ワーホリで英語が伸びない5つの原因&上達するには?

海外で英語に悩んでいる人

「海外で1年も暮らせば英語が上達するはず」という考えは、けっこう危険。

自分もワーホリする前はそんな期待をもっていたが実際行ってみると「思ったほど英語が伸びない」「失敗した」と悩んでいる人が多くいた。

私も現地で悩んだが最終的には1年のワーホリ留学で英語が習得できたし、帰国後TOEICは970点だった。
ここでは自分がカナダで見聞きした経験も踏まえ、「ワーホリで英語が伸びない原因とその対策」について書いてみたい。

ワーホリで英語が伸びない理由

まず「海外に行きさえすれば英語は伸びる」と思っている人には、日本人ワーホリメーカーの大半は、「思ったほど英語が話せないまま帰国している」という事実を知ってもらいたい。

なぜそんなことになっているのかというと、あまり大きな声では言われない、次のような現実があった。

①日本でしてきた英語の勉強を海外でくり返す

英語の教科書が山づみ

まず意外と知られていないのが、「海外で英語を勉強する」と言っても、語学学校(ESL)に通うと、日本の中学や高校で6年かけて散々してきた英語の勉強を海外でもくり返すことになるということ。

語学学校で受ける授業
  • 「先生1人」に対して「生徒が10〜15人」いる集団授業で
  • 大半の時間は教科書を使って単語や文法やイディオムを暗記し
  • あとは先生の話を聞いている

日本の学校の授業と違うのは、「先生がネイティブであり、授業がすべて英語で進むこと」くらい。

私もカナダではじめは学校に通って英語を勉強していたからわかるのだが、

学校に通って英語を勉強したのに、スピーキングが伸びなかった。

ずっと英語を勉強しているのに話せない。一体どうすれば話せるようになるのか、全然わからない

と嘆いている日本人留学生やワーホリメーカーに、カナダでめちゃくちゃたくさん出会った。

注意
ただこういうことは、留学エージェントはまず教えてくれない。
「海外で英語を勉強しても話せるようにならないなんて信じられない」と思う人は、ぜひ「ワーホリ 失敗」や「留学 失敗」でググってみてほしい。

学校には「スピーキングのクラス」もあったが、しかし60分のスピーキングの授業時間があったって、10人以上のクラスメイトの人数で割れば、1人当たりの持ち時間は数分になる。

私はカナダで3ヶ月学校に通ったが、卒業するころになっても「自分が英語を話せている」とは思えなかった。

でも今考えると、日本ですでに6年かけて話せるようにならなかった勉強を、海外でまたくり返しても、話せるようにならないのは当然だった。

②日本人同士でルームシェア

海外でつるむ留学生イメージ

イメージ

海外で語学学校に通って知り合うのは、自分と同じように英語を勉強しているワーホリメーカーや留学生(ほとんどが日本人と韓国人)に限られる。

補足
パンフレットの写真では、世界各国からの留学生が一緒に勉強しているような印象を受けたが、実際に行ってみると生徒の90%は日本人か韓国人だった。
これは何も私が通っていた学校に限らず、バンクーバーなどの日本人がよくワーホリ留学する海外の都市では、だいたいどこも同じような状況らしい。

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英語のネイティブは語学学校で英語を勉強したりしないから、学校には英語の先生以外にネイティブはいない。

またヨーロッパや南米からの留学生は、日本人や韓国人とは違って「英語でミスをしてはいけない」「英語で話すのが恥ずかしい」などとはまったく思っていないため、文法がめちゃくちゃだろうが、なまりがひどかろうが、授業中おかまいなしに発言する。

一方、日本人や韓国人は、授業中ほとんど発言しないから、「静かでシャイ」だとよく言われる。

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そのため校内でも、だいたい同じ国籍の者同士で固まり、グループができている。

そうなると必然的に入ってくる情報も「日本人同士で暮らすシェアハウスの情報」だったり、「日本語を使う職場(ジャパレスなど)」に限定される。

③職場も日本語環境

sushi restaurant
英語を使って働こうにも、英語力が足りないために面接を受けても受からなかったり、そもそも面接にたどり着くこともできなかったり。

バンクーバーのような都市には、ジャパニーズレストラン(ジャパレス)などの飲食店でサーバー(Server:接客する人)や、皿洗いなど、日本語をメインに使う/ほぼ会話を求められない仕事もたくさんある。

だから英語力に自信のない人でも、仕事を見つけること自体は難しくない。

ただしそうなると足元を見られるので、給料も最低賃金すれすれだったりする。

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④必然的にいつも日本人同士でつるむ

学校のクラスメイトは日本人が多いから日本人とつるんで、学校を卒業して働く職場の同僚もほぼ日本人&上司も日本人・・。

そうなると海外に住んでいるとはいえ、感覚としては日本にいるのと変わらない。

いつのまにか、海外にいるのに「自分のまわりは日本語環境」のできあがりである。

だからカナダで1年生活しても

英語が話せるようになってない・・

ネイティブの友達が1人もいない・・

と言う日本人ワーホリメーカーや留学生に出会うのは、全く珍しくなかった。

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⑤ワーホリ前の準備不足

pencils-and-notebook

そもそも私はカナダに着いて初めて、思っていた以上に英語がわからないこと、通じないことにショックを受けた。

「もっと英語を勉強してくるんだった・・!」と何度も後悔した。

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もちろん日本では出発前に、単語やフレーズやイディオムを覚えたりしていた。

だけどどんなにそれらを覚えても、海外に着いて、いざ英語で話すとなったとき、自分の口からスラスラ出てくるわけではない。

そもそも日本では中学と高校の6年かけて(大学も入れれば10年)、単語やフレーズやイディオムを覚えてきている。

だけどそれで英語が話せるようになる人は、1人もいない。

ワーホリや留学をする人が本来すべきことは、単語や文法やイディオムを覚えるよりも、日本にいる間から「英語の文化(人々の考え方や価値観・行動パターン・ライフスタイル・人と人との関係性のこと)」「大人っぽくて自然な話し方をするための英語の話しことば」を学ぶこと。

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その方がガムシャラに英語を暗記しているより、よほど早く短期間で英語を話せるようになる。

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最初から英語が話せれば・・
  • ワーホリを始めてすぐに英語を使う仕事を探したり
  • 興味のあるボランティアや趣味も英語で楽しめるし
  • 現地でネイティブの友だちだって作れる

海外で英語を伸ばすことができた勉強法

私はカナダのバンクーバーで3ヶ月語学学校に通い、平日の毎日、朝から夕方まで、それに放課後や週末までも使って英語を勉強していた。

でも学校を卒業する頃になっても自分が英語を話せているとは、まるで思えなかった。

当時はカフェでコーヒーを注文するのすら緊張していたし、学校の中で「留学生の英語に慣れているネイティブの先生」となら話せても、学校を一歩外に出るともう、ネイティブが何を言っているのかわからなかった。

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こんな状態で自分が英語環境の職場で働けるとはとてもじゃないが思えなかったし、また別の学校に通って英語を勉強しなくてはいけないのだろうか・・と、途方にくれていた。

そんな時、知り合いからマンツーマンレッスンで英語を教えている先生がいると聞き、そのレッスンを受けるようになった。

そのレッスンは、自分が今までしてきた英語の勉強とは全然違い、英語を暗記しなかったし、宿題もなかったし、教科書もなければ、授業中にノートをとることすらもなかった。

そして、そこで

単語文法だけでなく

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それに「大人っぽくて自然な話し方をするための英語の話しことば

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を全てマンツーマン(1対1)で学んだ。

英語マンツーマンレッスンの様子

カナダでのマンツーマン英語レッスンの様子(左の男性が私が習っていた先生)

そのレッスンは「英語を覚えること」ではなく「英語に自然に慣れ、英語を実際に使う経験をすること」を重視しているため、教室ではなく街中のカフェなどの、隣に現地の人たちが普通にいる場所で行われていた。

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レッスンを受けるにつれ、単語や文法だけを勉強していたときにはなかった、「自分が英語を話せているという感覚」が段々もてるようになっていった。

そして3ヶ月後には、ネイティブの友達ができていたし、初めて会う人から「あなたの英語、日本人っぽくないから日本人だと思わなかった」と言われるようにすらなっていた。

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また帰国後受けたTOEICでも、特に勉強することなく、970点が取れた。(満点は990点)
TOEICスコア

カナダで受けていたマンツーマンの授業
  • 先生1人に対して生徒は自分だけ!のマンツーマンレッスン
  • 暗記なし、教科書なし、宿題もなかった
  • つい先生の話に耳を傾けていると「もっと話して」とプッシュされた
補足
私がカナダでワーホリ中にマンツーマンレッスンで英語を習った先生は、オーストラリアのメルボルン大学でLinguistic Science(言語教育科学)という学問を修め、言語学の2つの学位を取得した英語学習の専門家で、

①Applied Linguistic Science with the specialty of Methodology of Teaching Foreigner Languages (応用言語教育科学 外国語教育方法論):母国語と同等か、それに近いレベルに短期間で外国語でも到達するための教育法。

②Psycho-Linguistic(心理言語学):人がとくに新しい言語を習得する際の心理的葛藤(カルチャーショックやホームシックなど)や、言語の認知処理等、言語と心理的な側面を結びつきを研究する学問。

大学で学んだことを基に、通常はカナダやアメリカなどの主に多民族国家で、子どもを対象に行われているイマージョン・プログラム(Wikipedia)を応用して「大人が短期間で外国語を習得するための学習法」を開発し、教えている。

だからこの英語の勉強の仕方は、先生のレッスン以外では学ぶことができない。 

先生は英語・日本語・中国語・スペイン語・ロシア語・ポーランド語の6カ国語を話すマルチリンガルで、母国語である英語以外はすべて自身が確立した学習法を使って習得したとのことだった。

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まとめ

カナダでワーホリ中、私は最初の3ヶ月は人と英語でコミュニケーションできなくて、悩んでいた。

でもその後、英語の勉強の仕方を変えてからは、レッスンの中で学ぶことをレッスンの「外」でも使うことで、自然に英語を伸ばしていくことができた。

ワーホリで海外に住めるのは1年間だが、自分の経験からも、その1年があれば英語ペラペラになることは十分可能だと思った。

そのためには、ワーホリに行く前から英語を準備し、海外では日本でしてきた勉強をくり返さないことが重要である。

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ABOUTこの記事をかいた人

加奈(Cana)

大学を卒業後、就職して働き始めるも学生時代から興味があった海外生活への興味が高まり、カナダのバンクーバーでワーキングホリデーを経験(2012年)。
現在は都内企業で英語を使う仕事をしています。
始めはカナダでも「日本式の英語の勉強=単語や文法の暗記」をしていたのですが、これで本当に英語が話せるようになるのか不安でした。 また周りにも同じように英語で悩んでいるワーホリメーカーや留学生がたくさんいました。 自分はワーホリに行く前「海外で生活したのに英語が話せない」という【ワーホリの定番】はしたくないと思っていたので、滞在中に書いていた日記をもとにこのブログを作りました。
趣味は、読書とハイキングと風景写真を撮ったり見たりすること。バンクーバーはとてもフォトジェニックな街だと思いました。
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