を理解していることが求められるのは、日本で仕事を探すカナダ人(外国人)には、日本語の文化を理解していることが求められるのと同じである。

だって、

A:日本語の発音に少々難があり、日本語の語彙や文法の知識が乏しくとも、お客に対して礼儀正しい態度と言葉づかいができるカナダ人留学生
と、
B:日本語の発音が完璧で、語彙も文法の知識も豊富だけれど、「日本語の文化」を理解しておらず、母国流のフレンドリーな日本語しか話せない(つまり敬語が話せない)カナダ人留学生
なら、どちらの方がより日本で仕事を得られる可能性が高いだろうか?

「日本語の文化」の中で働くのにも関わらず、日本語で求められる「礼儀正しさ」を理解できない「ガイジン留学生」は、いくら本人にそのつもりがなくても、横柄な態度と言葉づかいしかできない失礼な人だと思われ、敬遠されることと思う。

カナダ留学の準備!渡航前に知っておきたい文化の違い

2018.07.18

まとめ

日本人が英語を使って働くということは、「英語の文化(考え方や価値観)の中で働くということ

いくら英語のテストで高得点が取れても、TOEICのスコアが良くても、それが「英語の文化」を理解していることを意味するわけでも、ワーホリで英語を使う仕事ができると保証されるわけでもない。

なぜなら「英語の文化」は、ペーパーテストで良い点を取るための勉強では、学ぶことができないから。

「話すための英語学習」と「暗記するための英語学習」の違い

2019.02.25
もしこれを読んでいるあなたが今海外にいるとしたら、ぜひ「英語の文化」である「GUYS」を使ってみてほしいと思う。

カナダ・バンクーバーワーホリで日本人がする仕事!アパレルやホテルも

2018.08.18

ワーホリ留学で英語ペラペラになった勉強法【保存版】

2018.07.27

留学の目標英語レベルとは?まず今の英語力を知ろう!

2018.08.09

にほんブログ村 海外生活ブログ ワーホリへ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

加奈(Cana)

大学を卒業後、就職して働き始めるも学生時代から興味があった海外生活への興味が高まり、カナダのバンクーバーでワーキングホリデーを経験(2012年)。
現在は都内企業で英語を使う仕事をしています。
始めはカナダでも「日本式の英語の勉強=単語や文法の暗記」をしていたのですが、これで本当に英語が話せるようになるのか不安でした。 また周りにも同じように英語で悩んでいるワーホリメーカーや留学生がたくさんいました。 自分はワーホリに行く前「海外で生活したのに英語が話せない」という【ワーホリの定番】はしたくないと思っていたので、滞在中に書いていた日記をもとにこのブログを作りました。
趣味は、読書とハイキングと風景写真を撮ったり見たりすること。バンクーバーはとてもフォトジェニックな街だと思いました。
■LINE→stop_study_speak_eng