カナダでワーホリ中にボランティアをした話

夕どきのカナダプレイス

夕どきのカナダプレイス

カナダのバンクーバーでワーホリ中、語学学校(ESL)に通っていた頃のこと。

英語力にはまだまだ不安があるし、同じ留学生のクラスメイトと話していてもたまに聞き取れないしよく聞き返される、くらいのレベルだったけれど、「このまま漫然と学校に通っていても何も変わらない」と思い、ボランティアをしようと思いたった。

私は大学時代に子どもが参加するキャンプのお世話をするボランティアをしていたこともあり、ボランティアという発想はわりと自然に浮かんできたのだった。

そして私はアートも好きなので、バンクーバーにあるギャラリーを片っ端から調べ、小さなギャラリーがちょうどボランティアを募集していたのでメールを送ってみた。

すると「今週末ギャラリーで説明会があるので来てください」という返信があり、喜び勇んで参加した。のだが・・

カナダでボランティア説明会に参加するも英語がわからない

平日の夕方から始まった説明会には、スタッフのカナダ人女性2人に、もう1人ボランティアの希望者がいた。「インドから移住してきて、大学でアートを学んでいる」という男子学生だった。

すぐにそのギャラリーについて、またボランティアの業務などについての説明が始まったのだが、

・・・何を話しているのか、わからない・・・。

大学生は時折質問をしたりしているが、私には彼が何を言っているのかもわからないし、質問なんてとてもとても・・・

きっと2人のスタッフも、英語を理解しない私の様子に気がついていたと思う。

なので全ての説明が終わった後、私はスタッフの一人に近づいて尋ねた。

Cana
たぶんもうおわかりだと思うんですが・・・私バンクーバーにはもう2ヶ月くらいいるんだけれど、まだ全然英語がわからないし話せなくて・・・
私本当にここでボランティアしてもいいんでしょうか?

と恐る恐る聞いてみた。(もちろんつっかえつっかえ、カタカナ発音で。)

するとその人は

Yea, I know your English is not so strong.
(ええ。あなたの英語がそんなにうまくないのはわかってるわ)

でもあなたは今、英語を勉強中なんでしょう? きっとこれからうまくなるはず、大丈夫よ。

と言ってくれた。(たぶん彼女は私に向かっては普段よりゆっくり話してくれた。)

補足
こんな風に、外国人の下手な英語に対しても親切に接してくれるカナダ人はわりと多い。
でももちろんこちらが英語ができないとわかるや、冷たくされたり笑われることもある。

バンクーバーでワーホリ中、英語を話すと笑われていた理由

2018.09.14

カフェでコーヒーを注文するときに重要な英語は○○だけ

2018.06.17

不安はあったが、とにかく私はめでたくそこで2週間に1回、ボランティアをすることになったのだった。

アートギャラリーでボランティアが始まったが・・

ボランティアの仕事は、床をほうきで掃いたり、近所のカフェが消費期限間近のパンを無償で提供してくれるのでそれを切って冷蔵庫に入れたり、食器を洗ったり、あとは来客がある度に応対をする、ということだった。

実際に始まってみると、滅多に来客はなく、しかもそれは英語が達者な別のボランティアかスタッフの人が対応するので、私はいつも掃除と食器洗いを済ませた後は(他にすることがないので)ギャラリーにある画集を眺めたりしていた。

説明会の時にもいたもう一人のスタッフの女性と私は毎回シフトが同じで(スタッフ側で私の英語を考慮して、そうしてくれたのかもしれない)、彼女も親切に私に何かと話しかけてきてくれたから、(ただし話はあまり噛み合っていなかったけれど)私はそこでのボランティアが結構好きであった。

ところが、2回目か3回目のボランティアのとき、掃除をしながらふと壁に貼られていたシフト表を見ると、翌月の欄のところに、私の名前が、ない。
そこでスタッフに、

Cana
シフト表に私の名前がないんですが・・
と聞いてみると、

あら、ほんと? ちょっと見せて。
・・ほんとね。まあ名前がなくても来たらいいわよ!
2週間後またいらっしゃいよ。

と言ってくれた。

そこで2週間後、またそのギャラリーに行ってみた。

そうしたら、そこにはすでに別のボランティアがいた。

「ああこれは私がいても役に立てることはないな」と、私はそこでやっと気がつき、そこに行くのをストップした。

再度ボランティアに挑戦!もまた失敗・・

ちょうどそのころ、語学学校(ESL)の3ヶ月が終わった。

学校を卒業したはいいが英語を話せているという気がせず、私は知り合いから聞いてマンツーマンの英語レッスンを受けるようになった。

レッスンの帰り道だったのかは忘れたが、ある日たまたまダウンタウンを歩いているとき、バンクーバーで開催されるイベントでボランティアを募集しているという広告を見つけ、少しずつ自分の英語に自信もついてきていたので、応募してみた。

留学して英語ペラペラになったと思えた瞬間

2018.08.07

メールで何度かやり取りをして、ボランティアをすることがすんなり決まり、当日行ってみるとボランティアが20人ほどおり(その中にアジア系は私と、もう一人韓国人の女性だけだった)、説明を受けて、私は会場入り口に立ってチケットを切る係になった。

開場前に、一人でそこに立って時間が来るのを待っていると、マネージャーが来て、

まだ中が準備できてないから、お客が来ても中に入れないように

と言った、ようだ。

というのも、私は彼女が何と言ったのか理解していなかった。

しばらくしてもう一人のチケット係が私の横に立った直後、第一号のお客がやってきた。

お客が

まだちょっと早いけど、入れる?

と聞き、もう一人が

もちろん。さあどうぞ。

と扉を開けてお客を中に入れた。

私は、「あれ?もう入ってもらってよかったんだっけ?」と思いつつ、何も言わなかった。

するとそれから数分後マネージャーが再度やってきて、

あなた! まだお客さんは入れないようにって言ったじゃない!!

と、怒られた。

ああ~・・やってしまった。

英語を使って働くどころか、自分の英語力は、カナダでボランティアをするのさえ難しいのだ・・と悲しくなった。

翌日レッスンでそのことを先生に話すと、

先生
Canaさんは完璧主義なんですね。
日本でボランティアしてた時は、失敗したことなんてないんですか?
と言われた。

言われてみれば、私は日本でもたくさん失敗をしていた。

大学生の時していたボランティアでは、子ども達を喜ばせるためにボランティアメンバーで出し物をしたのだが、変装用のカツラをかぶり忘れたり、スケジュールを間違えて別の場所に行ったり、子どもと一緒に踊るダンスの振り付けを間違えたり。。

子どもは喜んでくれたが、日本でもダメダメだった、のだった。

私はめげずにカナダでもボランティアに挑戦し続けた。

なぜなら、英語は「暗記」ではなく「経験」することが重要なのだと、レッスンを受ける中で学んでいたから。

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ワーホリ中のボランティア経験も履歴書に書ける

そして、バンクーバーでワーホリを始めてもうすぐ1年が経つ、という頃。

もうとっくに英語のマンツーマンレッスンは終えていて、私はバンクーバーの、アートギャラリーとはまた別のアート関係の団体でちょくちょくボランティアをしていた。

何度目かのボランティアの時、既に顔見知りになっていたその団体のトップと互いの近況を話したりしていたら、トップから

Canaはよくうちの活動に参加してくれているよね。
もしよかったら、来年からうちのBoad Member(組織を運営・企画したりする役員)になってくれない?
きっといい経験になるよ。
レジュメ(履歴書)にも書けるしね。

と、言われた。

私は心の中でガッツポーズをしていた。

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ABOUTこの記事をかいた人

加奈(Cana)

大学を卒業後、就職して働き始めるも学生時代から興味があった海外生活への興味が高まり、カナダのバンクーバーでワーキングホリデーを経験(2012年)。
現在は都内企業で英語を使う仕事をしています。
自分がワーホリに行く前、 「海外で生活したのに英語が話せない」という【ワーホリの定番】をしたくないと思っていたので、滞在中に書いていた日記をもとにこのブログを作りました。
趣味は、読書とハイキングと風景写真を撮ったり見たりすること。バンクーバーはとてもフォトジェニックな街だと思いました。
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