英語文法を大人が勉強するなら?まず〇〇すること

カナダのトロント大学

カナダのトロント大学

大人が英語の文法を勉強するとき、やたら教科書や参考書を読もうとするのは遠回りになる。
がむしゃらにそれらを読むよりも、まずは最初に自分が勉強していることを「理解すること」。
それをカナダのバンクーバーで留学中に学んだ。

カナダ・バンクーバーのイングリッシュベイ

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2019年2月25日

大人が英語文法をマスターするのに必要なことは?

カナダで留学中にマンツーマンの英語レッスンプログラムで英語を習っていた時、「教科書もノートも筆記道具もなしで英語をマスターした」と言うとよく驚かれたのだが、これはそのレッスンを受けることに決めてから始まった、第一回目のレッスンでのこと。

バンクーバーのダウンタウン(中心部)にある図書館で受けた体験レッスンの時に、

先生
レッスンにノートは不要ですよ
と言われていたので、私はノートを持っていくことこそしなかったけれど、小さなメモ帳とペンを「一応」持って行った。

なぜなら

語学の勉強で筆記用具を使わない
なんて、私はそれまでに経験したことがなかったから。

日本で学生だったときも、バンクーバーではじめ語学学校(ESL)に通っているときも、「授業中にノートを取らなくていい」など言われたことがなかった。

・・というかむしろノートを取らないと怒られた。

なので、今回「ノートは不要」と言われても、何かを習う時に一切ノートを取らないというのはやっぱりどうしても不安だった。

だから第1回目のレッスンで、 私は先生が話し始めるやいなやペンを取り、メモ帳を広げた。

ひたすらメモ帳を見ながら、先生が話すことを全て書き取ることに必死になっていた。

何分かして、

Cana
あっ、今何て言いましたか?
I couldn’t catch it.(聞き取れなかったです)
と言ったとき、ついに先生がこう言った。

先生
Canaさん、さっきから何をしているのですか?
と。

Cana
えーと何って・・。ノートを取っているのですが・・。
先生
そうですか。では聞きますが、自分が今何についてノートを取っているのか、分かっていますか?
Cana
・・・分かりません。(その時私は先生が何を言っているかを聞くことよりも、書くことに必死になっていたのだから。)

・・・分からないからこそ、書くんです。

先生
でも自分で何を書いているのか分からないのに、一体何のために書くのですか?
Cana
えっと・・後から見返して確認するために、です。

今は分からなくても、後で読み直して理解するために、です。

私の場合、書かないと覚えられないので。

先生
Ok わかりました。
書かないと覚えられないのですね?
だけどその、書いて後から覚えるという勉強の仕方は、Canaさんが今までずっとやってきた英語の勉強の仕方ではないですか?
その勉強の仕方で、英語が話せるようになりましたか?

英語が使えるようになりましたか?
Cana
・・・(首を振る私)
先生
だとしたら、今何を書いているのか分からないままにノートを取って、後から見直して、それで初めて理解するよりも、
今ノートを取ることを止めてまず理解することに集中した方がいいんじゃないでしょうか?
Cana
えーとでも・・ノートを取ってないと、絶対忘れてしまうと思うんですが・・・
と、なおも言う私に先生は言った。

先生
Canaさん。本当に理解したら、忘れることはないですよ。
と。

私はそれでもやっぱり不安だったが、先生がそう言うからにはそこでひとまずメモ帳を閉じることにした。

メモ帳ではなく、先生の顔をちゃんと見て話を聞くことにした。

はじめに「理解」をするということ

本当に理解したら、忘れることはない。

私がそれを実感したのは文法を習った時だった。

以前にも書いた通り、英語の文法というのは、動詞の形(原型かbe+ingか、時制が入るかどうかなど)によって、パズルのように意味が決まってくる。

数学(算数?)の公式では

1+1=2
であって、答えは3でも4でもないように、
英語にも公式があり、それによって導き出される答え(意味)はいつも一つ。

だから

問題
① I study English.
② I am studying English.
③ I am always studying English.

④ I am going to study English tomorrow.
⑤ I will study English tomorrow.
の5つの文の意味の違いも、習った瞬間一気に明確になった。
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そうやって習った瞬間に「本当に理解できた」ものは、その瞬間から使えて、しかも「忘れない」のだった。

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理解しないままに得た知識は忘れてしまう。

でも理解してから得た知識は、忘れない。

そのマンツーマンの英語レッスンプログラムでは、語学学校の勉強とは違い、英語の「文法」や「単語」だけでなく
英語の「文化」や、

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世界中のどの言語にも共通して存在しているが、教科書にも辞書にも書いてなく、学校や親から教えられることもない。こどもから大人へと成長する過程で、周囲の人々の会話を見聞きする中で自然に学び、いつのまにか意識することもなくしている「話し方のパターン」のこと。
例えば次に何を言うべきか考えながら日本語で「ええと・・」と言ったりするが、英語でも同様に「 Well..」と言ったりする。
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なども「暗記なし・教材なし・宿題なし」で、最初に「理解する」方法で学ぶようになった。

すると、学校に通ったのと同じ3ヶ月で、
今度は現地の人と楽しくおしゃべりしたり、ネイティブの友達ができたり、

あなたの英語は日本人ぽくない

と言われたりするようになっていた。

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だから私は帰国後、英語「で」勉強することはあっても、英語「を」勉強したことはない。
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それでも帰国してしばらくして受けたTOEICではほぼ満点の970点が取れた。

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補足
私がカナダでワーホリ留学中にマンツーマンのレッスンプログラムで英語を習った先生は、オーストラリアのメルボルン大学でLinguistic Science(言語教育科学)という学問を修め、言語学の2つの学位を取得した英語学習の専門家で、

①Applied Linguistic Science with the specialty of Methodology of Teaching Foreigner Languages (応用言語教育科学 外国語教育方法論):母国語と同等か、それに近いレベルに短期間で外国語でも到達するための教育法。

②Psycho-Linguistic(心理言語学):人がとくに新しい言語を習得する際の心理的葛藤(カルチャーショックやホームシックなど)や、言語の認知処理等、言語と心理的な側面を結びつきを研究する学問。

大学で学んだことを基に、通常はカナダやアメリカなどの主に多民族国家で、子どもを対象に行われているイマージョン・プログラム(Wikipedia)を応用して「大人が短期間で外国語を習得するための学習法」を開発し、教えている。

だからこの英語の勉強の仕方は、先生のレッスン以外では学ぶことができず、レッスンは「暗記なし・教材なし・宿題なし」で英語を「経験」して「慣れ」ながらスピーキングを伸ばすことにフォーカスした内容になっていた。

レッスンの一環で行った、アメリカ言語冒険旅行

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そして先生は、海外に行く「前」、そして海外に着いてからも日常会話にも自信が持てず悩んでいるワーホリメーカーや留学生を助けるため

  • 英語の「暗記」ではなく「話すこと」を重視した英語学習プログラム」

  • ワーキングホリデーや留学の「サポート」

が1つになった『留学エージェント』をカナダに設立。

当時は先生が1人で教えていたが、今は複数の先生方がいて、カナダ(バンクーバー)だけでなく、オーストラリア(シドニー)フィリピン(セブ島)での「現地レッスン」、さらにSkypeを使って世界中どこからでもレッスンが受けられるようになっている。

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また先生自身は英語・日本語・中国語・スペイン語・ロシア語・ポーランド語の6カ国語を話すマルチリンガルで、母国語である英語以外はすべて自身が確立した学習法を使って習得したということだった。

大学時代に「文部科学省奨学金留学生」として筑波大学で交換留学していたこともあるため、日本の文化にもかなり詳しく、大学卒業後に早稲田大学や東京外国語大学で言語教育の講演をしたこともあるらしい。

英語マンツーマンレッスンの様子

いつもレッスンを受けていたバンクーバーのカフェ

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カナダで英語の勉強方法が変わった

私はそれまで、

何を書いてるかはわからないけれど、 とりあえず書いておいて、後から見直して覚える
それが「勉強」であり、覚えることがイコール理解することだと思っていた。

日本で学生だった頃は、先生が黒板に書くことを理解せぬままに丸写しをして、テストの前になって初めて読み返す(暗記する)ということをよくしていた。

それでその時は理解したような気になって、テストでも書ける(使える)のだが、でもそうやって覚えたはずのことは、テストが終わるとすぐに忘れた。

バンクーバーで語学学校(ESL)に行っていたときも、やっぱりテキストやノートに先生が黒板に書くことや言うことを逐一メモをして、テストのために暗記して、テストが終わればもう使えない・・。

だから例えば、語学学校の「中」であれば

留学生の英語に慣れているネイティブの先生
自分と似たような発音や文法のミスをする日本人や韓国人の留学生
となら話せるし、友達にもなれた。

けど授業中もペラペラ喋る南米やヨーロッパ、メキシコなどからの留学生とは仲良くなれない。
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学校の「外」で出会うネイティブともまるで話が続かない。
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続かないどころか、見下されたような態度を取られたり、

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カフェで注文していても、なぜか冷たくあしらわれたり・・。
カフェ写真

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学校に3ヶ月通った後は英語を使う仕事がしたい

と思っていたのだが、勇気を出して挑戦した無給のボランティアでさえ、英語力が足りずにすぐクビになった。

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注意
海外で語学学校に通って英語を勉強しても、内容自体は日本の学校の英語の授業と変わらない。

クラスメートが10~15人もいる①グループレッスンだから授業内で話すチャンスはなかなかなく、大半の時間は先生の講義を②リスニングし、教材を使って③単語や文法を暗記する「①+②+③=日本式の英語の勉強」で、違うのは授業が全て英語で進むということくらいだった。

語学学校(ESL)の授業イメージ

語学学校(ESL)の授業イメージ

だから3ヶ月やそれ以上学校に通っても、英語が「思ったほど話せない」と悩んでいる人にたくさん出会った。

「海外で英語を勉強しても話せるようにならないなんて信じられない」と思う人は、ぜひ「ワーホリ 失敗」や「留学 失敗」でググってみてほしい。

バンクーバーのLooout(展望台)

何カ国ワーホリしても英語ができない人の特徴

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カナダ・バンクーバーのランニングコースから見える風景

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まとめ

それまでの私がしていたことを整理すると、

①メモをとる。(何についてなのか分からないままに・・)
②暗記する。(丸暗記だから応用はきかない。そしてすぐ忘れる)
③理解する。(理解した「つもり」にはなっている)
④使う。(直後のテストでだけ、使える)
ということになる。

けどまず最初に「理解すること」から入れば、そのプロセスは
①理解する。
②使う。
・・これでおしまい。

自分で何を書いているのかもわからず、「後から見直して考え直す」ためだけにノートをとるなんてことは非効率であり、最初に「理解」をしてからノートを取った方が、何倍も何十倍も効率が良い。

ずっと時間が短縮される、かつ、忘れないというオマケもついてくるのであった。

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補足
私がカナダで受けていたマンツーマンの英語レッスンプログラムは、私がワーホリ留学していた頃は先生が1人だけで教えておられましたが、現在は「英語学習」「ワーホリや留学のサポート」が1つになった『留学エージェント』をカナダに設立され、英語を勉強しているのに英語が話せるようになっていない方のためのレッスン(「Rescue English」プログラム)をしておられます。

そのため今は先生の他にも日本人カウンセラーさんや複数の先生方がおられ、Skypeを使って世界中どこからでも受けられるようになっています。


家にいる時間を有効に使って、英語を実践的に話す方法を学び、上達させていくことができます。

留学中に英語のスピーキングが最短時間で上達した勉強方法!

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2018年6月13日

Skypeで受ける英語レッスンは全部で120時間。

120時間で英語の「初級」から「中級」・「上級」レベルに確実に到達するため、Skypeを使ってカナダから先生が随時チェックしてくださいます。

飛行機と空の写真

留学と英語レベルの関係!ESLと各段階の意味

2018年8月9日

詳しくは下の記事をご参照ください。

ワーホリ3ヶ月で英語ペラペラになった!勉強方法【保存版】

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2018年7月27日
lesson-in-japan画像
ご興味のある方は「はじめに」のページに記載の方法からご連絡ください。
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ABOUTこの記事をかいた人

加奈(Cana)

大学を卒業後、就職して働き始めるも学生時代から興味があった海外生活への興味が高まり、カナダのバンクーバーでワーキングホリデーを経験(2012年)。
現在は都内企業で英語を使う仕事をしています。
始めはカナダでも「日本式の英語の勉強=単語や文法の暗記」をしていたのですが、これで本当に英語が話せるようになるのか不安でした。 また周りにも同じように英語で悩んでいるワーホリメーカーや留学生がたくさんいました。 自分はワーホリに行く前「海外で生活したのに英語が話せない」という【ワーホリの定番】はしたくないと思っていたので、滞在中に書いていた日記をもとにこのブログを作りました。
趣味は、読書とハイキングと風景写真を撮ったり見たりすること。バンクーバーはとてもフォトジェニックな街だと思いました。
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