カナダ留学中、誕生日パーティに招待された時に感じた日本(日本語)とカナダ(英語)の文化の違い。
日本ではプレゼントを渡す時に謙遜して「つまらないものですが」とよく言うが、これを文化の違う国で言うと要らぬトラブルを招く可能性がある。
ある特定の集団における人々の考え方や価値観、行動パターン、ライフスタイル、そして人と人との関係性のこと。
カナダで誕生日パーティーに参加
バンクーバーのCondominium(高層マンション)内のパーティルームで開かれたその誕生会には、カナダ人・日本人・中国人・メキシコ人・スペイン人・ロシア人などなど、多国籍都市のバンクーバーらしく色々な国籍の人が30人ぐらい来ていた。
1人ずつ「おめでとう」と言いながら
Happy birthday! I made this today. Sorry.
(誕生日おめでとう! これ今日作ったんだよ。((つまらないもので))ごめんね)
と言いながら、手作りらしいパウンドケーキを渡した。
するとケーキを渡されたパーティの主役(カナダ人)が
ええっ、何で謝るの? 毒でも入ってるの? 食べても大丈夫ですか!?
とおどけた調子で言うではないか。
一同爆笑だった。
文化の違いがトラブルを起こす可能性
私には日本人男性が「Sorry」と言った理由がよくわかったし、そこにいる人たちも大体、日本人の友達がいたり職場に日本人がいたりして日本人は丁寧で腰が低いということを知っている人たちだったから、みんな笑っていた。
だけどもしプレゼントを渡された方が日本の「文化」を全く知らない人だったら、
何で謝らないといけないようなものを自分にくれるのか?
と思われ、気まずくなってしまう可能性もある。
「Sorry」の多用は日本語の文化
それでなくても、他の国の人たちに比べて日本人はSorryと言うことが多い。
私がカナダでワーホリ留学を始めた頃に一番使っていた英単語も、間違いなく「Sorry」だったと思う。
それを無意識に英語に直訳して
例えば人に道を聞く時など
しかし英語の「文化」の中では、むやみやたらに謝ると卑屈に聞こえたり、謝るということは何か悪いことをしたのではないか?と思われてしまうこともあるので注意した方が良い。
英語圏の文化で「Sorry」を多用しないのは、日本に比べ訴訟に発展するリスクが大きいからだと聞いたことがある。
まとめ
一般的に英語の「文化」では、「謙遜」よりも
だからプレゼントを渡すような時は、

この時は、皆が「謙遜」という日本の「文化」を知っていたことと、「Birthday Boy(主役)」のジョークで場が一瞬で和み、その後も楽しい会となった。
(あなたに素敵なプレゼントがあるよ!)