留学に必要な英語の単語力とは何か?

カナダの公園にあるトーテムポール

カナダの公園にあるトーテムポール

留学やワーホリで海外に行く前にどんな英語の勉強をしたらよいのか。どんな単語帳を使ってどれくらいの単語数を覚えればよいのか。

カナダでワーホリ留学をする前、私は英単語や文法を1つでも多く覚えようとしていたが、現地に着いたら思った以上に英語は話せなかった。

留学前に英単語を覚えたが・・使えない

カナダでワーホリ留学を始めた私は、自分が思っていたよりも英語を話せないこと、ネイティブが話す英語は早すぎて聞き取れないことにショックを受けた。

そのため現地では「一刻も早く英語が話せるようになりたい!」と思い、語学学校(ESL)に申し込み、またまた英単語や文法を勉強した。

そうして3ヶ月が過ぎたが、自分が「英語を話せている」という感覚がない。

注意
海外で語学学校に通っても、勉強の内容自体は日本の学校の英語の授業と大して変わらない。
10~15人いるクラスメートと一緒に、授業時間の大半は先生の講義を聞き、教材を使って単語や文法を暗記する。
違うのは、先生がネイティブで、授業が全て英語で進む、ということくらいだった。

「海外で英語を勉強しても話せるようにならないなんて信じられない」と思う人は、ぜひ「ワーホリ 失敗」や「留学 失敗」でググってみてほしい 。

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その頃の私は、20歳を過ぎた大人なのにもかかわらず、英語で話そうとすると自分の考えや気持ちを思うように言えず、カナダでは自分が小さな子どもになったような気がしていた。

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当時、自分が思うように英語が話せない理由は「自分に単語力がないから」とか「文法の理解がまだあやふやだから」なのだろうと思っていた。

でも現地でマンツーマンの英語レッスンを受けるようになって、そうではないことに気がついた。

子どもっぽい英語と大人っぽい英語を分けるもの

その日、レッスンを受けるためダウンタウンのカフェに私が着いたら、先生が先に来て席に座っていた。

私は「そうだ、レッスンの前にトイレに行っておこう」と思い、

Cana
Can I go to the washroom?
(トイレに行っていいですか?)
と先生に言って、トイレに向かった。

補足
国や地域によってトイレの呼び方というのは違い、カナダではWashroomと言っていたが、アメリカではBathroomRestroomをよく聞いた。

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ちなみにToiletというと便器そのものを指す事になるので注意。

さて席に戻ると、先生にこう言われた。

先生
さっきCanaさんは「Can I go to the washroom?」って聞きましたね。

その文章に使われている単語の一つ一つはなにも間違ってないし、文法だってどこもおかしくないし、もしCanaさんが小学生だったら、僕はたぶん何も言わないと思います。

でも、Canaさんはもう大人ですよね?

大人のレディが「トイレ行ってきていいですか」って面と向かって言うのは・・・少し子どもっぽいと言いますか、ダイレクト過ぎると思いませんか?

もしここが日本で、僕達が日本語で話していたとしても、Canaさんはそんな風に言うのでしょうか。

わざわざトイレがどうこう・・なんて言わなくても、
Give me second.(ちょっと待ってて下さいね)」
とか
「I’ll be back.(すぐ戻ります)」
とだけ言って席を離れれば良いですよ。

その方がスマートに聞こえるし、歳相応の話し方だという気がしませんか?

と。

Cana
ご、ごもっとも・・。

先生の言う通り、私は頭に浮かんだ文章を、ただ日本語から英語に直訳して口に出しただけだった。

「トイレに行く」なんてわざわざ先生に対してはっきり言う必要などなかったと私はそこで初めて気がつき、同時に自分の発言がちょっと恥ずかしくもなった。

(まあこれが英語のレッスンでよかったとも同時に思ったけれど。だってこれがもし自分の気になる異性とのデートだったりしたら・・・!)

補足
私がカナダでワーホリ中にマンツーマンレッスンで英語を習った先生は、オーストラリアのメルボルン大学でLinguistic Science(言語教育科学)という学問を修め、言語学の2つの学位を取得した英語学習の専門家で、

①Applied Linguistic Science with the specialty of Methodology of Teaching Foreigner Languages (応用言語教育科学 外国語教育方法論):母国語と同等か、それに近いレベルに短期間で外国語でも到達するための教育法。

②Psycho-Linguistic(心理言語学):人がとくに新しい言語を習得する際の心理的葛藤(カルチャーショックやホームシックなど)や、言語の認知処理等、言語と心理的な側面を結びつきを研究する学問。

大学で学んだことを基に、通常はカナダやアメリカなどの主に多民族国家で、子どもを対象に行われているイマージョン・プログラム(Wikipedia)を応用して「大人が短期間で外国語を習得するための学習法」を開発し、教えている。

だからこの英語の勉強の仕方は、先生のレッスン以外では学ぶことができない。 

先生は英語・日本語・中国語・スペイン語・ロシア語・ポーランド語の6カ国語を話すマルチリンガルで、母国語である英語以外はすべて自身が確立した学習法を使って習得したとのことだった。 また英語を勉強するのではなく、英語に慣れて上達させるということがモットーになっているため、レッスンが教室という閉ざされた空間で行われることは一切なく、周りに普通に現地の人がいて、お茶を飲んだりおしゃべりをしている、ダウンタウンのカフェで受けていた。

英語マンツーマンレッスンの様子

バンクーバーでレッスンを受けていたカフェ

単語をただ暗記しても自然な英語は話せない

これを言ったら相手がどう思うか、どう感じるかなんて考えることもなく、言いたいことをストレートにそのまま言う。

それはつまり「子ども」。

反対に、相手との関係性や状況に応じて言い方(伝え方)を柔軟に変えることができるのが「大人」というものではないだろうか。

自分の母国語である日本語でだったら、そんなこと考えるまでもなく自然にしているはずのことなのだけれど、でもそれが英語になるとできていなかった。

「単語の数」はあまり関係ない

Give me second.

I’ll be back.

も、どちらもとても短くて、この2つの文章に使われている単語は当時の私でも全部知っていた。

「難しい単語」なら良いわけでもない

Can I go to the washroom?」

の方が長いし、どちらかと言うと難しい英語だとも思った。(そもそも「washroom」という言葉を、私はカナダに行くまで知らなかった。)

でも大人が話す英語としては、「Can I go to the washroom?」の方が不自然で、「Give me second」や「I’ll be back」の方が自然なのである。

言われてみれば簡単な英語だが、「Give me second」や「I’ll be back」のような言い方は、先生に言われるまでまったく思いつかなかった。

どんなに単語や文法をおぼえようが、テストで良い点を取ろうが、それで自然な英語が話せるようになるわけではないのだった。

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留学前にやたら英単語を覚えるより「自然な話し方」を学ぶのが早い

学校のペーパーテストでは「Can I go to the washroom?」と書けば、単語や文法的には正しいので丸がつくかも知れない。

でもいくら単語や文法が正しくても、実際の会話の中では「そんな言い方しない」ということは結構ある。

だから「ペーパーテストで良い点を取ること」ではなく、「英語を話すこと」を目標にするのであれば、最初から「ネイティブのような大人っぽくて自然な英語の話し方」を学んだ方が近道になる。

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その上で「単語をもっと覚えたい!」となったらそれはそれで効率よく覚えるための勉強法がある。

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私はカナダでワーホリ留学を始めて、語学学校に通ってひたすら単語や文法を暗記していた時は、英語で話そうとすると途端に自分が「小さな子ども」になったかのような気がしていた。

でも現地で「ネイティブのような大人っぽくて自然な英語の話し方」を学ぶようになってからは、英語を話すときでもどんどん「大人の自分」が感じられるようになっていった。

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ABOUTこの記事をかいた人

加奈(Cana)

大学を卒業後、就職して働き始めるも学生時代から興味があった海外生活への興味が高まり、カナダのバンクーバーでワーキングホリデーを経験(2012年)。
現在は都内企業で英語を使う仕事をしています。
始めはカナダでも「日本式の英語の勉強=単語や文法の暗記」をしていたのですが、これで本当に英語が話せるようになるのか不安でした。 また周りにも同じように英語で悩んでいるワーホリメーカーや留学生がたくさんいました。 自分はワーホリに行く前「海外で生活したのに英語が話せない」という【ワーホリの定番】はしたくないと思っていたので、滞在中に書いていた日記をもとにこのブログを作りました。
趣味は、読書とハイキングと風景写真を撮ったり見たりすること。バンクーバーはとてもフォトジェニックな街だと思いました。
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