カナダで受けたカルチャーショック!日本は◯◯の国だった

カナダ・バンクーバーのスタンレーパーク

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カナダで受けたカルチャーショック、それは(日本に比べると)ずっとレディス・ファーストの文化ということ。

例えば日本では大皿の料理を取り分けたりお酒を注ぐのは「女性の役割」かもしれない。

でもカナダでは「男性の役割」だった。

そのため「日本で期待されるのと同じレベル」で周囲に気を使っていたら現地の人から驚かれた。

カナダで受けたカルチャーショックの例

カナダでワーホリ留学を始め、(語学学校で知り合う日本人や韓国人の留学生ではない)現地の友達ができるようになると、こんな出来事があった。

レストランで食事するとき

その日は、カナダ人の友達と一緒にダウンタウンにあるタイ・レストランにディナーに行った。

皆であれこれ言いながらメニューを見て、ひとまず各自が一品ずつ選び、他にサラダと前菜をいくつかオーダーすることに決まった。

そこでServer(サーバー:食事を運ぶ人のこと)を呼び、数分して、まず最初に大皿に入ったサラダが運ばれてき、席の真ん中近くに座っていた私の前に置かれた。

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2019年2月17日
私は

みんなにサラダを取り分けてあげよう

と思い、小皿とフォークを引き寄せた、その時。

隣に座っていたカナダ人男性の友達が

(そのフォーク)かして? 
僕がやるよ。
Ladies first(レディースファースト)
だからね。

と言って、全員分のサラダを取り分け始めたのである。

こういったときには、女性が「気を利かせて」料理を取り分けるものとばかり思っていた私は戸惑い、

Cana
えっ、私が取り分けるよ〜
と言ったものの、

No No (いいから、いいから)

と言われた。

さらに料理は先に女性から渡してくれるので、最後の男性の分が配られるまで食べるのを待っていたら、

ほら、食べて食べて!

Ladies first!

と笑顔でまた言われ、私は「カルチャーショック」を受けた。

パブでビールを飲むとき

また別の日、別のメンバーでパブに行き、大きなピッチャーでビールを頼んだ時のこと。

補足
カナダ人はビール大好きだし強い人が多い。
今度も運ばれてきたピッチャーのすぐ前に座っていた私は、

皆のグラスにビールを注いであげよう

と思い、ピッチャーに手を伸ばした。

するとやっぱり、カナダ人男性のうちの一人が、

(そのピッチャー)ちょうだい

と言って、彼が全員にビールを注いで渡してくれた。

補足
ピッチャーの場合は別だが、カナダでは基本的に「お酌」という文化はないので2杯目以降は各自が自由に、自分のタイミングで好きな酒を飲む。
ただし、たとえカナダのレストランやパブにいようとも、日本人同士で来ていると思われるグループの場合は、やはり女性が料理を取り分けたりお酒を注いでいるのを度々見かけた。
そんな時私は、カナダの中にある「小さな日本」を感じた・・。

他、カナダと日本の文化の違いを感じたこと

他にもいろいろ、

ああ、私は日本ではこれを当然のように自分がやっていたけど、カナダではしなくていいんだなぁ

と思ったことが、何度もある。

例えば・・
  • 男性と女性が店や家に一緒に入ろうとするときは、男性がドアを開ける。
  • 車の運転席に男性が座る場合、女性が助手席に乗り込むときは男性がドアを開ける。
  • エレベーターに男性と女性が乗り合わせたら、ドア開閉のボタンを押したり最後にエレベータを降りるのは多くの場合が男性。
  • 女性が重い荷物を持っていたら、頼まなくても男性が持ってくれる。
などなど。
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実際、バンクーバーで「カナダ人の彼氏と日本人の彼女」という組み合わせのカップルはめちゃくちゃよく見たが、逆の組み合わせは数えるほどしか見たことがない。

その理由の一端は、こんなところにもあるのでは・・と思った。
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カナダ人の友達ができるようになると?

私はもともと、カナダのバンクーバーでワーホリ留学を始めた当初は、語学学校(ESL)に3ヶ月通って英語を勉強していた。

だけど、卒業する頃になっても自分が「英語を話せている」という気がしない。

学校の中で「留学生の英語に慣れているネイティブの先生」「自分と似たような発音や文法のミスをする日本人や韓国人の留学生」となら話せるし、友達にもなれる。

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でも学校を一歩「外」に出ると、ネイティブとは話が続かない。
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続かないどころか、見下されたような態度を取られたり、

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カフェでコーヒーを一杯注文するのすら緊張の連続だった。
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注意
海外で語学学校に通って英語を勉強しても、内容自体は日本の学校の英語の授業と変わらない。

クラスメートが10~15人もいる①グループレッスンだから授業内で話すチャンスはなかなかなく、大半の時間は先生の講義を②リスニングし、教材を使って③単語や文法を暗記する「①+②+③=日本式の英語の勉強」で、違うのは授業が全て英語で進むということくらいだった。

語学学校(ESL)の授業イメージ

語学学校(ESL)の授業イメージ

だから3ヶ月やそれ以上学校に通っても、英語が「思ったほど話せない」と悩んでいる人にたくさん出会った。

「海外で英語を勉強しても話せるようにならないなんて信じられない」と思う人は、ぜひ「ワーホリ 失敗」や「留学 失敗」でググってみてほしい。

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悩んでいた時、知り合いからマンツーマンレッスンで英語を教えている先生がいると聞き、その先生のレッスンを受けるようになった。

そしてそのレッスンでは、語学学校の授業とは違い、英語の「文化」から学ぶようになった。

文化(culture)とは?
人々の考え方や価値観・行動パターン・ライフスタイル・人と人との関係性など。
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するとそれまで1人もいかなった現地の友達が徐々にできるようになっていった。
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2018年11月27日

カナダで初めて学んだ「レディースファースト」の意味

さて、冒頭のディナーの次の日、マンツーマンの英語レッスンで、私は早速その話を先生にした。

補足
レッスンでは毎回テーマなどは決まっておらず、自分が話したいことだけを、レッスンで習う「ネイティブみたいに自然で大人っぽい英語を話すための英語の話しことば」などを使いながら、しゃべることができた。
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すると
先生
なるほど、、いい機会なので、今日は「Ladies first」についてのレッスンをしましょう。

まず聞いてみたいのですが、Canaさんは「Ladies first」の意味を知っていますか?
と聞かれた。

私はそれまで「レディースファースト」の意味など深く考えたことがなかったので、

Cana
え、え〜と・・何て言ったらいいんでしょう・・

なんとなく、女性をリスペクト(Respect)するっていう感じ? ですかねぇ・・

としどろもどろ答えた。

すると

先生
う〜ん、 Respectとはまた違いますかねぇ。

「Ladies first」というのは、
「Take care of Ladies」ということです

と先生。

Take care of Ladies = 女性を世話する、大事にする、注意を払う
Cana
Take careか・・ ふ〜む、なるほど。そういう意味だったんですね
と感心していたところ
先生
カナダは日本に比べたらずっと「Ladies first」だとは思いますが、基本的に北米は「Buddy(バディ:相棒、友達) Culture」 と言えると思います。

男女平等の意識がより強いです。

ちなみにヨーロッパはカナダよりもっとずっとLadies firstですよ。

もしカナダで「Ladies first」と感じるなら、Canaさんはヨーロッパに行ったら自分はお姫様になったみたいに感じると思いますよ!

とのことだった。

日本はレディースファーストどころか「メンファースト」

さらに、学生時代に日本に留学していたことがあり、日本語もペラペラかつ日本の文化も良く知っている先生からは

先生
日本は世界でも珍しい「Men First(メンファースト)」の国だと思いますね
と、何とも衝撃的なことを言われた。
補足
私がカナダでワーホリ留学中にマンツーマンレッスンで英語を習った先生は、オーストラリアのメルボルン大学でLinguistic Science(言語教育科学)という学問を修め、言語学の2つの学位を取得した英語学習の専門家で、

①Applied Linguistic Science with the specialty of Methodology of Teaching Foreigner Languages (応用言語教育科学 外国語教育方法論):母国語と同等か、それに近いレベルに短期間で外国語でも到達するための教育法。

②Psycho-Linguistic(心理言語学):人がとくに新しい言語を習得する際の心理的葛藤(カルチャーショックやホームシックなど)や、言語の認知処理等、言語と心理的な側面を結びつきを研究する学問。

大学で学んだことを基に、通常はカナダやアメリカなどの主に多民族国家で、子どもを対象に行われているイマージョン・プログラム(Wikipedia)を応用して「大人が短期間で外国語を習得するための学習法」を開発し、教えている。

だからこの英語の勉強の仕方は、先生のレッスン以外では学ぶことができず、レッスンは「暗記なし・教材なし・宿題なし」で英語を「経験」して「慣れ」ながらスピーキングを伸ばすことにフォーカスした内容になっていた。

レッスンの一環で行った、アメリカ言語冒険旅行

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そして先生は、海外に行く「前」、そして海外に着いてからも日常会話にも自信が持てず悩んでいるワーホリメーカーや留学生を助けるため
英語の暗記(インプット)ではなく「話すこと(アウトプット)を重視した英語学習プログラム」

ワーキングホリデーや留学の「サポート」
が1つになった『留学エージェント』をカナダに設立。

先生自身は英語・日本語・中国語・スペイン語・ロシア語・ポーランド語の6カ国語を話すマルチリンガルで、母国語である英語以外はすべて自身が確立した学習法を使って習得したということだった。

また大学時代に文部科学省奨学金留学生として筑波大学で交換留学していたこともあるため日本の文化にもかなり詳しく、大学卒業後に早稲田大学や東京外国語大学で言語教育の講演をしたこともあるらしい。

英語マンツーマンレッスンの様子

いつもレッスンを受けていたバンクーバーのカフェ

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Cana
メンファースト!? 

そんな言葉、初めて聞いたんですが・・

しかし考えてみると、たしかに日本では女性が店のドアを開けることがよくあるし、エレベーターのボタンを率先して押すのも大体の場合女性だし、料理を取り分けるのもまず女性だし、酒の席でお酌をするのも「女性の役割」という空気がある。

(そんでもってもし女性がこれをしない場合、「気が利かない女」という烙印を押されること必至・・。)

日本で生まれて20年以上暮らしてきた自分にとっては、それが「当たり前」すぎてほとんど意識することもなかったが、言われてみればたしかに日本は「メンファースト(男性優位)≠ 男尊女卑」の社会だなぁと感じた。

補足
世界経済フォーラム(WEF)が、世界各国の男女平等の度合いを調査した「ジェンダー・ギャップ指数」(2017年版)でも、日本は114位。一方、カナダは16位。

・日本経済新聞(2017/11/2)
日本114位、過去最低 世界の男女平等ランキング

・World Economic Forum
The Global Gender Gap Report 2017
(全ランクはPDFでダウンロードできる)

まとめ

日本では、大皿の料理を取り分けたりお酒を注ぐことは「女性の役割」かもしれない。

でもカナダでは男性が率先してそれをしていたのが私にはカルチャーショックだった。

日本人がカナダに行って、とくに男性が「女性が料理を取り分けたり男性にお酒を注ぐのが当たり前」だと思っていると、驚かれるどころか大きな反感を買うことさえある。

自分にとっての「常識」は、場所が違えば「非常識」になる。

私はカナダでワーホリ留学する中でそんなことを学んだ。

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ABOUTこの記事をかいた人

加奈(Cana)

大学を卒業後、就職して働き始めるも学生時代から興味があった海外生活への興味が高まり、カナダのバンクーバーでワーキングホリデーを経験(2012年)。
現在は都内企業で英語を使う仕事をしています。
始めはカナダでも「日本式の英語の勉強=単語や文法の暗記」をしていたのですが、これで本当に英語が話せるようになるのか不安でした。 また周りにも同じように英語で悩んでいるワーホリメーカーや留学生がたくさんいました。 自分はワーホリに行く前「海外で生活したのに英語が話せない」という【ワーホリの定番】はしたくないと思っていたので、滞在中に書いていた日記をもとにこのブログを作りました。
趣味は、読書とハイキングと風景写真を撮ったり見たりすること。バンクーバーはとてもフォトジェニックな街だと思いました。